オーストラリア留学情報

オーストラリア留学情報

オーストラリア留学を知ろう

「世界で最も暮らしやすい国」のひとつとして知られているオーストラリアは、民間調査による「学生にとって生活しやすい都市」のトップ10に4都市がランクインされ、私たち留学生にとっても非常に生活しやすい国です。

オーストラリア留学情報。オーストラリアを留学先として選ぶ学生は、世界200以上の国から毎年70万人近くに上ります。留学先としてダントツで世界一人気がある国です。留学の費用、教育制度の特徴、留学の種類、流れなどについてもここで詳しく解説していきます。

大学は41校しかなくそのほとんどは国公立で、どの大学でもオーストラリア政府によるしっかりしたサポートが受けられ、高い教育の質や学習環境が保たれています。大学や大学院進学の他、職業訓練校での実践的なコース、オンキャンパスでの英語研修、インターンシップそしてワーキングホリデーと選択肢の多さが特徴です。

オーストラリア留学の種類

オーストラリア留学は大きく分類すると以下の種類があります。それぞれのリンクから詳細ページを見てみましょう。

オーストラリアへの留学準備

オーストラリア留学には非常にたくさんの進学パターンがあります。

他の国との大きな違いとして、オーストラリアにはTAFEと呼ばれる公立専門学校が多数あり、TAFEでの1年間のプログラム修了後、大学へ編入することもできます。TAFE(1年間)+大学2年次編入(2年間)の合計3年間でオーストラリアの大学卒業資格を得ることも可能です。

オーストラリアへの留学準備

留学準備として必要なことは、目標とする学校のタイプ(語学学校、専門学校、大学、大学院)によって異なります。語学学校への留学には、特に申し込み時の英語力や学力は問われませんが、専門学校、大学、大学院とレベルが上がるにつれて、出願に必要な条件が厳しくなります。

審査基準となるものは、主に英語力とGPA(最終学歴の評定平均値)です。

オーストラリアの教育制度

オーストラリアは国のサイズの割には大学が39校しかありません。その限られた数の大学だからこそ、大学で学ぶ学生のモチベーションは高く、大学もそれぞれ特色豊かな教育の場を提供しています。レベルの高い国内39大学の中で、特に高度な教育・研究を進めている選抜8大学を「Group of Eight」と呼ばれ、しばしば「G8」と称されます。

世界中から多くの移民を受け入れているオーストラリアは、大学でも多数の留学生を受け入れ、どの大学も非常に国際化が進んでいます。オーストラリアのほとんどの大学は期間が3年間となっており、日本の高校を卒業してすぐにイギリスに留学する場合は、大学へ入学する前に大学進学準備コースで専攻する分野の基礎知識と共に、進学英語やカレッジスキル(ノートテイキング、カレッジライティング、プレゼンテーションなど)などを約8~12ヶ月間学ぶことになります。

オーストラリアの大学教育はイギリスの大学と似ており、「チュートリアル」と呼ばれる制度を導入しています。通常の大教室などで行われるレクチャー形式の授業に加え、1クラスを小さなグループに分け、「チューター」と呼ばれる教員が大教室でのレクチャーをさらに分かりやすく解説したり、チューターと学生、または学生同士のディスカッションが行われます。与えられた問題やテーマに対して、「自分の考えが正しいか間違っているか」ということより「自分はどう考えているか」ということを重視されます。オーストラリアはさまざまな文化・社会背景を持つ学生が混在しているため、自分独自の考えを発表し合う事で、より充実した学びの場となります。オーストラリアでの留学は、常に自分の考えを持ち、それを自信持って発言することが大切です。

オーストラリアの語学留学

オーストラリア語学留学の目的

語学留学の一般的な目的は語学力のアップですが、ほかには一定時間内認められている就労のため、という方もいます。

中級以上になるとアカデミック英語やビジネス英語、TOEICなど選択授業が可能となるため、より高度な英語力が必要な目的(大学/大学院や職業訓練校への出願のため)のために英語研修に打ち込みます。

