知らないと損!?海外では当たり前の大学編入制度
日本で「大学への編入」と聞くと、「!?どういう事?」や「大学への編入なんて考えたこともなかった…。」など。
中には大学編入に対してネガティブな発言を耳にすることも多く、「1年次から大学に直接入学できないのは、卒業してもその大学の卒業生だなんて言えない」とまで言う方がいるのも、事実です。
日本の教育制度で育った人には、まだまだ馴染みのない大学への編入制度。海外では当たり前なんです。
どこに入学したかではなく、どこを卒業したか
大学への編入制度が整っている英語圏の国では、最終学歴を重要視するため「どこの大学に入学したか」という事よりも「最終的にどこの大学を卒業したか」を見られます。
日本でも当たり前の事ですが、名門大学に合格したとしても卒業していなければ最終学歴は高卒です。
1年次から直接入学した学生も3年次から編入した学生も、その大学を卒業しているのであれば、同じ卒業証書をもらいます。
大学卒業後、就職活動の際に「あなたはカレッジからの編入生ですので、〇〇大学卒業生ではありませんね。」なんていう人はいませんよね。
どこの大学に進学したとしても一番大切なのは、その大学できちんと学び卒業したかどうかです。
海外大学編入の3パターン
海外大学への編入を検討する場合、大きく以下のような3パターンが考えられます。
- パスウェイプログラムからの編入
- 各大学や提携教育機関が提供する大学編入プログラムなどを就学後、大学2年次に編入するケース。直接入学より求められる英語力が低く設定されており、語学力を高めながら大学1年次の履修科目を就学し、単位を取得できる。
- コミュニティカレッジやTAFE(テイフ)からの編入
- 地域密着型のコミュニティカレッジ(日本の短期大学がイメージしやすい)で2年間学び、卒業後に大学の3年次に取得した単位を移行して編入学する。大学への直接入学よりも求められる入学条件が圧倒的に優しく、授業料もかなり抑えれられる
※オーストラリアのTAFEは1年(1.5年のコースもある)修了後、大学2年次に編入します。
- 地域密着型のコミュニティカレッジ(日本の短期大学がイメージしやすい)で2年間学び、卒業後に大学の3年次に取得した単位を移行して編入学する。大学への直接入学よりも求められる入学条件が圧倒的に優しく、授業料もかなり抑えれられる
- 日本の専門学校や大学からの編入
- 日本で既に大学、専門学校に在籍している場合、単位の認定制度を利用し他大学へ編入も可能。学校同士が提携校・姉妹校などでない場合、単位移行が難しくその審査にも時間がかなりかかる場合も。
コストを抑えて大学進学を検討したい方は、下のボタンから「アメリカのコミュニティーカレッジについて」のページ読んでみてください
日本から海外の大学へ進学するには
海外の大学へ進学、編入をしようとする場合、大きな壁として立ちはだかるのが入学条件に定められている高い英語力です。
その他、最終学歴の成績表(トップスクールの場合GPA4.5/5.0など)や英語での志望動機書、課外活動の功績(ボランティアやチャリティー活動など)など、日本の大学受験とは少し異なります。
アメリカの場合、現地の学生も受験するACT/SATと呼ばれる学力テスト(日本のセンター試験のようなもの)で各大学が定める規定スコアも出願時に提出しなければなりません。(中にはACT/SATスコアが不要な大学もあります)
求められるすべての条件をクリアするのは非常に難しく、それだけで海外大学への道をあきらめてしまう方もいらっしゃいます。
ここでは、そんな方でも安心な、条件別の大学編入・進学の方法をご紹介します。
2年制の高等教育機関、コミュニティカレッジやTAFEなどを介した編入留学
2年制の高等教育機関は国によってことなりますがアメリカ・カナダならコミュニティカレッジ(コミカレ)、オーストラリアならTAFE(テイフ)と呼ばれる学校があります。
※オーストラリアのTAFEは、通常1~1.5年です(専攻学科により多少異なる)
これらの学校は4年制大学に比べると入学時に求められる英語力が低く、学校費用が安いなどの利点<があります。
出願時に提出する書類も基本、英語能力試験のスコアと最終学歴の英文成績書および英文卒業証明書のみのため、ハードルが低め。
入学時に提出が求められるアカデミック英語試験、IELTSやTOEFLのスコアの代わりに日本人により馴染みのある英検(実用英語技能検定)、TOEICやDuolingo(デュオリンゴ)を認める学校もあり、2年制の学校で一般教養を中心に学んだ後に4年制大学の3年次に編入し、大学学士号を取得することが可能です。
