こんにちは、iae留学ネット・アメリカ留学担当です。
今回は大学生の方のアメリカでの交換留学体験談を紹介します。
私は20歳の夏にアメリカに渡り、ジョージア州のケネソー州立大学というところで1年間勉強しました。
現地の学生たちと一緒に授業を受け、マーケティングや心理学などを学びました。
もちろん、アメリカ留学前には色々な不安がありました。
でも終わってみれば、「アメリカに交換留学に行って良かったな。」と毎日のように思います。
もし留学に行くかどうか迷っているなら、私のアメリカ留学体験談を読んで是非、トライしてみてください。
アメリカ交換留学をふと通学中に決意しました
そもそも、どうして私は「海外留学に行こう」と思ったのか。
その理由は単純で、「今しかない!」と思ったからです。
大学2年生になった私は当時、実家から電車で通学する毎日の大学への通学途中、電車の中でぼーっと外を眺めているときにふと思いついたのでした。
「私はこの生活をあと2年、卒業するまで続けるのか?」
会社員になればこれが何十年も続くのか、と思った瞬間にとても怖くなりました。
社会人になった後に休職して海外留学する人も多いですが、なかなか簡単なことではありません。
自分が好きなことを好きなだけ勉強できるのは今だ!ということに気が付いたのです。
海外で勉強してみたい!でも留年や休学はちょっと…
海外留学を決意してから、自分が最短で留学できる方法を探し始めました。
しかし、私は休学や留年をして留学をするということはできませんでした。
費用面でそこまで余裕がなかったからです。
そこで私が目指したのが交換留学です。
これなら、現地で取った単位を帰国後に変換できる、つまり留年する必要がない!
これらの理由が決め手になりました。(大学によって単位変換のルールは異なります。)
私はTOEFLを勉強して大学の交換留学プログラムに応募。
無事面接に受かり、個別協定先のアメリカ・ジョージア州、ケネソー大学へ行くことができました!
留学生活ってどんなもの?
私のアメリカでの留学生活はどんな風だったのか、簡単にではありますが紹介したいと思います。
アメリカでの生活は大学寮
大学キャンパス内にある寮で暮らしていました。リビングとキッチンは共有ですが、シャワー付きの個室がありました。
一緒にシェアをしたのはドイツ人、韓国人、パキスタン人のルームメイトでした。
中々楽しかったですが、問題もたくさんありましたよ。
例えば、韓国人ルームメイトはよく冷蔵庫の中の私の食糧を食べていました(笑)
ある日、私が発見して問い詰めると「これは韓国の文化だ!」と言い張り、謝ろうとしませんでした。
アメリカ留学中はこうした問題も英語で解決しなければいけません。今思えばそれがとても良い勉強になったと思います。
アメリカ留学中の食事について
私が通っていた州立大学のキャンパスは田舎にあり、スーパーが遠かったので毎日キャンパス内のカフェテリアに通っていました。
ハンバーガーやポテトが毎日のように出てくるところで、帰国時には体重が5kgも増えていました!
ケネソー大学での授業に関して
基本的にアメリカの大学は1セメスターに4つまでしかクラスをとることが出来ず、同じクラスが週に2~3回あります。
中には1セメスターの間、同じグループで1つのプロジェクトに取り組むことがあり、これは中々大変でした。
途中、メンバー間で喧嘩が起こったり、最初は自分の意見が主張できなかったり、授業に行くのが憂鬱な時もありました。
しかし、こうした問題をどう解決するかを評価する教授も多くいます。
チームのグレードが悪いと自分の評価も下がる、それがGPA(成績平均点)が下がることにもつながるので、みんな本気です。
「英語が出来ない」が理由にならない環境で、ネイティブの学生に必死についていったことで気づかないうちに英語力はとても上がったように思います。
留学期間中の休日・ホリデーシーズンの過ごし方
アメリカ留学中の休日中はジムに行ったり、来週の授業の予習をしたり、友達の家でパーティをしたり、とても充実していたのを覚えています。
長期休暇にはクリスチャンの方々が主催するホームステイプログラムに参加し、2週間をオハイオ州で過ごしました。
クリスマスを教会で過ごした経験はとても特別なものでした。
楽しいイベントばかりでしたが、友人と行ったハロウィーンパーティでは怖い思いをしました。
知人の家におよそ100人近くが集まったのですが、あまりの騒音のため警察がやってきたのです!
私はただ外に出るように言われただけで事なきを得ましたが、中には未成年で飲酒やドラッグをやっていた人もいたみたいでした。
アメリカは全てが自己責任の国ですから、自分の安全は自分で守らないといけないな、と感じた瞬間でした。
実際に留学してわかる、ココが良かった!というポイント
あくまで個人的にですが、自分が留学に行って本当に良かったと思うことを幾つか挙げてみます。
アメリカ留学を経て自分がどう生きたいかを真剣に考えるようになった
現地で知り合った人たちと話していると「自分はこう思う。」と自分の意見をしっかりもった人たちがたくさんいました。
またアメリカで働く日本人の方々と会い、とても刺激を受けました。
アメリカには色々な生き方のモデルがあり、「自分はどういう人生にしたいのだろう。」と考える機会がたくさんありました。
また色々な生き方があるのだから、自分も自分らしく生きていこう、という気持ちも強まりました。
異文化包容力がついた!
よく異文化理解力という言葉がありますが、私はアメリカにいた時に「理解」をするのは無理だ、と思いました。
それでも相手の意見をリスペクトして、受け入れることならできるかな、と思いました。
受け入れる、という心で相手に接することで日本にいた時よりも、柔軟な心構えになれたかなと思います。
家族や親友をもっと大事にしようと思った
ホームステイでクリスチャンの家族と2週間を共にしたときに、彼らがいかにお互いを思いやり、感謝の言葉を口にしているかを目の当たりにしました。
日本には「察しの文化」があると言われます。口に出さずとも気持ちは伝わる、というのが美徳とされる傾向にあります。
それでも日々お世話になっている家族や友人に感謝の気持ちを伝えるのは大事なことだな、と学びました。
アメリカ留学を検討しているあなたへ
留学をしたい理由は人それぞれあると思います。しかし、それは立派な理由である必要はないと思います
私も最初は「大学で英語を専攻しているのだから留学ぐらい行っておかないとなぁ。」となんとなく思ったのがきっかけです。
実際に留学に行き、色々な経験をしている間に「あぁ、きっと私はこういう経験がしたくて留学に来たんだなぁ。」と気づくことの方が多かったように思います。
ですから、理由なんて後付けでいいじゃない!と私は思います。
まずは留学に行きたいという気持ちを大切にして、どうやったら実現できるのかを考えてみませんか?
"Try or Cry."
ただ考えているだけでは何も始まりません。まずは一歩を踏み出してみてください。