必要な語学力

語学学校は日本の中学校レベルの基礎を学ぶ初心者レベルから、ネイティブとビジネスでやりとりができる上級レベルまで、幅広いコースを開講しており、自分にあったレベルで学ぶことができます。学校初日に英語のプレイスメントテスト(クラス分けテスト)があり、初心者レベルから上級者レベルまで、英語力によってクラスが決定します。

留学期間の目安

一般的には1週間〜1年(52週間)となります。

授業内容

語学学校では月~金曜に授業があり、Reading、Writing、Listening、Speaking、発音クリニック、ボキャブラリー養成、文法、オセアニア文化、IELTS対策など多種多様なクラスが設けられています。学校によっては選択科目や、週1回午後だけフリータイムがある学校もあります。基本的に土・日曜はフリータイムで、個人で自由に過ごせますが、学校が企画する小旅行やアクティビティに参加することもできます。

なお一般の語学コース以外にも、IELTSなどの試験対策コース、大学への進学準備コースなどがあります。また、語学コースの一環として、母国で英語教師を目指す人のための英語教授法、通訳翻訳、ホスピタリティ英語、オーストラリア・オセアニア文化、マリンスポーツなど、特別なクラスを提供している語学学校もあります。

オーストラリアの大学/大学院留学

オーストラリアの大学進学の目的

基本的には、大学を卒業(学士号を取得)することを目的とします。海外を拠点とした本格的な留学であることから、正規留学とも呼ばれることもあります。

オーストラリアには38の国公立と3の私立大学があり、高い教育水準で様々なプログラムを提供しています。

必要な語学力

必要な英語力の目安はIELTS 6.0以上、TOEFL ibt 80点以上です。もっとも英語力だけではなく大学での専門課程に備えたカリキュラムを修了済みであることが条件となり、オーストラリアの職業訓練校からの編入、ファウンデーション・コースの修了などの道筋があります。

留学期間の目安

オーストラリアの大学は、学位レベルにより異なりますが、日本の四年制大学卒業に相当するBachelor Degreeは3年間が一般的です。

オーストラリアの大学院進学の目的

学士号取得後にさらに専門的な知識を取得し、修士号や博士号を取得するなど、より高度な学問を学ぶことを目的としています。

必要な語学力

必要な英語力の目安はIELTS 6.5以上、TOEFL ibt 90点以上です。もっとも英語力だけではなく大学のBachelor Degreeを取得済みであることが条件となるほか、専攻によっては研究成果や就労経験が求められる場合も。

留学期間の目安

オーストラリア大学院は、学位レベルにより異なりますが、半年間~3年間程度が一般的です。

オーストラリアのTAFE留学

オーストラリアのTAFE留学の目的

VET(Vocational Education & Training)と呼ばれるオーストラリアの教育機関には2種類あり、州政府により運営される公立のTAFE(Technical & Further Education)と私立の専門学校では、職業そして産業界に直結した技術や知識を修得することができます。

必要な語学力

必要な英語力の目安はIELTS 5.5以上で、少なくとも高校卒業以上の資格が必要です。またより専門性の高いコースの中には、それまで関連したコースを修了していること、実務経験が求められる場合もあります。

留学期間の目安

一般的には2学期制で1~2月に開講し12月に終了します。コースや修了資格により期間は異なりますが、Certificateレベルなら6か月間~1年間。Diplomaレベルなら1~2年間掛かります。また多くのTAFEや私立専門学校は大学と提携しており、Diplomaなどのコースを一定以上の成績で修了すれば大学の2学年または3学年に編入できるプログラムもあります。

オーストラリアのワーキングホリデー留学

オーストラリアのワーキングホリデー留学の目的

オーストラリア留学の中で、語学以外のアート、ファッション、ビジネスなどのキャリアアップを主な目的とした留学です。

オーストラリアには約1600の2年制大学があり、その6割が公立の2年制大学(ワーキングホリデー留学)で区や市町村の行政で運営されています。

ワーキングホリデー留学では一般教養課程を中心に学び準学士取得後、4年制大学へ編入するコースと職業訓練課程で実践的なプログラムを学ぶコースに分かれています。入学基準が緩やかなことや費用が抑えられることから近年日本の高校卒業生に人気の留学先になっています。

