アメリカ英語に憧れて留学してみた高校生の頃の思い出
私は高校生の時、アメリカに1か月ほど滞在できるチャンスがありました。
当時、全く英語が話せない状態で行った私は、アメリカで出会う人たちとろくに挨拶さえできなかったほど。
アメリカ滞在中、大好きな美術館に行くために、道を聞いても英語の発音が悪かったのか、相手に理解してもらうことができず、泣きたくなったこともありました。
そんなもどかしく悔しいアメリカ留学体験をたくさんした後に日本に帰国。
アメリカに行く前にしっかり勉強・準備をして、もっと英語が話せたら、アメリカでもっともっと楽しい体験も出来たのに、とめちゃくちゃ後悔しました。
これを機に、「いつかもう一度、アメリカに留学して英語を勉強しよう!」という気持ちをずっと持ち続けた私。
それから時を経てアメリカ西海岸、ロサンゼルスの語学学校で英語留学ができるチャンスが訪れました。
留学先にアメリカを選んだ理由は、高校時代のアメリカ滞在で悔しい思いをしたリベンジと、ハリウッドの映画で使われているようなアメリカ英語を話せるようになりたいと思ったからです。
アメリカの語学学校に留学して勉強したもの英語力が上がらない
アメリカ・ロサンゼルス到着後、期待に胸を膨らませ、語学学校に入学した私は積極的に授業に参加しました。
自分のレベルに合ったクラスで、英会話や英語のイディオムを先生から習った後に、隣の席の人と会話を練習する毎日。
アメリカ英語を流暢に話せる日を夢見て、毎日、英語の勉強に励みました。
アメリカ留学から数週間、英語が話せるようになった?
しっかり勉強したからなのか、アメリカに到着して数週間経ったころ、前回のアメリカ滞在との違いを感じるようになりました。
それは、私の英語が通じること。語学学校の先生が話すことも部分的ながら分かるようになり、何よりクラスメイトとランチやお出かけをして英語で話せている自分に気づきました。
日本を出発する前、それからアメリカ到着後の努力が報われた、そう感じたものでした。
日本人留学者が絶対に感じる、語学の壁
アメリカ留学してすぐの頃はそんな風に楽しく勉強できていたのですが、それからさらに数週間経った頃からあることに気づいたのです。
私が英語を話せる、と感じた理由を考えてみて分かったのですが、語学学校で周りにいる人もみな海外からの留学生だからお互い、初級英語で分かりあえていただけでした。
日本人が海外留学をしていると感じる「壁」はこれだけでなく、中級なら中級、上級なら上級ならではの「壁」があります。
アメリカ人ネイティブと話せるようになった、留学して良かったと思えるようになった次の日の朝、ニュースを聞いても理解できない。
そのニュースを8割程度聞き取れるようになった、少しは英語力がついたかな、と思い新聞を読んでみたら一向に読み進まない、など、ですね。
話を戻すと、私の語学学校の最初のクラスメイトは留学生といっても、クラス分けされたのは初中級レベルですから、韓国人や中国人、タイ人、ミャンマー人などのアジア圏からきている人がほとんど。
みんな英会話の初心者であってアメリカのネイティブスピーカー(英語を母国語として育った人)では当然、ありません。
もちろん、初心者同士で英会話を練習することが悪いことではなく、楽しく着実に英語力を伸ばすことができます。
しかし、語学の勉強という観点で、実はあまり良い環境ではなかったように感じます。
それは、例えば下記のような可能性があるのです。
- お互いに話している英語は間違っている可能性がある
- 間違った英語を話していてもお互い気づかない
- お互い同じ言い回しばかりを使うので、新しいイディオムを会話から吸収出来ない
- 正しい発音を習得出来ない
アメリカで英語を話せてはいる、と感じられるようになりはしたものの、英会話力の上達を感じられなくなったことから、少しずつ、語学学校に通う事もつまらなく感じ始めていました。
「せっかく一大決心でアメリカの語学学校に留学したのに、これではいけない!」と思った私は他にもっと英会話が上達する方法がないかを探し始めました。
日本人留学生で英語が話せる人の共通点とは?
