みなさんこんにちは、iae留学ネット、イギリス担当です。

すでにご存知の方も多いかと思いますが、イギリスのワーキングホリデービザ、ユースモビリティスキームはは定員1000名で抽選方式。

ワーキングホリデービザとしては珍しく最初から2年間の滞在許可がもらえるというものです。

私はイギリスのワーキングホリデービザが2年間になった年にビザを申請・取得し、イギリスに滞在しました。

イギリスのワーキングホリデービザの取得

前述のとおり、私はイギリスのワーキングホリデービザのシステムが変わった年にビザを取得しています。

ユースモビリティスキーム(YMS)と呼ばれているイギリスのワーキングホリデービザは、当時は抽選ではなく先着1000名でした。

過去に語学留学でイギリスに長期滞在していたことのある私は、ビザの取得代行サービスを利用するという考えがなかったのですが、あまりに情報が混乱しすぎていた当時は、取得代行サービスをお願いしたほうがスムーズだったのではないかと思います。

必要書類のチェックは厳しく、揃っていなければ申請もできないような感じで、追い返されている人もいました。

そのためか、その年は確か3月位までは、ビザの定員になっていなかったと思います。現在は、1000名の定員にかなりの人数の人が申し込みをしていて、狭き門になっているようですね。

私は2月に申請し、期間は5月からということで申し込みをし、無事にワーキングホリデービザの取得ができました。

ロンドンワーキングホリデー1

英国ロンドンでの生活の準備

ロンドンでは最初の2週間だけ、高級住宅街のあるハムステッドというエリアにある、シスターが経営している女子寮を予約していました。

その間に家探しと職探しをするつもりでした。

家は予算や立地を大体決めていたので、すぐに決まりました。

自分の理想の家を探すには、先にその辺りをしっかり明確にしておくべきだと思います。

ロンドンは広いので、安いことを重視するとかなり辺鄙なとこに住むことになります。

また、立地を重視すれば家賃が高くなるすぎることもあるでしょう。

私の家は地下鉄駅2駅、鉄道駅、市内電車駅全てから、徒歩10分以内という好立地で、ゾーン2という比較的中心街に近い場所でした(ゾーン1が中心地で、数が多くなるにつれ中心から離れます)。

希望していたエリアとは少しだけ離れてしまったのですが、交通の便の良さとコスパでそこにしました。

就職活動について

家を見つけたあとは、そこから通いやすい職場探しです。

うちは中心街に出るバス停が徒歩1分のところにあったので、家から中心街の間までで、できれば現地企業で働きたいと思っていました。

ただ、私は貯金をほとんどせずに渡英していたので、まずはすぐに仕事が見つかる日本食レストランで働き始めました。

そこで働くかたわら、現地企業の事務職で何か仕事がないか探していました。

日本食レストランは、日本よりも日本社会なところがあって、人間関係が大変だったという印象があります。

ただ、賄いは和食ですし、ランチもディナーも働けば1日2回食べれることになるので、かなり節約になります。

そのレストランで働き始めて2、3ヶ月後のことでしょうか。

イギリスの派遣会社で日本人顧客を相手にしたカスタマーサポートの仕事を見つけました。

相手にするお客さんは日本人でしたが、メールでの連絡のみですし、オフィス内に日本人は1人もおらず、また翻訳も多少やらせてもらえるような環境でした。

週に1、2日だけのパートタイムでしたが、そもそもワーホリビザで日系以外の会社での事務職を探すのはとても難しいことなので、とても貴重な経験となりました。

私のように現地企業での事務職にこだわるなら、日系の派遣会社などではなく、現地の求人サイトや、現地の派遣会社を当たってみるのがいいと思います。

英語履歴書は絶対に必要なので、渡英前に用意しておくとスムーズだと思います。

このパートは時給もかなり良かったです。

最近旅先で会話をしたイギリス人によると、大学卒業後ロンドンで事務職などに就けば、物価が高いことが気にならないくらい給料も良いそうです。そのため、私の時給も良かったようですね。

これは、ワーキングホリデービザなどで飲食店で働くと気づかないことなので、ほとんどの人はロンドンは物価が高いと思ったまま帰ってきてしまうでしょう。

イギリスのワーキングホリデービザは時間的な面での就労制限はないので、日本食レストランをメインにして、かけもちでオフィスワークをしていました。

スターバックスでの就労体験

オフィスワークはとても気に入っていたのですが、やはり日本食レストランではなく、飲食店ならせめて現地企業のところがいいと思い、渡英半年後には現地のカフェでの就職を目指すことにしました。

そこで、スタバなどのカフェで働きたいと思っているということをフラットメイトに話すと、その子がたまたまスタバのアプリケーションフォームを持っていて、それをくれました。

たまたま行きつけのスタバで人を募集しているということで、もらってきたそうです。

スタバでは、このアプリケーションフォームが履歴書の代わりになります。

通常は店舗に行って、店員の誰かに言えばもらえるものです。

それを働きたい店舗で店員に渡して、応募完了となります。

私は、ビートルズで有名なエリアにあるスターバックスでの採用が決まりました。

かなり忙しい店舗で、特に通勤前の時間は誰も休憩が取れないような忙しさでした。

また、同僚はラテン系の人が多く、働く上でのルールや物の使い方などを守らないので、そこは結構ストレスに感じました。

そういうところに真面目な東欧系の同僚たちとよく言い合いになっていたのを覚えています。

そういった文化の違い的なところを感じられるのは、とても興味深く、毎日ストレスとともに幸せも感じていました。

海外でさまざまな国の人と働くというのは、ロンドンならではの経験です。

お客さんもさまざまな国出身の人がいて、イラク出身の人から聞く平和な頃のイラクの話は興味深かったです。

ロンドンワーキングホリデー2

ロンドンでの生活

仕事以外の面では、スーパーと旅がとても楽しかったです。

家から徒歩15分のところに、ウェイトローズという高級スーパーがあり、そこのチーズカウンターでチーズを買って、スペインやイタリア産のハムと安くて美味しいワインを仕入れ、友達と家飲みするのが楽しみでした。

「高級」とは言いますが、日本でチーズを買うよりずっと安いので、チーズ好きにはロンドンは楽しめると思います。

果物も安いですし、野菜類は軒並み日本よりは安くついていた気がします。

また、イギリスからはたくさんLCCが飛んでいたので、ワーキングホリデー後半は毎月のようにどこかに行っていました。

ヨーロッパの主要な国は全部行っていますし、ちょっとマイナーなところにも行きました。

スタバでも1年に5週間も有給休暇が取れるので、週に2日のお休みに、何日か有給休暇をプラスして、毎月旅行できるような生活になりました。

イギリスからの旅行は交通費がかなり安くなるので、旅行費は日本に比べるとかなり少なくすみます。

イギリス・ワーキングホリデー留学体験談、まとめ

ロンドンでの生活はインターナショナル色にあふれていて、どこを歩いていても英語以外の言葉が聞こえて来ます。

例え現地企業で働くことになっても、イギリス人ではない人の方が多いのではないかというほどです。

沢山の文化が混じり合って暮らしているので、ストレスも感じるかもしれませんが、それを受け入れられるようになれば、自分以外の価値観を認めるということがわかって、人間的に成長できるのではないでしょうか。

ロンドンでの生活はお金はかかりますが、その分かなり充実できると思います。

私のように働きながらだと日本と変わらない生活水準のまま、日本では得られない刺激がいっぱいです。

語学も、仕事も、遊びもいろんなものが詰まっています。

まあただ、やっぱり手続は手伝ってもらったほうが楽でしたかね。