アメリカの大学進学先を検討する際により良い大学への進学を目指すことは自然な事ですが、気を付けて頂きたいのはアメリカのハイランク大学の大半は高額な私立大学ということです。

特に有名な大学として東海岸の私立大学群8校「アイビーリーグ」がありますね。出願要件はもちろんですが、年間学費900~1,000万円の学費を支払える経済的な余裕があるご家庭は少ないのではないでしょうか?そうしますとアメリカについては私立大学よりは、安価と言える公立大学=州立大学を検討されるのが無難でしょう。

「パブリック・アイビー(Public Ivy)」という言葉をご存じですか?"州立大学版アイビーリーグ"ということで、国内外において教育は学内研究の評価が高い大学群がそのような呼び名で呼ばれています。

今回はそのパブリック・アイビーのご紹介と、日本人留学生がアメリカ名門大学群へ進学するにはどうしたら良いか、紹介していきますね。

海外大学進学でもトップレベルの学校の多いアメリカとパブリックアイビーについて

世界大学ランキングでもトップクラスに入っている学校の多いアイビー・リーグ(Ivy League)とは、アメリカ北東部の位置する伝統的な私立名門大学のグループです。

アメリカ東部、名門私立大学群、アイビーリーグ校

  • ブラウン大学
  • コロンビア大学
  • コーネル大学
  • ダートマス大学
  • ハーバード大学
  • ペンシルバニア大学
  • プリンストン大学
  • イエール大学

パブリックアイビー(Public Ivy)とは

アイビー・リーグを語源とし、アメリカにある公立大学の中で特に名門校とされる大学群をパブリックアイビーと呼び、現在では約30校程度の大学が取り上げられています。

リチャード・モルの名門州立大学8校

パブリックアイビーを定義するソースとなっている情報は複数ありますが、その中でもオリジナルとされているのが1985年出版、作家リチャード・モルの著書「Public Ivies」の中で取り上げられたパブリックアイビーの8大学。研究の質に加えて、その大学の伝統性や校風も基準にして選出されています。

パブリックアイビー(リチャード・モル)

  1. College of William and Mary / ウィリアム・アンド・メアリー大学(バージニア州)
  2. University of Virginia / バージニア大学(バージニア州)
  3. University of Michigan / ミシガン大学(ミシガン州)
  4. University of North Carolina at Chapel Hill / ノースカロライナ大学チャペルヒル校(ノースカロライナ州)
  5. Miami University / マイアミ大学(オハイオ州)
  6. University of Vermont / バーモント大学(バーモント州)
  7. University of Texas at Austin / テキサス大学オースティン校(テキサス州)
  8. University of California / カリフォルニア大学(カリフォルニア州)

カリフォルニア大学について

1877年に設置されたカリフォルニア州の州立大学であるカリフォルニア大学システム(University of California,UC)。

現在は10校の、それぞれ独立したキャンパスで構成されており、パブリックアイビーにあたるのは以下の1~8になります。

カリフォルニア大学(年代順)

  1. カリフォルニア大学バークレー校
  2. カリフォルニア大学サンフランシスコ校
  3. カリフォルニア大学ロサンゼルス校
  4. カリフォルニア大学サンタバーバラ校
  5. カリフォルニア大学リバーサイド校
  6. カリフォルニア大学デービス校
  7. カリフォルニア大学サンディエゴ校
  8. カリフォルニア大学アーバイン校
  9. カリフォルニア大学サンタクルーズ校
  10. カリフォルニア大学マーセッド校

アメリカでに名門大学への進学手段、直接出願とコミュニティカレッジからの編入学

紹介をさせていただいたパブリックアイビーに日本人留学生が出願・入学を目指すには、直接出願とコミュニティカレッジで基礎教養を学んだ後に編入学を目指す2つの方法があります。