私の英会話力を上達させるため、まず同じ日本人留学生で英語が得意な人たちがどんな勉強をしているのか聞いてみることにしました。
同じ語学学校、または日本人コミュニティ(ロサンゼルスは良くも悪くも日本人が多いです)の中で英語が得意な人にインタビュー、何か特別なテクニックがないものかと質問責め。
その結果、特別に何か違う勉強方法があるわけではない、ということが分かりました。
でも、それでも何か、私の英語の勉強方法と違う何かがあるはず、と考察。
そこである共通点に気づきました、彼らは英語の勉強をしていますが、語学学校ではなくコミュニティカレッジまたは大学附属の英語コースに通っていたんですね。
語学学校とコミュニティカレッジ・大学での英語レッスンの違い
アメリカの語学学校でしか勉強をしたことがなかった私にとって、コミュニティカレッジや大学での英語レッスンがどう違うのかは分かりません。
ですが、結果としてコミュニティカレッジ・大学の附属コースで学ぶ彼らの方が英会話力が高いことは間違いなく、とにかく英語力上達ためにできることは何でもやろうと、コミュニティカレッジへの入学を目指し、出願することにしました。
コミュニティカレッジに参加して私が感じたこと。
それは「先生が何を言っているのか理解出来ない」ということでした。
留学するならとにかくアメリカ英語漬け、という環境を作る
分からなかった事は、授業後に先生に聞きに行くか、クラスメイトに聞くしかありません。
ここで語学学校との違い、が出てきます。それは、英語レッスンを行う先生も、授業に参加しているクラスメイトもアメリカ人である、ということ。
すなわち、嫌でも常に英語で質問して、英語で聞き取り、理解するしかないんですね。
人間、必要に迫られると力を発揮する、とはまさにこのこと。
だからこそ、私の日本人留学生の仲間でコミュニティカレッジや大学附属の英語コースに参加しちえる人は、自然に英会話が上達したのです。
周囲の人間は英語を母国語としたアメリカ人、私との会話では、もしかすると少し気を使って簡単な英語・表現を使ってくれていたのかもしれませんが。
ですが、それでも私の知らないアメリカ英語ならではの単語やイディオム、表現がどんどん出てきます。
毎日、アメリカのネイティブスピーカーによるアメリカ英語にまみれているうちに、私も英語力が伸びるようになりました。
私のアメリカ留学経験を通じて知ってもらいたいもの
英語が苦手なら、アメリカ留学の第一歩として語学学校に入学することは良い選択だと思います。
クラスメイト全員が英語を話せない状態からスタートするので、お互い英語が話せなくても根気強く会話を続けられますから。
お互い、簡単なことしか話せないからこそ、会話相手の英語を理解出来ます。
加えて、アメリカ人だけでなく、世界中から集まる、色々な国の人交流するということは、かけがえのない経験です(今でも語学学校で知り合った友達とはSNSで交流があります)。
ただ、ある程度の語学力が身に着き、語学の壁を感じたときに、よりハイレベルな英語力を身に付けようと考えるなら、何か月も語学学校「だけ」に行き続けることはおすすめしません。
より英語漬けになれる環境、jコミュニティカレッジや大学といった、ネイティブスピーカーの英語に浸れるところにも身をおく、すなわち「進学」することも選択肢のひとつです。
私は大学に入学するという手段を取りましたが、必ずしも大学に入学する必要はありません。
「毎日英語を話すしかない状況に身をおくこと」「毎日英語ネイティブスピーカーと会話できる状況に身をおくこと」の2点が実現出来るところならば、どんなところでも良いのです。
例えば、アメリカ人の彼氏や彼女を作るということでもその状況を作り出せますよね!
せっかくのアメリカ留学の機会を無駄にしないためにも、中・長期間の留学プランはしっかりと考えておきましょう。
iae留学ネットのキャリアあるカウンセラーが、あなたにとって英語力を伸ばすための一番のアメリカ留学を紹介いたします。