トロント州立大学/トロントメトロポリタン大学の基本情報
1984年に設立されたライアソン工科専門学校を前身として、ライアソン州立大学からライアソン大学として現在の形態となり、2022年5月に「Toronto Metropolitan University」に改名されました。現在は約40,000名もの学生(大学生・大学院生)を抱えており、先日大学スタッフに聞いた話ですと留学生比率は8%程度。
その8%留学生の国籍比率としてはインド・中国をメインにスリランカ、ベトナム、バングラディッシュ、パキスタン、香港、東欧諸国など。日本はかなり少ないです。
特徴としては前身学校の名残りもあって、起業家の育成、イノベーションに注力する都市型大学。大都市トロントの中心部、ダウンタウンにそのキャンパスを置いています。
トロント州立大学のあるカナダ・オンタリオ州、トロントはカナダでは最大、世界で6番目に安全な都市であり、世界の暮らしやすい都市ランキングでも10位に選ばれました。そういった点も安全性を重視する日本人留学生には理想的です。
トロント州立大学/トロントメトロポリタン大学の国内外の評価やプログラムなど
まずはビジネス分野。経営大学院(ビジネススクール)である「Ted Rogers School of Management」はカナダでTop 5、世界ランキングでもTop 100の評価を得ています。ビジネススクールの世界的認証機関AACSBの認証を受けています。
もちろん学士号課程でもビジネスマネジメント専攻は強く「アントレプレナーシップ(起業学)」「グローバルマネジメント」「マーケティング・マネジメント」「リアルエステート(不動産)・マネジメント」といった学びを特化したい場合はお薦めです。
一方でクリエイティブ・インダストリーズ専攻も高く評価されています。「ファッション」「インテリアデザイン」「ジャーナリズム」「パフォーマンス」「グラフィック・コミュニケーション・マネジメント」など。
ほかにも工学や数学などの専攻プログラムもあり、後のキャリアの即戦力となる人材を育成することに長けている大学です。
さらにトロント州立大学/トロントメトロポリタン大学では就学期間中の「Coop」が可能なプログラムもあります。Coopとはカナダでコミュニティカレッジや大学在籍中、フルタイムでの就労に参加し、その期間を単位として認めてもらえるというものです。
トロントの中心部に位置するということもあり、トロント周辺の多くの優良企業との結びつきが強いことも大きなメリットのひとつと言えます。
トロント州立大学/トロントメトロポリタン大学は学内にビジネススクール専用のキャリアセンターがあり、ビジネススクールの学生99%が卒業後、6か月以内に就職しています。
さらにCoop経験者の90%が卒業前に内定をもらうなど、就職に非常に強い学校であることが分かります。