インド留学情報
インドの教育制度
インドは数多くの優秀な人材を世界に排出しており、水準の高い教育機関が多く存在します。インドの教育行政は、3つの行政レベル(連邦・州・地区)で実施されています。
インドへの留学準備
出願手続きの方法や出願資格、出願締め切りは、教育機関ごとに異なりますので、各教育機関に問い合わせる必要があります。
ビザ
留学を目的としてインドに入国する際は、原則としてビザの取得が必要となります。申請に必要な手続き、書類、注意事項の詳細を在日インド大使館やインドビザ申請センターのウェブサイトを確認して最新情報を入手いただくことをおすすめします。
健康管理
インドへ入国する際に義務づけられている予防接種は特にありませんが、長期滞在予定者はA型肝炎、B型肝炎、日本脳炎、破傷風、狂犬病の予防接種を日本出国前に済ませておくことをおすすめします。インドは狂犬病のハイリスク国の1つに入りますので予防接種をおすすめします。現地でもし犬に噛まれたら際は、すぐにワクチン接種を受けてください。
また、薬を現地購入いただけますが、体質に合わない場合や品質の悪い薬や偽薬が販売されていることもありますので日本から常備薬を持参することをお勧めします。
両替
日本国内で円からルピーへの両替はできません。現地の空港、ホテル、外貨為替オフィスおよび銀行などで、外貨をルピーに両替することができます。万が一に備えてトラベラーズ・チェックやクレジットカードの準備をした方がよいでしょう。
またインドの観光地にある公共トイレを利用する際に、チップを支払わなければならい場合がありますので、予めルピーをこまかく崩しておくことをおすすめします。
地理
インド共和国(首都:ニューデリー)はパキスタン、中国、バングラデシュ、ネパールなどに国境を接する、国土面積約329万平方キロメートル(日本の約8.8倍)、人口は約13億人(世界第2位)の多民族国家です。宗教はヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教、シク教、仏教、ジャイナ教など多岐に渡ります。言語は、連邦公用語のヒンディー語、準公用語の英語・タミール語などを含めて22の公用語が憲法で公認されており、各州で言語が異なる多言語国家となりますが、高等教育の教授言語、また行政・ビジネスの共通言語として一般的に英語が用いられています。
- 首都:ニューデリー
- 面積:329万㎢(日本列島の約8.8倍)
- 人口:約13億人
- 宗教:ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教、シク教、仏教、ジャイナ教など
- 言語:ヒンディー語、英語、タミール語など
- 民族:インド・ヨーロッパ語族、ドラヴィダ語族、オーストロアジア語族、モンゴロイド系のシナ・チベット語族
気候
国土の広いインドでは、地域によって気候が大きく異なります。インドの季節は、乾期と雨期の二つに大きく分けられます。細かくは4つの季節があり、1月と2月が冬、3月から5月までが夏(酷暑期)、6月から9月までは季節風(モンスーン)による雨期、10月から12月のポスト・モンスーンとなっています。一般的にインドの旅のベストシーズンとされるのは11~3月頃です。
時差
日本との時差は3時間30分となり、日本の方が3時間30分進んでいます。
インドの語学留学
どこで学ぶか?
インドには、インドの現地語(ヒンディー語、カンナダ語、タミール語、テルグー語、バンジャブ語など)と英語を学べる語学学校があります。現地語を学びたい場合は、大学の文学・言語学系の学部が設置している語学コースに入学する方法と、語学学校に入学する方法があります。
大学
語学コースの場合、学歴や年齢の制限を設けていませんが、主な教授言語は英語ですので、授業についていける英語力が求められます。
語学学校
政府が運営する学校、私立学校などがあります。学校によっては、英語+ヨガ、インド料理レッスンなどが組まれたプログラムを開講しています。
費用について
留学先の地域によって、学費を含めた生活費は異なりますが、一般的に月1万~2万円程です。インドの四大都市(デリー、ムンバイ、チェンナイ、コルカタ)の中心部とバンガロールは、他の地域に比べて物価が高くなる分、生活費も高くなります。
食費
キャンパス内の食堂を利用するか、自炊するか、外食するかで大きく変わります。キャンパス内の食堂は一食50ルピー程度から利用できます。学生寮などにキッチンがある場合は、自炊すれば節約できます。外食する場合、ストリートにある屋台などであれば安く済みますが、衛生的にあまりお勧めできません。ショッピングモールなどのレストランで食べると日本で外食するより高く感じることがあります。
付加価値税(VAT)とサービス税(ST)
買い物の際には付加価値税(VAT)が課税されます。税率は物品によって異なります。また、いくつかの例外を除き、サービスの購入には、サービス税(ST)が課税されます。
滞在タイプの種類は
主に学生寮、ゲストハウスやアパートメントなどがあります。
学生寮
一般的にキャンパス内併設されています。キッチン、インターネット、テレビルームなどが設置されており、学生生活を送るために必要な設備が整っています。学生寮では、外国人留学生とインド人の学生が部屋や設備をシェアすることが多いです。詳細については留学を希望する機関や、寮が作成しているウェブサイトなどで確認する必要があります。
ゲストハウス
インド人家庭の家の一部屋を借りて滞在する方法です。ほとんどの場合、部屋には家具がついており、食事も含まれています。
アパートメント
留学先教育機関がアパートメントの斡旋をするケースは非常に稀です。アパートを希望すされる際は、地元の不動産業者などから探す場合が一般的となります。家具、電気製品、ガス台などは基本的に設置されていません。