オーストラリアTAFE/専門学校留学情報
TAFE/専門学校留学とは?
オーストラリアのTAFE/専門学校留学を知ろう
公立の職業訓練専門学校であるTAFE(Technical and Further Education)と私立の専門学校は、職業に直結した実践的な知識、技術を提供し、即戦力としての人材を育成しています。職業的なレベルから大学進学のステップのコースまでと実に多彩なコースを選択することが可能です。
オーストラリアTAFE/専門学校留学の専攻分野
- ビジネス・経営(経済、金融、会計、マーケティング、貿易など)
- 通訳・翻訳
- 工学(エンジニア、IT、コンピュータなど)
- 医療(看護、福祉、介護など)
- 航空関係
- 観光
- ホスピタリティ(ホテル、観光、イベントなど)
- 調理
- デザイン・アート
- ナチュラルセラピー
- ビューティー
- メディア(コミュニケーション、情報など)
TAFE/専門学校留学のメリット
- 職業に直結する実践的な学習ができる
- 入学基準が低い
- 比較的に短期間で学位が取得できる
TAFE/専門学校留学の基礎知識
実践的な知識、スキルを習得
資格社会のオーストラリアでは、AQF(Australian Qualifications Framework)によって、オーストラリア高等教育機関で取得可能な資格・学位の基準が定められています。学術的な研究及び、専門的知識は大学で習得しますが、職業に直結する実践的な知識、技術は、VET(Vocational Education and Training)と呼ばれるTAFE/専門学校で習得します。短期間で実践的なスキルを取得できるので、既に第一線で働いている社会人たちも自分のキャリアアップやキャリアチェンジのために、多く専門学校に戻ってきます。
多種多様なコース
地域住民の税金で運営
オーストラリアのTAFE/専門学校では、ビジネス(会計、マネージメント、マーケティングなど)、ホスピタリティトラベルツーリズム、チャイルドケア、デザイン、美容、社会福祉をはじめ職業の数だけ専攻コースが存在すると言っても過言でないほどの多彩なコースが用意されています。
TAFEと専門学校の違い
TAFE | 私立専門学校 | |
---|---|---|
ロケーション | オーストラリア全土 | 主に主要都市部 |
キャンパス | キャンパスを持つ所が多い *1 | 主にビル内の都市型キャンパス |
学校規模 | 大規模 *1 | 小・中規模 |
オーストラリア人学生の比率 | 非常に高い | 学校によって異なる |
1クラスの人数 | 専攻によって異なる | 少人数制 |
選択科目数の多さ | 充実している | 学校によって異なる |
入学日 | 通常、年二回(2,7月) *2 | 多くの入学日を設定 |
コース期間 | 普通 | 短め |
付属の語学学校の有無 | あり | あり(学校によって異なる) |
*1:エリアによっても異なる
*2:エリア、コースによって多少異なる
資格を手に入れることができる
オーストラリア全土で幅広く認められている資格であるCertificate I~IV、Diploma、Advanced Diplomaを専門学校で履修できます。また、一部のTAFEや私立の専門学校では、学校内で提携大学のプログラムを実施しているところもあり、大学の学位とDiplomaの2つの学位を習得することも可能です。
TAFE/専門学校から大学への編入が可能
オーストラリアの柔軟な教育制度による大学進学への様々な進学経路のひとつである専門学校から大学への進学は、留学生にとって人気のパスウェイです。
その人気の最も大きな理由は、英語力の進歩に合わせて、無理なく学位のレベルを上げていくことができるためです。一般に学位のレベルが上がれば専門性が増し、より高度な英語理解力が留学生に求められます。その為、専門学校での期間は、単なる資格の習得として考えるのではなく、次のステップに進む前の準備段階として捉えることができます。また、TAFE/専門学校と提携した大学コースに入学する場合は、英語入学基準であるIELTS免除で入学、専門学校で取得した単位を1年~1.5年分まで認定され大学の2年に編入することも可能です。
大学に比べて入学条件が比較的緩いので成績や英語力が自信がなくても進学できるチャンス
通常、大学に入学する際に求められる英語の入学条件はIELTS 6.0以上ですが、TAFE/専門学校ではIELTS 5.5~6.0(*学校により異なる)で入学可能です。
一般的なTAFE/専門学校留学概要
資格・学位 | 履修期間 | 概要 |
---|---|---|
Certificate I | 4ヶ月~6ヶ月 | 初歩的な業務知識、技術の取得 |
Certificate II | 6ヶ月~8ヶ月 | Certificate Iより更に専門的な業務知識、技術の習得 |
Certificate III | 約1年 | 高いレベルでの自己管理能力、専門知識、技術の取得 |
Certificate IV | 1年~1.5年 | 幅広い専門性、一定の責任に基づく業務・経営管理能力の習得 |
Diploma | 1.5年~2年 | 理論と技術に基づく高い専門性、業務遂行能力の習得 |
Advanced Diploma | 2年~3年 | 初高度な専門業務知識、技術、業務遂行能力の習得 |
Certificate I | 4ヶ月~6ヶ月 | 初歩的な業務知識、技術の取得 |
TAFE/専門学校留学のプランはどうなるの?
日本の高校を3月に卒業すると、最短で同年の7月からTAFE/専門学校に留学ができます。高校を卒業してからTAFE/専門学校入学までの半年弱は、日本で英語力を伸ばしたり、オーストラリアの語学学校で英語集中コースに参加し、しっかりと英語力を身につけます。TAFEは一般的に2月と7月が入学時期ですが、私立の専門学校はもっと多くの入学時期が設けられている場合があり、入学時期や期間といった受け入れ条件が柔軟と言えます。
オーストラリアTAFE/専門学校留学の費用
年間授業料はどこもA$5000~A$20000位ですが、進学される都市により滞在費が異なります。TAFE/専門学校では半年~1年で取得できるサーティフィケートプログラムや2年間のディプロマと呼ばれる準修士号が取得可能です。
授業料 | 生活費 | 滞在費 | |
---|---|---|---|
サーティフィケート(6ヶ月間) | 45万円 | 30万円 | 60万円 |
アソシエイトディグリー(約2年間) | 140万円 | 128万円 | 220万円 |
オーストラリアTAFE/専門学校留学の人気校
これらの学校は日本人の留学生に人気の学校です。入学に必要な英語レベルはこの先に進学する大学に合わせて広い幅があります。
オーストラリアTAFE/専門学校留学の入学条件
TAFE/専門学校留学のコースの多くは高校卒業資格があれば出願ができますが、専門性の高いコースによっては事前の知識が求められる場合があります。公式英語試験ではIELTS5.5~6.0程度が必要です。
オーストラリアTAFE/専門学校留学に必要なビザ
オーストラリアTAFE/専門学校留学に必要なビザ
学生ビザ
4か月間以上の就学を目的する場合は、渡航前に学生ビザを申請・取得する必要があります。日本国籍の場合は、オーストラリア移民省DIMIAのホームページ内でオンライン申請をし、eVISAを取得することで渡航が認められます。