アメリカ留学、学生ビザでも働けるOPTとは?
日本人がアメリカ留学をする場合、90日以内、週あたりの英語レッスン数が18時間未満なら学生ビザを申請することなくESTAと呼ばれる電子渡航認証手続きのみで入国が可能。
ただし、このESTAでアメリカ入国をすると、アルバイトはできません。
90日以上、週18時間を超えるフルタイムコースでアメリカ留学する場合には学生ビザを事前に日本で申請、無事に発給されてアメリカに入国する場合も、語学学校で英語の勉強をする場合にはアルバイトは不可。
もしあなたがアメリカでコミュニティカレッジや大学で学位取得コースを目指すなら、大学キャンパス内でのみ、や週20時間未満のアルバイトが許可されます。
それほどアメリカ政府は留学生が自国内で働くことに対して厳しい管理をしている、ということをまず知っておいてください。
留学生が働くことの難しいアメリカにあるOPT
留学生が簡単にアルバイトできないアメリカですが、OPTはフルタイムでも「働く」ことのできる制度です(名目上はトレーニング=研修ということになっています)。
そんなOPTを申請するための条件は以下となります。
- 学生ビザ(F-1)でアカデミックイヤー(9か月間)就学していること
- 就労内容は専攻した内容に関連するものであること
- 学位取得プログラムを受講していること
- 勉強している学校が実施するワークショップに参加すること
ここから分かることとして、日本人留学生には以下の条件が出てきます。
- 少なくとも9か月以上のアメリカ留学をする必要
- 学位取得レベルのプログラムに参加できる英語力が必要
アメリカ留学というのは学費、滞在費ともに決して安い部類ではありませんよね。
留学前に英語力の底上げなどしっかりと準備しておくことで、OPTに向けたプログラム参加に必要な期間を短くすることができる、ということを覚えておきましょう。
「OPT」で得られるメリットとは
OPTでアメリカでの就労経験を得るとどんなメリットがあるか、考えてみましょう。
まず第一に、アメリカでの実務経験が得られること。ただ単純にアメリカで勉強してきただけでなく、実際にアメリカ社会で労働経験を積んだことがあるということは日本帰国後の就職、キャリアチェンジでの大きなメリットになります。
次に、お金のかかるアメリカ留学においてOPTで得られる収入は現地生活費用の大きな助けになります。
そして最後にアメリカで働いている間に出会う人たちとの絆、人脈作りは将来、あなたが世界で活躍するときに必ず大きなメリットとなります。