【留学体験談】フィリピンで医学部留学!?その考えはなかった!医学部の試験ってどんなもの?(NMAT当日までの流れ編)

フィリピン医学部留学ができることはわかったけど、実際のところまだまだわからないことだらけでしょう。

試験編ではどのような試験があるのかをご紹介しましたが、今回はNMAT試験当日どのような流れで実施されるのかをお話したいと思います。

NMAT、申し込み終わってから試験までどんな流れ?

NMATとはNational Medical Admission Testの略で、その申し込み方法、試験内容や対策は他記事にてご紹介しました。

それでは、申し込みが終わり試験当日までどのような流れで進んでいくのでしょうか?

私の場合、10月に試験があることは事前にわかっていたのですが、申し込みがいつから開始されるかの情報は出ていなかったため、こまめにNMATの公式サイトをチェックしていました。

そしてついに7月に入り申し込みが開始されていたので、さっそく申し込みを終えました。申し込みが終えると、試験当日に持って行く「ID FORM(受験票のようなもの)」と、NMATの詳しい説明が書かれたPDFがダウンロードできるようになります。

テスト1週間前になると、「NMAT Examination Permit」という、また受験票と似たものがメールで送られてきます。こちらも「ID FORM」同様に試験当日にプリントアウトしたものを持って行く必要があります。また、この「NMAT Examination Permit」に試験会場とおよその試験時間が書かれています。これらと指定された必要書類や筆記用具を当日、試験会場に持って行けば大丈夫です。

試験当日に必要なものは?

前述の通り、試験当日に必要なものは「NMAT Examination Permit」に記載されています。私が受験の時には、

  • ID FORM(プリントアウトしたもの)
  • 身分証明書(パスポート等)
  • 大学の成績証明書(コピーで可)
  • NMAT Examination Permit(プリントアウトしたもの)
  • HBの鉛筆と消しゴム
  • 時計
  • 透明なプラスチックバッグ(試験当日はカバン持ち込みが禁止されるため、上記の必要道具を入れて持ち運ぶため)

を持参するように指定がありました。これらは必ず持ってくるようにと言われるものなので、試験当日までにしっかりと準備しておきましょう。

それでは逆に、持ち込み禁止の物ってある?

NMAT試験当日は、試験会場入り口で厳しい持ち物チェックがあります。

「NMAT Examination Permit」にある、絶対に持ち込んではいけないと記載されているものは、

  • 携帯などの電子機器
  • 録音や写真が撮れる機器
  • iPodなどの音楽機器
  • 電卓等
  • 参考書や辞書
  • カバン

です。かなり厳しい制限となっております。

私物のカバンでさえ持ち込みが禁止されるので、試験前日は試験会場近くのホテル等に滞在し必要最小限の物だけ持って行くようにすると良いでしょう。

試験当日の時間割って?

NMAT受験生は、試験当日7時に試験会場に来るように明記されています。朝早すぎるのですが、日本人の私は試験の集合時間に遅れるという頭がなかったため、眠たい目を擦りながら試験会場へと向かったのを覚えています。

いざ試験会場に着くと、私の他にも数人受験生がいましたが、どうやらまだまだ多くの受験生は到着していないようでした。

すぐに試験が始まると思っていた私は、指定された教室へ向かうと試験がすぐ開始されるどころか教室すら空いていませんでした。さすがフィリピンです。結局教室に入れたのはその1時間後くらいで、試験が開始されたのはさらにその1時間後だったように記憶しています。7時集合のはずが、実際試験開始されたのが9時頃でした。

時間割は、午前中3時間、お昼休憩を1時間ほど挟んでから午後2時間のスケジュールです。お昼休憩には試験会場の外に出ることができます。

「NMAT Examination Permit」には午後5時までと書いてありましたが、実際は午後3時過ぎと予定より随分と早く解散になりました。記載されているスケジュールはだいぶ当てになりませんが、試験開始時間は記載されている時間には到着しておいた方が良いでしょう。試験当日も日本では考えられないような日程で進むので、その適当さに初めての方は本当に驚くと思います。

その他の細かい科目の時間割は下の写真をご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?フィリピンでの受験は事前の情報もかなり曖昧ですし、当日も予告されたように進まないこともほとんどです。日本人である私たちの感覚ですと本当に信じられないのですが、「これがフィリピンか」と余裕の心を常に持ち、下手に焦らない方が良いでしょう。