日本の高校卒業者がオックスフォード大学に進学するためには?
日本とイギリスの教育システムは異なります。中等教育において、義務教育を終了したイギリスの大学進学を目指す学生は、Sixth Formと呼ばれる進学カレッジで「Aレベル」=大学進学用の教育課程を2年間かけて履修し、大学進学を目指します。
Aレベル(A Level)とはイギリスを中心に世界160か国で認められている国際的な高校卒業資格&大学入学資格で、その試験の成績により大学への出願要件を満たします。つまりイギリスのどの大学の出願資格を得ることになるわけです。
もっとも日本を含む特に欧米圏外の高校卒業者がイギリス大学への進学する際は、留学生用の進学準備コースであるファウンデーションコースを経由するケースが一般的なのですが、一部の大学や専攻にはファウンデーションコースが設けられておらず、その場合は上記のAレベルの課程を経て、最終の成績をもって進学を目指します。
オックスフォード大学にはファウンデーションコースが無いため、まずはAレベルの教育課程を修了のうえ最高レベルの成績を取得する必要があります。
また留学生の場合は出願英語力要件として「IELTS 7.5以上」必要です。
オックスフォード大学進学を目指す際のAレベル要件
- 3科目のAレベル
ほとんどの専攻コースでは、3科目のAレベルでA*(最高点)またはAの成績が要求されます。 - 特定の科目の要件
一部の専攻コースでは、特定の科目でAが求められます(理系専攻は数学や物理のA)。 - 追加試験や面接
オックスフォードでははAレベルの成績だけではなく、面接や入学試験(Oxford-specific admissions tests)も重視。例えば医学部を志望する場合はBMAT(Biomedical Admissions Test)、法学を志望する場合はLNAT(National Admissions Test for Law)などがあります。
iae留学ネットではオックスフォード大学への出願に関するご案内&サポートは行っておりませんが、Aレベルコースを提供するカレッジのご案内&サポートを承っております。
「Kings Colleges」ではイギリスの大学への各種進学プログラムを国内の4つのキャンパスで提供しています(ロンドン、オックスフォード、ブライトン、ボーンマス)。
オックスブリッジや医学系専攻を目指すために必須なAレベルのプログラムも開講、学生の成績はイギリス全国平均成績を75%上回っています。
さらにイギリスのトップ20位以内の大学全てがKings Collegesプログラムの修了生を受け入れています。
コース期間は2年間(または1年間)、Aレベル試験対策のほか、アカデミックスキル、IELTS試験対策も履修します。
Kings CollegesでのA*(スターA)~A成績を獲得する学生の割合は64%。国内学生の平均割合が44%なので、高い実績を誇るプログラムを提供していると言えますね。