オーストラリア最大の商業都市・シドニーの中心地にメインキャンパスをもつ、シドニー工科大学(UTS)。

ワクワクするようなシティライフと豊かな自然を楽しめるシドニーは、同時に南半球最大の商業都市でもあります。

このコラムでは、2024年4月にシドニー工科大学のキャンパスを訪問した際の、最新レポートをお届け致します。

シドニー工科大校(UTS)について

University of Technology, Sydney シドニー工科大学

治安もよく、時差も少なく気候も穏やかで過ごしやすいシドニー。そんなコスモポリタン都市の中心にキャンパスを構えるUTSは、世界的に評価の高い大学です。

2024年度QS世界大学ランキングでは90位であり、かつ創立50年以内の新しい大学としては世界ランキング10位内にランクインしています。現在4万人以上の学生が在籍しており、ビジネス学部を筆頭にデザイン、建築、工学、コミュニケーション、IT、サイエンスに定評があり、世界120か国以上から留学生が集まってきています。

なお、雇用者の評価、卒業生の活躍、主要企業との共同研究実績、企業などの学内採用活動、卒業生の就職率からなる5つの評価項目をもとにした、2022年QS Graduate Employability(雇用可能性)では世界62位、オーストラリア国内5位にランクインしており、オーストラリアのトップ大学(Group8)以外の大学で雇用面で非常に高い評価を得ています。

また、伝統校であるGroup of 8(オーストラリア8大学)と比べて「留学生受け入れの柔軟さ」や「キャリア直結の実践的な教育」、「豊富な奨学金/スカラーシップ」などが期待できます。

シドニー工科大学の各学部ツアー!

それでは、今回訪問したシドニー工科大学のキャンパスをご紹介いたします。

Faculty of Science  (サイエンス学部)

まず訪れたのはサイエンス学部の施設です。

Hive Super Lab

uts

Hive Super Lab という、この明るくカラフルな研究施設は多くの最新機器がおかれた、学部の学生が1年次に全員利用することになる施設です。学部だけではなく、ディプロマコースの学生も同様に利用することも。

ラボ内ではヘッドホンを利用してレクチャーを聞くため、同時並行でに様々な講義・実験が展開されます。

オペレーション、分析等の様々な視点から1つの研究をとり行うことができる、複合的な施設です。近年、コロナウイルスや気候変動による様々な伝染病への対策のポイントから、プロフェッショナルな医学者のニーズは極めて高いといわれています。

Forensic Science Studio

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こちらはオーストラリア初の法医学分野の学部。連邦警察と協力して、 保険会社、洪水調査会社でのインターンなども実施するそうです。

例えば、学生と州警察が協力したあるプロジェクトでは、精度が高く、かつ衝撃に強い簡易薬物検査キットが開発され、実際に利用されているとのこと。

FEIT (Faculty of Engineering and IT) (エンジニアリング・IT学部)

次にエンジニアリング・IT学部のご紹介です。

ロボットや人工知能開発

人気の高いこの学部では、企業や行政のプロジェクトへの参加について、幅広い層にチャンスが。近年では、人間と協力する「コボット(ColaborationRobot)」の開発が主流となってきており、ロボットは人間の仕事を奪う、という考え方はもう古いものとなりつつある、というお話をお聞きしました。

例えば、Boston Dynamics(米国のロボット研究開発企業)との犬型ロボット開発プロジェクトがあります。危険地のモニタリング、地図の作成、犬アレルギーがある人向けの盲導犬の代用として開発が行われているロボット犬「スポッティー」が散歩をする様子も見せてもらいました。

その他にも、ニューサウスウェールズ州政府とのインフラ整備プロジェクトとして、ハーバーブリッジの清掃ロボット開発、地下水道管の修繕ロボット開発等、行政と近く、人々の生活の基盤を支えるロボット開発が行われていることがわかりました。

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FASS Media Lab experience (3D Printing Lab)

日本でも時々耳にする、3Dプリンター。UTSではなんと、20台以上のの3Dプリンターが無料でお使い頂けます。マルチカラー、マルチ素材、で立体物を作り出すことが可能。メタルプリンターもあります。

ラボでは椅子や机などの家具から、小さなフィギュアのようなものまで様々な「印刷物」が展示されていました。

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Business School(ビジネス学部)

UTSのビジネス学部は、アカウンティング&ファイナンス、マネジメント、エコノミクス、アドミニストレーションなどで世界ランキング90位以内を誇る学部です。

シドニーというオーストラリア経済の中心に位置し、多国籍企業やスタートアップ等が集まるロケーションの良さを生かして実践的なビジネスを学んで頂くことができます。2024年には、ファイナンシャル・タイムズにより、 ‘Responsible Business Education Awards 2024’(責任あるビジネス教育賞)を授与されています。

近年ではMaster of Business Analyticsの分野人気が高まってるとのことで、キャンパスツアーではテイラー・スウィフトのワールドツアーをケーススタディに、どのようにデータを使い、分析し、効果的に活用するのか、といった模擬授業が行われました!


Faculty of Arts and Social Science(アーツ・ソーシャルサイエンス学部:音楽、アート、ジャーナリズム系)

こちらはオーストラリア国内で最も古いフィルミングコースが含まれる学部です。
多数のカメラや音響機材等が無料でレンタル可能。選抜された学生だけではなく、希望者は誰でも自分でフィルミングの経験を積むことができます。

またインターンについてはABC放送(日本でのNHK)の前という立地の良さから、チャンスも多数。インターンは単位認定が可能であるため、しっかり単位を取りつつ、実践経験も得ることができます。しかも終了後にほぼ例外なく全員が、有給の雇用につなげることに成功。卒業する前から、自分のスキルを生かして給与を得ることができるというのは大きな自信につながります。

ところでシドニーには多くの音楽イベント、カルチャーイベントがあります。その多くにUTSがは参入。そのため、プロフェッショナルとおなじ現場で学ぶチャンスも多々。また他学部との共同プロジェクトは今後一層拡大していくプランだそうです。

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Faculty of Health(スポーツ&エクササイズサイエンス系)

スポーツ&エクササイズサイエンスコース等が含まれます。あまり聞きなれないかもしれませんが、例えばプロスポーツチームの専属トレーナーや専属コーチ、また近年日本でも増えてきているパーソナルトレーナー等を目指す方、もしくは年配のかたや、病気や事故で身体の動きが制限されている方向けのリハビリトレーナーとして活躍したい方が多く学ぶ学部です。

様々な最新の機器で人体の動きを科学し、今まで経験論で説明されていたものを客観的データで表したり、分析したりするような研究が日々行われています。また、からだと心には大きな繋がりがある、という観点から心理学的なアプローチを取り入れていたりすることも特徴です。

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DAB (Design, Architecture and Building) (デザイン・建築系学部)

こちらは国内ランキング第2位のデザインスクール。ファッションデザイン、グラフィックデザインやUX関連が特に人気です。

オーストラリア国外に研修に行くチャンスも。多様な文化やバックグラウンドを持つ人々の集まる、シドニーで、伝統を大切にしつつも枠にとらわれないデザイン思考が身につくのではないでしょうか。

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オーストラリアへの進学や編入をご検討中の高校生、大学生、社会人の方、世界的に高評価を受けていることに加え、ロケーションの良さや留学生サポートが充実しているシドニー工科大学はチョイスにぜひ加えてみて下さい。

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