留学やワーキングホリデーで必要なものと言えば、ある程度の英語力やある程度のお金、または留学の知識など、考えればキリがありません。同様にパスポートやビザも間違いなく海外留学に欠かせない物の一つです。
パスポートは海外に行く方ならどこの国に行くにも必ず必要なものですが、ビザは国と目的によって異なるビザを取得しないといけません。
今回は、カナダ留学を目指す日本人の留学生がよく使うビザの観光ビザ、学ビザ生、ワーキングホリデービザについて解説していきます。
カナダのビザ制度を学ぼう
観光ビザ・観光許可証(eTA)
一般的に日本人の方が観光目的で使う物がこの観光ビザなのですが、実はカナダの場合、日本国籍の方向けには、正式な観光ビザというものは発行されていません。世界でカナダと親交が深いいくつかの国の市民は、観光ビザ申請が免除になっているからです。
その代わりにeTAという観光許可書が必要です。オンラインで申請が可能で、申請料金も安いのが特徴です(申請には7カナダドルが必要)。
この観光ビザですが、一般にカナダに観光などの目的で取得されるものです。留学生の中にはプチ留学や短期留学で語学学校に通う方がいますが、その場合はこのビザで問題ないです(滞在期間が半年に見たない場合は、学生ビザに比べて比較的取得な簡単な観光ビザのほうがオススメです)。日本国のパスポートがあれば誰でも申請可能です。
滞在可能期間は最大6ヶ月。語学学校に通うなどの学習ももちろんOKです。ただし、このビザで仕事につくことはできません。
学生ビザ(Study Permit)
次に学生のビザですが、語学学校や短期大学(カレッジ)や4年生の大学(ユニバーシティ)に通われる学生に向けて主に作られたものです。
上記の理由で6か月以上滞在される予定の方は、このビザの取得が義務になっていますので必ず申請してください。
注意点 |
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2024年1月22日以降の学生ビザの申請には、州政府が発行する「Attestation Letter」が必要になります。 |
カナダの学生ビザの滞在可能機関に制限はありません。1年学校に通うのなら1年、4年なら4年といった形で取得できます。語学学校以外の留学生は週に20時間アルバイトをすることもできます。
カナダの学生ビザ申請はオンラインで可能となっています(申請には150カナダドルが必要)。また、「個人識別情報(バイオメトリクス)」の登録料として$85の合計$235がかかります。
ワーキングホリデー(Working Holiday)
最後にワーキングホリデービザです。一般にワーホリと言われているこのビザは、実質的に短期の就労ビザという事になります。1年間限定でしかも申請できるのは、申請時に30歳以下の方で、カナダのワーキングホリデービザを取得したことのない方に限られますが、一般の就労ビザと比べるとかなり優遇されています。
まず雇用主を変える事が可能な事、就労時間の制限がない事、さらに一回カナダの国外に出ても(観光や一時帰国)期限内であれば再度就労する事が可能など、他の就労ビザに比べて自由度が非常に高いのが特徴です。
カナダのワーキングホリデービザの申請には2つのステップがあります。
まず第一段階では、個人でIEC PROFILE(172カナダドルが必要)というものを作り、そのあとでワーキングホリデー希望者枠というグループに申請をします。その間に必要書類を集めておきます。
次に第二段階です。カナダ政府の審議があった後にカナダ政府から招待状が届きます、申請者はそこから10日以内にその招待状を受け取るかどうかを決め、その後20日以内にワーキングホリデービザを申請する手続きに入ります(さらに100カナダドルが必要)。
カナダのワーキングホリデービザは、2016年から先着順の方式から抽選方式に変更になっています。
滞在可能期間は最大1年、この間に6ヶ月までなら学校に通うこともできます。仕事はもちろんOKです。
まとめ
日本人が一般的に使う許可証やビザの説明を書いてきましたがいかがだったでしょうか?
ビザなどの取得に関してはカナダに観光や短期学習目的でいく渡加よりも長期の学習のほうが難しいという事がわかってもらえたと思います。また短期の就労ビザにあたるワーキングホリデービザの取得は一般的なビザに比べて取得が難しいので前もって準備が必要になります。
まずは自分でやってみましょう。その上で、少しでも不安があればいつでもご相談ください。