オーストラリアではTAFE(テイフ)と呼ばれる職業訓練機関がその役割を担い、TAFEのDiploma(修了証)を取得することで、現地の大学へ編入することができます。
カナダ、オーストラリアの場合はビジネスやコンピューター、工学などの専攻したい分野がはっきりしている場合におすすめです。
パスウェイプログラムを介した編入留学
大学へ直接入学する際に求められる英語力やGPAに満たない方には、大学が提携を結んでいる教育機関などが運営する1年間のパスウェイプログラムを介して海外大学の2年次に編入いただけるオプションがあります。
イギリスへの大学進学留学を希望する場合、高校卒業後の進学であればファウンデーションと呼ばれるプログラムに参加した後に3年間の大学生活を送ることになります。
もし既に日本の大学1年生を修了しているなら、イギリスのパスウェイプログラムで1年間勉強したあと、現地大学2年次への編入が可能(=残り2年で卒業)となります。
パスウェイプログラムでは、論文の書き方やプレゼンテーション、講義の聴講とメモ取りなど、大学で必要となるアカデミック英語の習得と大学で専攻を希望する学部の科目履修を同時に行います。
パスウェイプログラム最大の魅力は、プログラム受講時に大学の単位が取得できる他、直接現地大学入学をした学生よりも大学2年次以降の成績が良い(=講義の受け方、アカデミックノートテイキングの子乙がわかっているため)ことが挙げられます。
日本の大学・短期大学からの海外の大学への編入留学
日本の大学・短期大学へ進学したものの、求めていた環境とは違った、専攻している分野以外を勉強したいなどを理由に海外の大学に目を向ける方が増加しています。
一般論として日本の大学または短期大学で取得した一般教養の単位のみ、または学部や専攻が同じ、または類似している場合のみ単位が認定されることもありますが、基本的に希望する大学へ出願、入学許可を得た後に認定申請をしてみなければどの単位が認定されるかはわかりません。
単位認定についてはケースバイケースなので、海外教育事情に精通しているiae留学ネットの留学カウンセラーにまずはご相談ください。
海外の大学ではなく、日本の大学へ編入も
これまでは海外大学への編入方法についてご説明してきましたが、中には「卒業は日本の大学で」とお考えの方もおられるのではないでしょうか。
もちろん海外の大学や2年制カレッジから日本の大学へ編入することは可能です。海外で得た単位を認定するかは各大学の判断とはなりますが、一般的に、
- 2年制カレッジなどでAssociate Degree(凖学士号)を取得していること
- または4年制大学で2年次までの就学を修了していること
が条件となり、日本の大学の3年次への編入となります。編入時にセンター試験などを受験する必要がなく、小論文の提出と面接、場合によっては専門科目のテストを受験するのみでよいなどのメリットがあります。
編入留学は難しくない
このように、海外大学への編入・進学への道は多数あり、ご自身のレベルに合わせた賢いスタディープランを練ることで理想の大学まで辿り着くことができます。
ご自身にとってベストな編入・進学ルートを見極めるためにも、まずはその道のプロであるiae留学ネットの留学カウンセラーに是非、ご相談ください。
編入留学についてiaeに相談する3つの理由
大学編入留学についてフレキシブルに進学プランを提案
海外大学への進学方法は直接出願する以外にも多数あり、お客様ひとりひとりの英語レベル、学歴、留学の目的や予算に合わせた最適なスタディープランを提案します。
編入留学に必要な情報を共有しつつ親身な進路相談をしています
iae留学ネットではカウンセリングから手続き、渡航準備までのすべてを専属のカウンセラーが一貫して親身にサポートします。
留学カウンセラーは全員海外経験者であり、自身の経験や長年にわたり培ってきた知識をもとに、グローバルな視点でお客様にアドバイスを提供します。
次世代を見据えたキャリアへの編入留学をご案内
iae留学ネットでは世界各国にオフィスを展開するiaeグループの東京オフィスとして、日本国内にとどまらず、世界規模で情報を収集。
海外からのグローバルな視点で見た教育プランを提案させていただき、近い将来だけではなく、次世代を視野に入れたキャリアの形成まで含めたサポートをさせていただきます。
英語力・成績をお知らせいただければおすすめの大学を提案いたします
海外大学進学を目指すとき、行きたい国は決まっているものの進学先の学校を選ぶのは難しいもの。
iae留学ネットでは今現在のあなたの英語力、成績平均点をお知らせいただき、行きたい国と学びたい専攻をご連絡いただければおすすめの大学およびスタディプランをご案内いたします。
海外大学進学のプランニングをiae留学ネットと進めていきましょう。