19歳で留学を決めたきっかけ
小さい頃から洋楽好きな母の影響を受け育ったせいか、私自身も物心ついた時から洋楽と海外映画が大好きな子でした。私の兄が高校時代にイタリアに留学したことがきっかけで、家族でヨーロッパを初め海外の旅番組を見るこが多くなり、海外への憧れが強くなりました。
そして私は世界共通語である英語を学びたいと自然に思うようになり、短学を休学して8か月間アメリカ・カリフォルニア州のサンタバーバラへ語学学校に行くことに決めました。
ここを選んだのは天気の良さ・治安の良さ・名前を聞いたことがなかった(その当時はケーティペリーも日本ではまだ有名ではなかった)という単純な理由でした。
留学に行く前は、よくありがちな、日本人が比較的少ないところ・訛りがないところがいいと私も思っていました。しかし日本人との関わり方なんて本人次第ですし、訛りや現地の人達の話し方を習得できるのはそんな簡単ではないです。
1年ぐらいの留学であれば、自分が魅力的に思うところを選ぶことをお勧めします。
サンタバーバラに着くまでに教わった英語を学ぶ意味
サンタバーバラに着くまでに、たくさんの人に助けられ、私のアメリカ留学はこの出発日から始まりました。出発当日、日本の空港で家族全員に見送られ、一人になったところで、いざ搭乗口へ行こうと思い、番号を確認するためにチケットを見ました。
やばい、チケットの見方がわからない!!実は私10歳ぐらいでサイパンに行った家族旅行を最後に、飛行機に乗ったことも海外に行ったこともなかったのです。幸いにもそこは日本だったので、どこかのCAさんに日本語で聞いて無事飛行機に乗りました。
飛行機では3人席で私は真ん中、左に日本へ出張に来て国に帰るというアメリカ人、右には海外慣れしたビジネスマンの日本人でした。
機内で英語を勉強しているとそのアメリカ人から、どこに行くの?と声をかけられました。これから留学に行くんだと言うとそこから楽しい英語レッスンの時間が始まりました。
私の拙い英語でも必死に拾ってくれ、日本の話をしたり、彼のipadにあるお子さんとよく一緒に遊ぶというAngry Birdをさせてくれたり、13時間ほどあった長いフライトはあっという間に感じたほど充実した時間になりました。
右の日本人の方は、出入国カードの書き方や乗り換え方法を聞くとなんとそこまで案内して下さったり、何もわからない私にとても親切にしてくださいました。
感謝の気持ちと同時に、自分の英語力のなさがどかしくて、言いたいことが言えないのが悔しくて、この留学で絶対に英語を話せるようになりたいという思いがさらに大きくなりました。
サンタバーバラ空港は本当に小さな空港であるがゆえに、日本からの直行便がなく、サンフランシスコで乗り換えしなければなりませんでした。
空港に着くと、その乗り換えの飛行機が2時間ほど遅れるという事実が発覚。サンタバーバラ空港でお迎えのタクシーがあったのでそのバスドライバーに電話報告しなければなりませんでした。
日本のエージェントを通していたので電話しようにも日本は夜中。自力でタクシー運転手に電話をしなければならず、“飛行機が遅れているからOO時に着くので、その頃に迎えに来てくれますか?”という言葉をgoogleで調べまくったのを今でも覚えています。
留学先に着くまでの10数時間で英語を学ぶ意味を強く実感し、留学を決めて良かったと心から実感したのを覚えています。
アメリカで一番綺麗な街と言われるサンタバーバラ
聞いたこともなかった未知の都市・サンタバーバラは1822年までスペイン領だったことから、スペイン風建築で統一された、アメリカとは思えないような可愛い都市でした。
またあの有名なマイケルジェクソンのNeverlandがあった場所としても有名で、アメリカ人では知らない人がいないという素敵なリゾート地でもあったのです。
サンタバーバラはカリフォルニアの中でも特に安全で、人も温厚で人懐っこく、すごく居心地の良い町でした。ダウンタウンはすごく小さくて、1時間以内で観光が終わってしまうぐらいの規模だったり、お店が早く閉まってしまうような田舎町です。
しかし車で2時間ほどでLAに行くことができるので、週末は都会に行き、平日は落ち着いて勉強するという語学留学には最高の環境を作ることができるので個人的には穴場でかなりオススメです。夏には様々な国のフェスティバルがありとっても楽しかったのを覚えています。
英語がしゃべれるだけで世界が広がって本当だった
留学を終えて気づいたことは英語はただのツールだということ。英語がしゃべれるだけで、価値観や文化の全く違う人とコミュニケーションが取れるようになり、旅行先で友達ができたり、現地の人とコミュニケーションをとることが可能になります。
私は座学が嫌いです。でも留学で英語を使う楽しさを知ってから8年が経った今でも、違う国で英語学習を続け新しい世界を見続けています。