私は数年前、目的をもってアメリカ留学に旅立ちました。
アメリカ留学前は英語がずっと嫌いで、中学生の時はグーグル翻訳を使って英作文を提出したことがあるくらいの英語嫌いでした。
そんな私をアメリカ留学に突き動かしたのは、国際的な女優になりたいという目的、夢でした。
アメリカ留学で夢を叶えたい！
世界で活躍する日本人をみて、私もこんな風になりたいと思い、無謀にも全く英語のできない状態でとりあえずアメリカに留学してみることを決めました。
アメリカ留学で私が選んだ語学学校について
ハリウッドで活躍したいと思った私はロサンゼルスを留学先に決めました。
私が選んだ語学学校があったのはロサンゼルスから二時間も離れた砂漠の真ん中。
しかも語学学校は日本人だらけ。週に一度は日本食をつくるパーティーをして日本人同士でつるんでいるといいます。
このグループに入ったら、なにも学べないまま帰らなくては行けなくなる、と日本人グループをなるべく避けることを決意。
語学学校ではイタリア人と韓国人の友だちと過ごすことを心がけました。
クラス分けでは私は下から二番目のクラス、中学英語からやり直しです。
住居もホームステイを選び、英語にどっぷりと浸かる生活をしました。
しかし、ルームメートのロシア人の女の子は英語がペラペラ。
すっかり意気消沈してしまい、日本語ではおしゃべりな私も、犬しか話し相手がいないような状態。
そんな中、ホストマザーがくれたのは幼児向けの英語の本。
20歳にもなって幼児レベルから始めなくてはいけないという現実はかなりショックで、そこから必死になって勉強しました。
アメリカ留学から半年が経過して
アメリカに到着して半年も経つと、驚くほど英語は上達しました。
犬しか話し相手のいなかった私でしたから、人と話すことができるのが楽しくて仕方ありませんでした。
他の留学生たちと日常会話ができるようになった私は、今度はアメリカ人と話せるようにならなくてはならないと思いました。
正直、語学学校は、留学生ばかりでアメリカ人と話す機会はめったにありません。
語学学校の留学生たちは皆、英語を勉強している身ですから、完全にアメリカに溶け込むための次のレベルの英語を学ぶにはあまり良い環境ではありませんでした。
アメリカの大学のサークルに参加
そこで私は地元の大学のサークルに入ってみることにしました。
語学学校とその大学は姉妹校だったので、その大学のサークルに所属ができました。
語学学校から私のように大学へサークル活動をしている人はいませんでしたが、私はどうしてもアメリカ人の友達がほしくて、一人で参加しました。
日本にいるときからディズニーが大好きで、ディズニーサークルに参加しました。
最初のサークル活動はトリビアクイズのイベントで、英語はたどたどしいながらも、ディズニーのワードは知っていたので、アメリカの学生に混ざって回答するのはとても楽しかったです。
そのサークルからも何人か友達ができて、サークルでディズニーランドに行ったりもしました。また好きなことについて話すことによって、私の英語はどんどん上達していきました。
本来の目的地、ロサンゼルスへ
語学学校に入って一年後、私の英語は女優として演技ができるくらい上手くなったと思い、ロサンゼルスに引っ越すことにしました。
次の学校にはロサンゼルスの演劇学校を選びました。
いくら英語が話せるようになっても、ハリウッドで女優として活躍することが目標ですから、やっとスタート地点に立ったようなものです。
ロサンゼルスに引っ越してからはハウスシェアの一人暮らしをはじめました。
ルームメートとの慣れない暮らしは初めは大変でした。私はあまりルームメートに恵まれず、何度も引っ越しをする羽目にもなりました。
他人と一つ屋根の下で暮らすのも大変なのに、文化の違う人たちと一緒に暮らすのは大変です。
アメリカでの役者として活動
やっと大好きな演技ができるのに、やはり自分のつたない英語が足かせとなり、演技もうまくできない日々が続きました。
演劇学校に入ってから一生懸命やったのは発音矯正です。
いくら演技ができても、何をいってるかが伝わらなければ意味がありませんから、とにかく自分の声を録音して聞いて、練習する日々でした。
とにかく何か成果を残したいとオーディションをたくさん受けては落ち続けました。
何度もオーディションを受けて、少しずつ役がもらえるようになりました。
もちろん大きな役、作品ではありませんが、どんな役でもカメラの前で演じることができるのは、役者にとっては楽しいものでした。
アメリカ留学体験談、まとめ
そんな毎日を繰り返し、今ではミュージカルに出演したり、自分で書いた台本で、主演で映画をとったり、モデルの仕事に挑戦したり、まだまだ、学ぶことは多いですが、アメリカに来た頃に比べれば大きく成長しました。
このアメリカ留学で私が学んだ事は、出来ると強く信じて努力すれば、必ずできるということです。
渡米前はそんなの無理だと止める人もいました。ですが、自分の直感を信じてアメリカに来て私はよかったと思っています。
アメリカは私にたくさんの可能性をくれました。
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