ビール祭りとして日本でも浸透してきたイベント「オクトーバ-フェスト」ですが、海外でイベントマネジメント学を学んでいる学生が、本場ドイツのオクトーバーフェストに行ってきたようです。
イベントマネジメントを専攻している学生から見る、世界最大級のイベント「オクトーバ-フェスト」の魅力をレポート(代筆)します!
ドイツ:オクトーバーフェストとは?
オクトーバーフェストは、ドイツのバイエルン州ミュンヘン市で始まった世界一のビール祭りです。元々、当時の皇太子ルードヴィヒとザクセン皇女の結婚式をミュンヘン市民がお祝いしたのがきっかけだそうです。このお祝いは10月に開催された為「オクトーバーフェスト」と呼ばれるようになりました。
「ドイツ=ビール」という方も多いのではないのでしょうか?ドイツはビールの生産ももちろん有名であり、そしてドイツ人はビール好きとして知られているいます。そのため、現在はミュンヘン市内の6つの酒造会社が運営し、観光客や現地の人を魅了させています。
(代筆している筆者はベルリンで生活したことがあるんですが、瓶ビールがスーパーで60円ぐらいで、ベルリン市民は土日なんか朝から外で普通に瓶ビールを飲んでいます。ホントです。)
大きなビールテントをはじめ、屋台や移動遊園地などもあり、1日では回りきれない巨大な会場で一日中ビールが飲み交わされています。
(コレとても良くわかる。ドイツのビアホールはどこ行っても最高です。)
イベントマネジメント専攻の学生ももちろん、この世界な最大のイベントの1つに興味があり実際に参加したようです。
レーダーホーゼ&ディルンドル
日本のオクトーバーフェストで見た事がある方もいるかも知れませんが、オクトーバーフェストでは、ドイツの伝統的な衣装レーダーホーゼ(男性用)とディルンドル(女性用)を着て、ドイツの伝統的な食事そしてドイツビールを楽しみます。
この伝統的な衣装はミュンヘン市内やミュンヘン中央駅で購入可能です。ドイツのオクトーバーフェストは世界からビール好きが集まり、一緒に食べて、飲んで、食べて、飲んでを繰り返しながら楽しみます。ちなみに、ビールのサイズは基本1リットルサイズです。
このイベントに参加した学生さんは、朝早くスイスを出発しドイツに向かいました。12時には到着していたんですが、お店はすでに満席状態だったようです。
しかし、会場でバンド演奏が始まると、今まで以上に参加者のボルテージが上がり、歌ったり、テーブルに上がり踊ったり、一気飲みを始める人も。ちなみに会場に乾杯の歌が流れたら、近くの人と乾杯する合図です。知らない人でもひとまず乾杯をしてくださいね!
オクトーバーフェストの屋台(テントの周り)
ビール会場であるテントは常に人であふれかえっていますが、テントの外にも食べ物屋台やお土産屋さんなどが色々あります。
食べ物屋さんは主に、プレツェル屋、ソーセージ屋、焼きアーモンド屋、ピザ屋、サンドウィッチ屋、パン屋などがあります。移動遊園地では観覧車、ジェットコースター、お化け屋敷などもあります。
オクトーバーフェストに参加して感じた事
ここからは、イベントマネジメントを学んでいる学生の意見です。彼女はイベントを楽しむ事はもちろんですが、運営者側からの視点でイベントを見てみることも同時にしたようです。
参加者側、そして運営側で考える事はイベントマネジメントを勉強する上で大事な事であり、イベント効率的に運営を行うために、予測できる問題点については回避策を出さなければなりません。
今回、実際に世界最大のイベントに参加することで様々な視点から考える事が出来たとおっしゃっていました。彼女が感じた点について一部ご紹介いたします。
安全性と衛生面について
午前中に会場に着き、イベントが開始を待っていたのですが、すでに酔っ払っている人もいました。イベントを安全に行うために、今回のオクトーバーフェストでは、3つのルールが参加者に掲げられていました。
- イベント会場で寝ないこと
- 喧嘩をしない事
- トイレ以外で吐かない事(吐いてしまったら罰金20ユーロとの事)
これは、来場者600万弱もの来場者を記録するイベントで安全にイベントを開催する為の最低限のルールであり、とても重要な3点である。もちろん飲食を扱う屋外のイベントの為、衛生面も重要です。
その3点のルールを一人ひとり守る事が出来たら、イベントで問題が起きる確立は低くなるのは明確であり、来場者にとっても運営側も問題を回避し楽しむこと出来る、魔法のルールにもなると感じました。
円滑に運営する為に
オクトーバーフェストのような大きなイベントの場合では、多くの人がビールや食べ物を注文しするため、どれだけ円滑に物事を進める事が出来るかが鍵となります。そのために各スタッフがどのような動きをして、楽しんでいただきながらお待たせしないようにしなければなりません。
何名のスタッフを採用するのか、仕事内容や持ち場はどう決めるのか、そしてどうやって仕事を進めていくのか。もうひとつ、当日何があるかわからないため、それを総括、指示する人もエリアごとに配置をしなければなりません。これらは非常に参考になり、チームワークの大切さを痛感しました。
また、運営の仕方、動き方は実際に大きなイベントに参加する事で、イベントのすべてを見学し、来場者の経験する事が出来たことが一番の収穫です。
つまり、今回の経験を通じ、イベント運営能力、そしてイベント経験する事の必要性、そして今後イベント業界で活躍する為の心得を学ぶ事が出来たとの事です。
イベントマネジメント専攻希望の学生は、いろんなタイプのイベントに参加し経験をする事が大事ですね。
イベントマネジメント専攻希望の学生は、いろんなタイプのイベントに参加し経験をする事が大事です。留学する方は、地域のイベントや世界的なイベントにも色々参加する機会が多くあります。是非、留学する際は全ての事が貴重な体験に繋がるので積極的に色々参加してみましょう。