南アフリカ留学情報
南アフリカ留学のメリット
留学先としては非常に珍しい南アフリカ共和国。11の言語が公用語として認められていますが、イギリスの植民地時代に普及した英語が共通語的な役割を果たし、国会でも英語が使われています。
英語を学べる私立の語学学校は、ケープタウンに集中しています。アフリカ諸国だけでなく、時差が少ないことからヨーロッパの学生が多いのが特徴です。短期間の滞在の場合、ビザが不要なのも魅力的です。
ケープタウンほど手付かずの自然と都会の喧騒が調和している街はないでしょう。ケープタウンでは登山やサーフィンもできれば、有名デザイナーのブティックで買い物も楽しめます。また、テーブルマウンテンの頂上まで登ると、街並みと海岸の息を呑むような美しい景色を堪能できます。喜望峰自然保護区で野生動物を観察したり、サーフィンのレッスンでボードに乗っているとイルカが見られるかもしれません。
南アフリカ共和国の教育制度
南アフリカ共和国には9つの州があり、その州ごとに教育を管轄しています。1994年以前のアパルトヘイトの時代には各人種別(白人、黒人、カラード、インド人)に異なった教育制度があり、教育年数・義務教育制度などにそれぞれ差異が見られ一定していていませんでした。しかし、新政権による教育改革が進められており、就学前教育は6歳以下の幼児が対象で、幼稚園(Nursery School)と保育園(Play School)で行われています。
初等教育(Primary School)は、7歳から13歳が対象で、Grade1~Grade7の7年間です。中等教育(High School)は14歳から18歳まで、Grade8~Grade12の5年間です。義務教育は9年生で終了し、その後の専門学校、短期大学、大学は、専攻により修学期間は異なります。中等教育の最終学年(日本の高等学校3年生に相当)の最後にマトリックと呼ばれる年1回の国家試験を受験します。これは、約1ヵ月間にわたって教科ごとに行われる全国一斉の試験で、合格すればHigh Schoolの卒業と試験(マトリック)の成績によって大学入学の資格が取得できます。
指導言語は、初等教育は各民族語で受け、3年次より外国語としての英語教育が開始され、初等教育4年次より、中等・高等教育まで基本的に全ての科目の教授言語は英語(少数はアフリカーンス語)となります。
社会参加に必要な英語やアフリカーンス語を十分に理解する層は全人口の半数以下に過ぎず、アフリカ諸語しか話せない層への社会参加を阻んでいるなど、大きな問題となっています。
大学は全部で23あり、ケープタウン大学、プレトリア大学、ステレンボッシュ大学、ウィットウォータースランド大学などが有名で、ステレンボッシュ大学、フリーステート大学、北西大学、プレトリア大学ではアフリカーンス語でも授業が行われています。
南アフリカ共和国への留学準備
留学期間とビザの有無
90日までの留学=学生ビザは不要。留学であってもビザなしで90日間までの滞在が可能です。入国時には「南アフリカ出国後30日以上有効なパスポート」と「往復航空券」が必要です。
3か月間以上の留学=日本出発前に学生ビザの取得が必要とされます。東京の「南アフリカ大使館領事部」にて学生ビザ(STUDY PERMIT)の申請を行います。
詳細、最新情報 ⇒ 南アフリカ大使館ビザ情報
申し込みの時期は
短期留学であれば出発の1~2か月前までには、そして学生ビザが必要な場合は出発の3~4か月前までに申し込みをすると手続きに余裕ができます。
地理
アフリカ大陸最南端の南アフリカ共和国。ヨーロッパ風の美しい街もあれば、ゾウやライオンが暮らす手つかずの大自然も残されています。ケープタウンからペンギンやオットセイが群れを成す海岸を喜望峰へ、野生動物の宝庫・クルーガー国立公園でサファリ、ワイルドフラワー咲き乱れる広野を散策など、スケールも感動も大きい国。普通の留学では味わえない体験があなたを待っています。
- 首都:プレトリア
- 人口:5,298万人
- 気候:高温多湿の亜熱帯性気候、年間平均気温22℃
- 面積:1,219,912㎢
- 都市:プレトリア、ケープタウン、ヨハネスブルグ
- 民族:黒人 80%、白人 10%、その他 10%
- 言語:公用語が11 言語あり、英語は主要言語。ケープタウンでは主に英語が話されている。
- 宗教:キリスト教(オランダ改革教会、メソディスト、アフリカ独立教会など)79.8%、イスラム教1.5%、ヒンドゥー教1.2%、ユダヤ教など。ほかにも、各部族の伝統的な自然崇拝などがある。
気候
南アフリカは南半球に位置するため日本とは逆の季節になります。冬(6月~7月)は日本に比べれば温暖ですが、コートは必要です。また、冬でも紫外線対策を忘れずに。また、大変乾燥するので、気になる方は保湿対策も。春(8月~10月)は快適な日が多く、様々な花が咲き乱れるベストシーズンです。夏(10月~3月)は雨季となるので、雨具の準備をおすすめします。日差し対策、熱中症対策も必要ですが、朝晩は冷え込むこともあります。秋(4月~5月)は徐々に気温が下がり、また乾燥していくので、薄手のジャケットなど脱ぎ着しやすい服で体温調節をしてください。
時差
時差は日本より7時間遅れています。
南アフリカ語学留学
留学のかたち
南アフリカはケープタウンに語学学校が集中しています。短期間の場合(90日以内)はビザが不要なのでアフリカ諸国からの留学生やヨーロッパからの留学生も多く学んでいます。
英語+アクティビティはアフリカらしい英語+サファリなどが楽しめます。
費用について
学校によりますが月当たりの予算(授業料・宿泊費・現地諸経費)は22~30万円に渡航費(航空券や海外旅行保険など)を見込んでください。
滞在タイプの種類は
ホームステイのほか、学生アパートやレジデンスの手配を行っているところが一般的。短期間であればホテルの宿泊も可能です。