2025年1月8日から、日本国籍の方がイギリスを短期訪問する際に、新たにETA(Electronic Travel Authorization)が必要となります。申請自体は、2024年11月27日より開始しておりますので、年明けすぐにご留学に行かれる方は注意が必要ですね。
本コラムでは、ETA導入の背景とその詳細、手続き方法、そして留学計画への影響とするべき準備について3つに分けて解説いたします。
※本コラムは英国内務省(Home Office)サイト等の2024年12月12日時点での情報を基に作成しています。情報は予告なく変更される場合がありますのでご了承ください。
ETA導入の背景と概要
ETA(電子渡航認証)は、イギリス政府が訪問者の渡航を事前に確認するための電子システムです。電子渡航認証は、アメリカやカナダ、オーストラリアでも導入されています。
この制度の導入は、国境管理を強化し、合法的な渡航を促進するための取り組みとして行われます。イギリスを短期訪問するすべての免除国の国民が対象となり、日本国籍の方もその例外ではありません。
対象となる渡航目的
- 観光
- 短期のビジネス訪問
- 親族訪問
- 学会や短期研修(6か月未満)
ETAは、渡航予定の数日前までに申請が必要で、承認されていない場合はイギリスへの渡航ができません。ご出発日の1週間前には申請が完了していると、安心且つスムーズにご渡航が出来るでしょう。
ETAの申請手続き・申請方法について
ETAの申請はオンラインで完結しますのでご安心ください!イギリス政府のサイトにより詳しいご案内がありますので、必ずご確認くださいませ。
スマートフォンをお持ちの方であれば、アプリをインストールしていただき、アプリにてお手続きを進めることが出来ます。スマートフォンをお持ちでない場合には、イギリス政府のサイトからお申し込みをすることが可能です。
>> イギリス政府のサイトからお申し込みをする場合にはこちらから
以下にて一般的な手続きの流れについてご案内いたします。
- オンラインフォームへの入力
- パスポート情報
- 渡航目的
- 滞在予定先の住所 - 必要書類のアップロード
- 有効なパスポート
- 写真(必要に応じて) - 質問への回答
申請者に関する質問がいくつかありますので、回答します。 - 手数料の支払い
手数料は£10(約1,800円程度)とされています。 - 申請結果の通知
通常、申請後72時間以内(3日以内)に結果が通知されます。
注意点
- ETAの有効期間は2年間、またはパスポートの有効期限までのいずれか短い期間です。
- ETAは1回の訪問で最大6か月の滞在を許可します。
- グループで留学・旅行をする場合、個々人で申請が必要になります。
留学計画への影響と準備
これまで日本国籍の方は、観光や短期訪問のためにイギリスへの渡航時にビザを必要としませんでした。しかし、2025年1月8日以降の入国の際にはETAが義務化されるので、必ず事前申請が必要となります。
留学計画の注意点と準備
- 航空券購入前にETAを取得することを推奨します。
- 渡航予定日から逆算して十分な余裕を持って申請を行いましょう。
※申請内容に万が一不備があった場合、審査に時間がかかることがあるため、早めの準備が重要です。
ETAについてより詳しい情報は、以下サイトから必ずご確認くださいませ。
>> UK Home Office公式サイト
>> 日本外務省「海外安全ホームページ」
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ETAの導入は、日本国籍の方にとって新しい要件となりますが、オンライン申請が可能で手続きも比較的簡単です。事前準備を怠らず、スムーズなご渡航・留学を実現しましょう!
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