必要な語学力

カレッジにより異なりますが、TOEFL 45~61、IELTS 5.0~5.5、英検2級~準1級程度の英語力が求められます。

留学期間の目安

選択するプログラムによって異なりますが、おおむね3ヶ月〜2年です。条件を満たせば大学への編入も可能となります。

学校検索

オーストラリア留学に必要な英語力試験

オーストラリア留学に必要な英語力は、主にIELTSが一般的ですが、一部の大学ではTOEFLや英検などのスコアや級が出願時に有効となる場合があります。ここでは各試験のご紹介をします。

IELTS (International English Language Testing System)

IELTS (アイエルツ)はイギリスで開発された英語力判断テストで、Listening、Reading、Writing、Speaking、の4セクションから構成されています。ReadingとWritingについてはアカデミックとジェネラルの2種類のモジュールがあり、留学に際してはアカデミック・モジュールの受験が必要となります。IELTSは記述式のテストで、Speakingに関しては面接官との対話形式のテストが実施されます。今日ではイギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドはもちろん、近年ではオーストラリアのほとんどの大学においても出願時にIELTSが有効です。日本においては、(財)日本英語検定協会が試験の窓口となっています。

IELTS公式情報

TOEFL (Test of English as a Foreign Language)

TOEFL (Test of English as a Foreign Language)とは、英語を第一言語としない人を対象とした英語力テストで、英語圏の大学が留学生を受け入れる際に英語力を測る基準のひとつとして、世界的に広く利用されています。TOEFLは米国非営利教育機関であるEducation Testing Service (ETS)によって開発された国際的なテストです。今日ではTOEFL iBT (internet Based Test)が一般的なスタイルとなっており、Reading, Listening, Writing, Speakingの4セクションから構成され、各セクション30点満点、合計120点満点で採点されます。指定の試験会場にて、個別にパソコン上で実施するテストです。回答方法は選択式、記述式、論述式、ヘッドセットのマイクにスピーチを録音する方式などがあるため、パソコン操作(特にタイピング)に慣れておく必要があります。

TOEFL公式情報

TOEIC (Test of English for International Communication)

TOEIC (Test of English for International Communication)とは、英語によるコミュニケーション能力を総合的に評価する世界共通のテストで、世界120ヵ国で実施されています。企業においては英語研修の効果測定や昇進の条件として、また学校においては授業の効果測定や英語課程の単位認定基準や卒業要件として広く利用されています。TOEICは米国非営利教育機関であるEducation Testing Service (ETS)によって開発された国際的なテストです。TOEIC公開テストではListeningとReadingの各セクションで構成され、990点満点で採点されます。指定の試験会場で全受験者が一斉に実施する試験で、回答方法はマークシート方式です。

TOEIC公式情報

英検 (STEP EIKEN)

英検(STEP EIKEN)とは日本で開発された英語力判断テストで、5級~1級まで全7レベルで合否判定がなされます。近年では英検準2級以上を取得することで、アメリカとオーストラリアの一部の大学において留学時の英語力の証明として有効です。

英検公式情報

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オーストラリア留学の補足情報

地理

オーストラリアの面積は約774万㎢で、日本列島の約20倍であり、総面積の90%以上が砂漠や高原で構成されています。主要都市は東西の各海岸沿いを中心に形成されており、平均標高は300mです。

オーストラリア
  • 首都:キャンベラ(Canberra)
  • 面積:7,692,024㎢(日本列島の約20倍)
  • 人口:約2,630,000万人
  • 民族:英国系(77%)、その他ヨーロッパ、アジア系(21%)、先住民(2.0%)
  • 言語:英語
  • 宗教:キリスト教(聖公会24%、カトリック26%、メソジスト2.6%、連合会7.6%、長老3.6%、ギリシャ正教2.9%など)

気候

南半球に位置するオーストラリアの季節は、日本とは逆です。春は9~11月、夏は12~2月、秋は3~5月、冬は6~8月です。大陸全体を見ると複数の気候を持っており、北から熱帯雨林気候、熱帯性気候、亜熱帯性気候、温帯気候に分かれています。大陸の中央部は砂漠性気候となり、全体的に乾燥しているのが特徴です。

