ロシア語学留学が行きやすく!行くならモスクワ?サンクトペテルブルク?それとも…?

ロシア留学に嬉しいニュース

2016年12月、ロシア外務省より日本人に発給する査証(ビザ)の有効期限延長などの緩和措置を2017年1月1日から講ずると発表がありました。

これは日本がロシア国民へのビザを緩和するのに「呼応した措置」であり、先日の安倍首相とプーチン大統領による首脳会談の決定の一環とのことです。

その緩和の内容としては、観光ビザに関しては有効期間内なら何度でもロシアへの出入国ができる数次ビザを導入し、これまでは最長30日だった有効期間も最長6カ月とし、また商用数次ビザの有効期間も2年延長して5年となるとのことでした。

まあ、国際情勢によっては更なる緩和、もしくは逆にビザの強化ってこともあるかもしれません。とはいえ、ロシアに行ってみたい、ロシアでロシア語を学びたい人には嬉しいニュースですよね。

そこで今回はロシアでロシア語の語学留学をするためのポイントをいくつかご案内します。

ロシア語学留学ってどんな感じ?

まずは語学学校のご紹介を。

Liden & Denz Intercultural Institute of Languages=通称Liden & Denz(リデン&デンツ)は、現在ロシアで最も規模の大きな語学学校として、モスクワ、サンクトペテルブルク、リガ(ラトビア共和国)、イルクーツク(シベリア地方)に校舎を展開し、ロシア語コースを提供しています。

基本的には毎週月曜日から入学ができるのですが、ロシア語ビギナーの方は月ごとに入学日が設定されているので、その日から開始しましょう。なおコースは月曜日~金曜日(土日は休み)、期間は2週間以上であれば週単位の期間で申し込みができます。

ホームステイやアパートといった宿泊先の手配や空港ピックアップといったサービスもあり学生サービスに長けているのは私立語学学校の良さですね。

本当にロシア語初心者でも入学できるの?

ビギナーには入学日が決められていて…と先ほど書きましたが、これは「完全なビギナー」のことではないというのがミソ。

ロシア語はキリル文字を使用するのですが、いわゆるアルファベットとは結構、いや、かなり違いますので、キリル文字や基本的な文法や語彙を理解している方が「ビギナー」になれると思ってください。まあ、ロシア留学を希望されている方は大学やNHKのテレビやラジオ等で最小限の学習はされているかと思いますが…。

留学に適した都市は?

現在のところLiden & Denzが校舎を持つ都市は4カ所。シベリアのイルクーツク以外は全てヨーロッパ寄りに位置します。日本からはロシアの航空会社であるアエロフロートを初めいくつかの航空会社がロシアの各都市に就航しています。やはり一番行きやすいのは直行便が飛んでいるモスクワでしょうか。

各都市へのフライト所要時間は約10時間~15時間。機内ではロシアへの気分を盛り上げるため、筆者が学生時代に一度は読もうとしたものの、暗いストーリー展開に数ページで放り出して断念したドストエフスキーの大作「罪と罰」に再チャレンジしてみては?

モスクワ

ロシア連邦の首都であり、人口1150万人を超えるロシアはもとよりヨーロッパでも最も多い人口を誇る都市であるモスクワ。旧ロシア帝国の宮殿であるクレムリンから放射状に街が広がっています。

市内の主要な交通手段は地下鉄をはじめ、バスや路面電車、近郊電車などを利用することができます。世界有数の大都市であるだけでなく、玉ねぎ型のドームを擁するタワーのような教会をはじめ世界遺産に登録された様々な建築物、劇場を始めとした文化施設に恵まれ滞在者を飽きさせることはありません。

Liden & Denzモスクワ校は街の中心部、鉄道ベラルースカヤ駅や地下鉄の駅から徒歩数の所にある好立地。小規模でアットホームな雰囲気の学校で、10の教室の他、ラーニングセンターやWiFiといった設備も整っています。

サンクトペテルブルク

1914年までのロシア帝国の首都でありソビエト連邦時代はレニングラードと呼ばれるなど過去の歴史において名称の変貌があったロシア西部の都市。人口は第二位の500万人超。街のいたるところに運河が走ることから「水の都」「北のヴェニス」とも呼ばれる街です。

また世界的に有名な文学者であるドフトエフスキーやツルゲーネフなどを輩出した文化都市としても知られており、メトロポリタン美術館(米)、ルーブル美術館(仏)と並ぶ世界三大美術館に数えられるエルミタージュ国立美術館や、金色に輝くドームが美しい教会イサク聖堂など世界遺産が多く見どころも満載です。サンクトペテルスブルクには、ロシアらしい大規模で広々とした見どころが数多くあります。

Liden & Denzサンクトペテルブルク校は地下鉄駅のほかロシア美術館、ミハイロフスキー城、サーカス、公園が近くにある、19世紀に建てられた歴史あるビルの中に位置しています。教室数は13。ラーニングセンターや食堂、Wi-Fiが利用できます。

リガ(ラトビア共和国)

EUのメンバーであるラトビア共和国にある「バルト海の真珠」と讃えられる美しい港町。旧市街はユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。ロマネスク、ゴシック、アールヌーヴォーといった建築様式が混在する街でヨーロッパのデザインや建築に興味がある人は惹かれることでしょう。治安も良さも好ポイントです。

EU加盟国なので、原則として90日以内の滞在についてはビザは不要です。

イルクーツク(シベリア地方)

ロシアのシベリア地方に位置する都市で、人口は約59万人。

モスクワからはシベリア鉄道で繋がっており、ロシア極東地域とウラル・中央アジアを繋ぐシベリア東部の商工・交通の要所でもあります。ロシア正教会の大主教座があり、劇場、オペラ座などの文化施設も充実しているため「シベリアのパリ」と呼ばれることもあります。

気になるコースや滞在先、費用は?

基本的には、読み・書き・聴く・話す・文法といった基本的なロシア語の技能を向上させるための一般ロシア語を受講して頂きます。ロシアの大学に進学・正規留学したいという需要は少ないためか、進学向けのプログラムはありません。

宿泊タイプはロシアの一般家庭の中でライフスタイルを体験できる「ホームステイ」のほか、学生アパートなどの手配が可能です。

ロシアの通貨はご存知「ルーブル」ですが、学校の費用はユーロが使用されています。1ヵ月間/4週間の学校費用(授業料・ホームステイ)は約25万円~とお考えください。

渡航準備について

ロシアは原則として渡航前にビザを取得する必要があります。Liden & Denzは「コース開始の8週間前までには出願するように」推奨しており、十分な余裕を持って準備しましょう。一方、ラトビアのリガはEU圏内なので渡航はしやすい国といえます。料金もロシアよりは少し安価ですね。

まとめ

いかがでしたか?ネットで「おそロシア」な画像ばかり観て満足していないで、短期間で良いので本当のロシアを肌で感じてみてはいかがでしょうか?詳細やお見積もりなどご希望の際は下のお問い合わせボタンからどうぞ!