直接入学は「困難」&「高額」

もしあなたがパブリックアイビーの様なハイランクの州立大学に直接出願する場合には、以下のような書類を用意する必要があります。

  • 英文残高証明書(各大学が規定している1年間に必要なおおよその留学費用分)
  • TOEFLやIELTSなど公式英語試験ハイスコア
  • 高校英文成績証明書(GPA)
  • 志望動機書(エッセイ)
  • 英文推薦状
  • 課外活動歴(リーダーシップ、コミュニティサービスetcの経験)
  • 大学進学適性試験(SAT/ACT)
  • パスポート

基本的な入学時期は9月(秋学期)と1月出願時期は約1年前からとなっており大学によって締め切り日が異なります。

人気の学校は年明け早々に締め切りになる学校もあるため、準備をできる限り早めに進めておく必要があります。

なお州立大学でもパブリックアイビー系列ではアイビーリーグほどではないにしても高額な学費の支払いが必要になってくるでしょう。

コミュニティカレッジからの4年制大学への3年次編入を目指す

日本の高校を卒業した後、アメリカの4年制大学に直接出願・入学することは非常に困難であり、また経済的にも大きな負担になってしまいます(例:カリフォルニア大学ロサンゼルス校の場合、年間概算費用がUS$64,831(約940万円 ※2023年のレート)。

アメリカにはコミュニティカレッジと呼ばれる2年制の高等教育機関があり、この学校で基礎教養を身に着け、4年制大学への編入学を目指すことができます。

この編入システムはアメリカ西海岸の「カリフォルニア州」や「ワシントン州」が特に整備が進んでおり、規定のGPA(成績平均点)で修了することができれば名門大学への編入も夢ではありません。

<University Bridge>プログラムでパブリックアイビー編入を目指す

もっともコミュニティカレッジから特にパブリックアイビー大学への編入は保証されているものではなく、高いGPAの維持、履修科目登録や学内でのアクティビティなど編入が成功するようしっかりと対策と準備が必要です。

結局のところ高いGPAでコミュニティカレッジからハイランク大学への編入を実現させたケースは少なくなく、妥協したランクの大学への編入を余儀なくされた学生も多くいるのです。

iae留学ネットが出願・入学手続きサポートを行っている<University Bridge>はパートナーシップを持つ特定のコミュニティカレッジ内で行う、編入のためのサポートプログラムで、プログラムは確実にパブリックアイビーの大学への進学・編入を目指したい方におすすめです。

University Bridgeのサポートが受けられるのはカリフォルニア州(4校)とバージニア州(1校)のコミュニティカレッジ。

大学ランキングTop40の大学を含むパブリックアイビー大学への編入保証と充実したアカデミックサポートが受けられます。

University Bridgeの入学要件は一般的なコミュニティカレッジと同じで、SAT?ACTといった適性試験も不要です。

University Bridgeプログラムが行われているコミュニティカレッジは以下の5校となります。

  • PVCC(Piedmont Virginia Community College)(バージニア州)
  • College of San Mateo /サンマテオ・カレッジ(カリフォルニア州)
  • College of Marin/ カレッジ・オブ・マリン (カリフォルニア州)
  • Irvine Valley College/ アーバインバレー・カレッジ (カリフォルニア州)
  • Santa Monica College / サンタモニカ・カレッジ (カリフォルニア州)

アメリカの公立大学名門学校群、パブリックアイビーを目指すならiaeへご相談ください

高校を卒業したらアメリカの大学へ進学したい、経済的な理由でコミュニティカレッジからの編入を目指す、けどパブリックアイビー大学への編入を確実なものにしたいと思っているみなさんへ。

最初から高い英語力がなくても、また現在の学校成績が思うように取れていなくてもコミュニティカレッジ・University Bridgeなどのパスウェイを利用すればアメリカの大学で学位を取得することはできます。

iae留学ネットは世界700の高等教育機関・1,500校との提携があり、University Bridgeを含む提携校に関するご案内やお見積り、出願・サポートは無料となっています。

海外大学進学をしてみたいけど何からスタートすれば良いか分からないとお悩みなら是非一度、お気軽にiae留学ネットにご相談くださいませ。