  • 陸地の30%が砂漠
  • 春(9-11月)、夏(12-2月)、秋(3-5月)、冬(6-8月)
  • 平均海抜300m以下(最も標高の高い山はコジオスコ山:2,228m)
  • 平均年間降水量:465㎜

時差

オーストラリアは面積が広く、国内で3 つの時差が適用されます。留学先によって時間区分が異なるため、注意が必要です。

東部標準時間帯EST(日本時間+1時間)

ビクトリア州、ニュー· サウス· ウェールズ州、オーストラリア首都自治区、クイーンズランド州

中央ゾーンCST(日本時間+30分)

南オーストラリア州、ノーザンテリトリー

西タイムゾーンWST(日本時間-1時間)

西オーストラリア州

サマータイムは10 月の最終日曜日から翌年3 月の第1 日曜日まで実施されます。夏時間は、オーストラリア東部地域NSW 州、QLD、VIC、ACT、TAS で行います。この時は日本との時差が2時間(日本時間+2時間)となります。

オーストラリア留学で人気のある都市

シドニー

オーストラリア最大の都市シドニーでは、高層ビル群や英国風の建築物の中で都会的な生活を送れるだけでなく、世界的に有名なボンダイビーチや大きな公園など自然と調和した美しい都市。またオペラハウスやハーバーブリッジなど水辺の観光スポットが多いのも特徴です。公共交通機関は地下鉄、電車にバスそしてフェリー。気候は温帯性で日本と同じく四季があります。

メルボルン

オーストラリア第二の都市、スタイリッシュで都会的なメルボルンは、カフェ文化やバー、レストランのほかにも個性的な店が立ち並びます。また競馬やF1、テニスなど世界的なイベントの開催地としても知られており、1年を通してアクティビティが盛んな街です。メルボルンからのツアーでアクセスできるグレート・オーシャンロードや国立公園ではオーストラリアならではの大自然に触れることが出来ます。交通はトラムがあるなど、どこかヨーロッパ調の雰囲気を感じさせつ都市です。

ブリスベン

海外からの旅行者に特に人気があるクイーンズランド州の州都がブリスベンです。街の中心を流れるブリスベン川の周りには公園や街路樹などの緑が多く、都市と自然の共存を感じさせます。オーストラリアらしい気候で、亜熱帯性気候のため年間を通じ温暖かつ晴れの日が多いのが特徴です。主な交通手段は電車、バス、フェリーですが州内共通のICカードが便利で過ごし安い都市です。

ゴールドコースト

ブリスベンからアクセスできる一大ビーチリゾート、ゴールドコーストは1年中温暖な気候で有名なサーファーズパラダイスでは年間を通じてサーファーの姿を見ることが出来ます。またサーフィンだけではなく、ビーチバレーやマラソンなどスポーツイベントが盛んなので、特にスポーツ好きには理想的な都市と言えます。交通もバスだけではなく近年開通したトラムも利用できるようになり市内の移動はとても便利になりました。

ケアンズ

クイーンズランド州の北部、熱帯性気候で冬でも半袖で過ごせるケアンズは、世界遺産に選ばれたグレートバリアリーフや熱帯雨林にアクセスがしやすく、オーストラリアならではの自然や文化を堪能できる街。ダイビングやブッシュウォーキングなどのアクティビティを豊富に提供してくれます。

パース

広大な西オーストラリア州の州都パースは、地中海性気候にあり年間を通じて温暖な気候の中生活を送ることができます。スワン・リバーをはじめとした美しい自然と高層ビル群の調和は美しく、リラックスした時間を過ごせるパースですが、コンパクトな中心部のショッピングモールでの買い物や、豊富なカフェ、レストランでの食事など都会的な楽しみも与えてくれます。港町フリーマントルやロットネスト島、ピクナルズなど周辺の観光地も充実しています。

オーストラリア留学中のアルバイト

オーストラリアでは、学生ビザを保持している留学生は、2週間に40時間までのアルバイトが認められており、アルバイト先もキャンパス内外を問いません。また、大学の長期休暇中のアルバイトにおいては、時間の制限もありません。学業との両立を考えながら、上手にアルバイトを組み込むことで、オーストラリア文化のより奥まった部分も垣間見ることができるでしょう。

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