海外の高校生活は日本のものとはいろんな部分が違います。
決まったクラスがなければ、特定の担任の先生もなし、また入学式、運動会、文化祭などの全員で参加する行事もほとんどありません、生徒それぞれがやっていることが違いますし、目的も違います。
このページでは私のアメリカでの高校留学体験を紹介します。
アメリカの高校留学中はアジアの友達と過ごす時間が多かった
高校の制度や文化が違う中、私はアジア人と仲良くなることが多くありました。最初は英語が伸びないという理由でアメリカ人と一緒にいることが多かったのですが、だんだんと中国人や韓国人と仲良くなることが多くなりました。
アメリカ留学中のアジア人との交流
それは、いくら広いアジアとはいえアメリカに来たらやっぱり違い考え方、感じ方があるのだと実感しました。家の中では靴を脱ぐ、白いご飯が食べたくなる、時間はきっちり守るなどアジア人と一緒だと言葉が英語でもほっとすることが多いのです。
またアジア人との会話で盛り上がるのが、それぞれの国で流行っている歌手やドラマなどです。特に韓国人の友人が日本の歌手が好きで「X-JapanのCDを持っていないか?」と聞いてきたのが、仲良くなったきっかけでした。その後授業のあと、毎日のように日本の音楽やドラマの話で盛り上がりました。
長期休みには日本のスーパーへ行き、雑誌やお菓子などを買って盛り上がりました。また韓国のレストランにも連れて行ってもらいました。アメリカで韓国人に韓国料理屋に連れて行ってもらえるなんて思ってもいなかったので、なかなかできない良い思い出となりました。
また韓国、中国それぞれ旧正月を祝うのですが、必ず毎年呼ばれて一緒にお祝いをし、まるで韓国や中国に旅行をしたような気分となりました。
アメリカ留学中にアジア人と交流するメリット
アジア人の友達を作るメリットは、それぞれの文化を勉強できるということはもちろんあります。しかしそれ以外に、お互い英語を勉強しにきているので共通の悩みをもっています。そこでお互いに励ましあいながら、頑張った思い出があります。発音などそれぞれの国によって悩むところが違うという新発見もできました。
アジア人であれば、英語は母国語でないので気楽に英語を話してみるということもできたのです。お互いになかなか通じずに、時にはお互いの言葉を混ぜながら会話をしたり、楽しかった思い出が多くあります。
アメリカ留学ならではの特徴を活かす
折角アメリカに来たのだから、アジア人とではなくアメリカ人と一緒にいて、英語やアメリカの文化を学んだ方が良いと考える人もいるでしょう。確かにそのような事も大切です。しかし色々な国の人が集まっているのがアメリカの特徴です。
私の場合途中から、アメリカでしかなかなかできない経験はアメリカ人と遊び、英語とアメリカの文化を勉強するだけではないと気付いたのです。色々な国の文化や言葉を少しでも覚えたら、また違ったアメリカ留学の価値があるように感じました。
またアジア人と色々話すようになり、よりアメリカ人とも積極的に交流ができたように思います。文化という意味でもアメリカ人よりも日本に近い感覚をもって、英語を勉強することの大変さを知っている人たちと色々話せたからこそ吹っ切れたのだと思います。
レポートなどの課題もよくアジア人の友達としていました。日本人が得意な所、韓国人が得意な所、中国人が得意なところはまたそれぞれ違うので、お互いに意見などを交換して英語を勉強することができたのです。アメリカ人に習って勉強するだけとは、また違った角度で英語を勉強できたように思います。
アメリカ高校留学中のアジア人との交流に関するまとめ
日本にいるころは、韓国人や中国人は遠い存在のような気がしていましたが、アメリカという異国だからこそ共通点を感じたのかもしれません。アメリカ生活の中で、家の中では靴を脱ぐなどの感覚が近いだけでも、ほっとできる瞬間があるのです。
また英語を勉強するのに行き詰った時、韓国語や中国語を勉強するのがよい気分転換になりました。お蔭さまで今でも両方の言葉ともに挨拶はすることができます。
アジア人の友達は異国で英語を勉強するという目的は同じという事もあり、貴重な存在となり得るのです。