ホスピタリティのトップ校、グリオン大学とレ・ロッシュ大学のスイスキャンパスを見学することになった私。
方向音痴・フランス語も話せない状態で現地へ旅立ちましたが、英語で会話しながら出会う皆様に助けてもらいつつ、目的地へ。
近くに立っていたボランティアの方に切符の買い方を聞いてトライしたが上手くいかず、切符販売機の前まで一緒に来るようお願いして教えていただくことに。
そんな中、グリオン大学に向かった私のことを心配した現地スタッフの方がレ・ロッシュ大学の最寄り駅までの行き方を事細かに教えてくださいました(乗車時間、プラットフォーム番号、プラットフォームへ到達するためのエレベーターの場所など、本当に全て)。
グリオン大学スタッフの方が親切に教えてくださったおかげで、無事に学校最寄りのシエラ駅に到着。
次なる学校、レ・ロッシュ大学の現地担当者と待ち合わせ、校内見学ツアー開始です!
スイス留学で大人気、レ・ロッシュ大学で研修に参加
レ・ロッシュ大学のキャンパスは、色とりどりの花が咲き、おとぎ話の絵本に出てきそうな寮が複数あり、テニスコートなどスポーツの施設も充実しています。
ひとつの「レ・ロッシュ」という村に来たような気分にさせてくれます。
学校の駐車場から噴水の横を通り抜けるとメインキャンパスの入り口が見えてきます。
学校の説明をしてくれたガイドさんは学生の横を通るたびに挨拶をしては学生の近況を聞いていました。
みんなガイドの方と顔見知りでアットホームさが伝わってきました。
キャンパスの中心にあるコミュニティスペースは学生が宿題をしたり軽食をとったり団らんをしたりする場所。
この場所に学生の各種手続きに関する窓口があったり、インターンシップについて相談するオフィスもつながっています。
学生主催で年に1度起業イベントも開いていて、世界で活躍する起業家を招いてトークショーやワークショップを行います。
参加はもちろん、運営をすることによって、イベント運営の大変さ(段取りを考えたり、スポンサーを募ったり、講演の依頼をしたり、食事提供、ラグジュアリーな空間づくり など)を知ることができます。
マーケティングやマネジメント、起業について学べるカリキュラムが魅力的なのはもちろん、そのほかにも学生にボランティアの参加や世界コンテストへの参加を推奨しています。
ボランティア例⇒地域のゴルフイベント(社会貢献をすると共にイベント運営の流れが学べる。また、アルバイト代とはいかないものの、しっかりと謝礼がいただけることも)
コンテスト例⇒イタリアでのレシピ考案コンテスト。実際にレ・ロッシュの1年生が優勝した例もある。
※広い視野を身に付け、様々なことにチャレンジする機会を与えてくれる学校です。
レ・ロッシュ大学で学ぶ日本人の在校生とお話をすることもできました。
1学期目の学生は、校内のカフェやレストラン、受付など1週間ごとにポジションチェンジをしながら実習を行っていました。
1週間で慣れた頃には次のポジションに移動することになるので、学んだことを1つひとつ消化していくのは大変ですが、毎日が充実しており、ホスピタリティ業界で働くという将来の夢を叶えるためのエッセンスが凝縮された毎日なので、楽しくて仕方がないとのこと。
(志が高く、目標を持って学んでいる学生が多いため、ご自身の意思ではなく、親御さんが強くすすめているのでなんとなく進学 というのはおすすめではないとのこと)
その後、その学生が出席している授業を見学、ホテルの受付を想定したロールプレイングの授業が実施されていました。
お客様がドアから入ってきてから、チェックインを済ませるまでの一連の流れを体験させていただき、お互いに対応の良かった点・悪かった点を挙げるなどフィードバックを出し合いました。
レ・ロッシュ大学で見た・聞いたアレコレ
レ・ロッシュ大学で学ぶ際のパソコンはMacでもWindowsでも良いですが、入学後に英語版のワードやエクセルを入れていただくことになるとのこと(「編集」「保存」など日本語で書いてあると現地の教員が指導できないため)。
校内ではMacを使っている学生が多めでした。
レ・ロッシュ大学はサステイナビリティについても配慮しており、紙を多く持ち歩かなくても良いように学生にipadが1台ずつ支給されます。
校内のウォーターサーバー横に紙コップの設置は無く、学生には入学時にレ・ロッシュのオリジナルタンブラーが配布されます。
校内にはビュッフェ形式のレストランがあり、一部、学生がメニューの考案・メニューボード作り・コンセプトの考案も行っています。
肉料理やデザートなどが食べ放題であまりにもおいしいので、「入学後に顔が丸くなっていく」という噂もあるものの、サラダバーもあるので安心。
多文化・多国籍のキャンパスであるだけあって、ベジタリアンコーナーもあります。
ボリューミーで十分に満足感の得られるメニューの数々。ベジタリアン用メニューであることに驚かされました。
インターンシップや就職活動用の相談窓口では、写真撮影のサービスも提供、よりプロフェッショナルに見える写真が撮影できるようサポートをしてくれます。
キャンパス内には売店があり、ちょっとした日用品や食べ物はそこで購入できます。(簡素なコンビニといったイメージ)
楽しかったスイス滞在も終わり、その前のお土産探し
スイスのお土産ならレダーラッハというメーカーのチョコレートがおすすめと言われ、最後に空港で探したが、空港では販売していませんでした。
(後で聞いたところ、事前に空港では販売していないことも教えてくださっていたそうですが。)
そもそもフランス語の発音が悪すぎて、紙に書かなければ伝わりませんでした。
最終的に空港のスーパーやお土産品売り場でチョコレートを購入しました。
スーパーで販売している数百円程度のチョコレートを比べると日本のものの方がはるかにおいしいですが、それなりにお値段のするものを買ってみるとやはりさすがスイス。(担当者個人の意見です)
次は必ずレダーラッハを見つけたいと思います(街中の限られたお店でしか販売されていないとのことで、現地の空港でもご存知の方はほぼいませんでした)。
いざ日本へ、空港へ向かいチェックイン
帰りは比較的スムーズに帰ることができました。
スイスはどこへ行っても絵本のようなかわいらしい建物や青々としたのどかな風景が見られるので、心が安らぎます。
前編で紹介したグリオン大学の近くには肺がん患者のための病院があり、それだけ空気が綺麗であることを物語っています。
学校の見学ということで2校・3キャンパスへ行きましたが、心から癒され大変名残惜しい時間となりました。
あの景色と空気の中で日々学ぶことができたら、きっと日本での大学生活とはまた一味違ったものになると思います。
空港をよく見るとアジア人はあまり見かけず、初めて海外渡航をする方にとっては異空間に来たような感覚になる方もいるのではないかと思います。
さらにキャンパスはグリオンもレ・ロッシュも日本人率1%未満。日本の魅力を海外に発信する貴重な機会にもなりそうですね。
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発見が多すぎて、書きたいことがありすぎてご案内が細かすぎる紹介になってしまいました。
レ・ロッシュ大学の魅力が伝われば嬉しいです。
ご入学を迷っている方には、在校生や卒業生をご紹介させていただくことも可能です。
ホスピタリティ、というものにご興味をお持ちなら是非一度、弊社にお問合せいただければと思います。