海外で勉強をしてみたい、と思いはするものの、不安となる要素はたくさんありますよね。
海外留学をする場合には都市や学校情報の収集だけでなく、そうした不安を払拭するためにあれこれ事前に情報収集するものです。
ですが、イギリスの大学進学留学で調べてみると実はあまり情報が多くありません。
そこで、今回は私が留学先に選んだイギリス北部・リーズ大学での留学体験談を紹介します。
皇室・佳子さまが交換留学先として選んだことで日本国内でもリーズ大学は知られるようになりました。
現地イギリスでの海外大学進学、リーズ大学での体験談があなたの背中を押すものになれば幸いです。
イギリスへの大学留学で知っておくべき3つの情報
イギリス・リーズ大学で私が感じたこと、注意点をさっそく紹介させてください。
イギリスの大学留学では、日本人が本当に少ない
皆さんが留学する際に心配になることの一つとして、英語を話す環境がしっかりあるかということがあるかと思います。
周りに日本人ばかりだと、日本語でコミュニケーションをとってしまいますし、せっかく留学したのに全然英語力が伸びなかったといった話はよくあります。
私の留学していたリーズも日本の大学と多くの提携を結んでおり、早慶上智、MARCHの学生が非常に多かったです。
留学したところで日本人ばっかりの環境にいるのだったら、意味がないなと読者の皆さんが思うなら、正規留学を強くお勧めします。
私の経験からいえば、リーズ大学に100人の日本人留学生がいたとすれば、70人は語学留学生(私費留学生)、25人は交換留学生、5人は正規留学生といった比率でした。
専門によってこの比率は変わると思いますが、経営学部に所属していま私の場合、120人のクラスメイトがおり、日本人は1人でした。
アメリカに比べて日本人留学生の数はそもそも少ないので、マイノリティになる可能性は非常に高いです。
英語漬けで、ネイティブの学生とバチバチ議論を交わしたい学生には絶好の環境といえます。
イギリス大学進学で感じたアクセント・スラング問題
海外大学進学をする留学生は、ある程度の英語力、イギリスの大学であればIELTS6.0以上くらいの語学力を持っています。
そんな高い英語力を持つ海外からの留学生の自信を打ち崩すのが、イギリスアクセント・スラング問題。
街中で、カフェで、レストランでイギリス人の英語が全然聞き取れない。
イギリス留学当初は多くの学生が非常に悩むはずです。
ましてや教科書ででてくる英語なんて日常生活では2割くらいしかないという印象です。
リーズで話される英語はコックニー(ロンドンの労働階級アクセント)とスコティッシュアクセントが混じったものと紹介されており、イギリスでも屈指の難しいアクセントがある地域です。
(お隣のニューキャッスルで話される英語よりは少しましかもしれませんが)
その他、スラングは留学生の悩みの種かと思います。
一例として、リーズではサンドウィッチのことはBottyと呼んでいました。
またスニーカーをtrainer、トレーナーはjumper、パンツ(ボトムス)はtrouserと呼ばれているので知らないとちょっと恥ずかしい思いをすることもあります。
留学雑誌や、留学体験談からアクセントやスラングについてぜひ検索してみてください。リーズ周辺のアクセントについて興味がある方は「West Yorkshire accent」をキーワードにしてくださいね。
海外の大学での勉強は日本と比べ物にならないほど地獄
海外と日本の大学の違いについてよく聞くのが、勉強の大変さかと思います。
辛いか、辛くないかでいうと間違いなくつらいです。
日本の大学ですと、単位が足りないなら留年かぁとなるわけですが、イギリスの大学では単位が足りないなら退学ということもあります。
さらに年間で取得する単位数は10単位程度なので、上期中に二単位落とすと退学になることもあります。
普段の勉強ですが、基本的には大講義とそれを補足する小講義(ゼミ)に分かれていて、その準備をするというのがメインになります。
1授業あたり、教科書1章くらいの予習が必要だったので、1日当たりに読まなければならない教科書・文献は約100ページに及びます。
小講義では10人程度の学生しかいないため、大講義で学んだことはなにか、自分の予習・理解との相違点とは何かといったことを発表しなければなりません。
担当教授に予習はやってきた?講義はちゃんと聞いてた?と詰められ、予習してないなら教室からでていってくれと怒られる学生もちらほら。
勉強はやらざるを得ない上に、量も、質も求められるというのが海外大学留学です。
また、単位取得には3時間の論述試験×科目数をこなさないといけないので、普段から勉強しておかないとテスト前に1週間徹夜withエナジードリンクとピザ生活なんて悲惨な事態陥ることになります。何事も計画的に進めることが大事です。
イギリス大学留学体験談、まとめ
いかがでしたでしょうか?
日本人留学生がどのくらいいるのか、イギリスアクセントの難しさ、勉強の大変さはネットで調べるだけではなかなか見つけることができない情報だと思います。
ぜひ、この記事を参考にイギリスへの大学進学留学について考えてみてくださいね。
ご質問が出てきたら迷わずiae留学ネットまでお問合せください。