メキシコ留学体験談@今日も現地でスペイン語の勉強中

メキシコ留学と聞くと皆さんはどう思われるでしょうか?ひょんなことからメキシコ留学を決めた私は今もなお現地でスペイン語を勉強中です。今回はメキシコ留学の体験談をここスペインよりお届けします。

きっかけ

私がメキシコに留学をしようと思ったきっかけは、大学時代の友人が先にメキシコに留学していて、ちょうど年末年始に日本に帰国しているときに話を聞く機会があり、それがきっかけになりました。もともと海外留学には興味があったのですが、危ないといわれている国に行くことになるとは思ってもみませんでした。

友人に会ってからはトントン拍子に話が進み、気が付けば、友人と会ってから4か月で留学することになっていました。

その時には英語は日常会話もままならず、スペイン語はあいさつすらまともにできない状態でした。資金も100万円程度しかない状況での留学でした。

学校選び

私はアメリカンフットボールをやっており、それを生かしてスポーツ特待生として入れるところというのが学校選びの条件でした。もともとの資金がかなり少なかったので、学費を抑えるにはとても重要なポイントでした。

私立ですと完全無料にはならなかったので、公立の学校で特待生として取ってくれるところを探しました。検討した結果、友人のいる大学Universidad Autonoma de Chihuahuaに行くことに決めました。

語学学校入学前

大学はチワワ州というアメリカ寄りのところにありますが、あまり栄えているとは言えない町でした。

私がそこに住み始めてから語学学校での授業が始まるまでに3週間ほどありましたが、スペイン語の勉強はメキシコについてすぐに友人やルームメイト、チームメイトを相手に始めました。

しかし、私は先述した通りスペイン語は全くと言っていいほど話せず、英語も日常会話などとてもできないレベルでした。ルームメイトやチームメイトには本当に迷惑をかけてしまいましたが、単語の意味を辞書で引きながら少しずつ理解していきました。

スペイン語の単語には、英語に似ているものが多くありましたのでそこは助かりました。入学までに覚えらえた単語は、数字やあいさつなどごくわずかでした。

語学学校入学

語学学校での授業が始まってとてもありがたいなと思ったことは、先生が皆、他の先生や生徒と仲がいいため、たくさんの人と接することができたことです。

私のクラスには、私以外の生徒はいませんでしたが、授業を受け持ってくれた先生以外にもほかのクラスの先生や生徒、学校で働く事務の方などいろいろな方と話すことで、より実践的な勉強ができたと思います。

先生の授業はスペイン語の意味や使い方を、英語で説明するというやり方でしたので、英語もスペイン語もわからない私にはあまり理解できませんでしたが、辞書を使いながら何とか理解していくことができました。

一日の授業時間は、2時間でしたがほぼ毎日宿題が出ていますし、わからない言語を理解しようとしているため、毎日頭が重く感じました。家に帰ってからも、ルームメイトやチームメイトにその日学習したことを復習もかねて話していました。

スペイン語の難しさ

スペイン語などほぼ話せない状態から始まったメキシコ生活ですが、朝は学校で先生と帰ってきてからはルームメイトと練習ではチームメイトやコーチと、朝から晩までスペイン語での会話(わからないときは英語で聞いていました)をしていましたので、2ヶ月くらいから相手が何を伝えたいのかが少しずつ分かるようになってきました。

しかし、わかるようになったのはあくまで少しで、ネイティブの話す言葉はとても早口に聞こえ、文の間の接続部分が聞き取れませんでした。

3ヶ月経つと動詞を日常的に使うもの程度は覚え始めてきました。自分の考えを相手に伝えるということも、少しですができるようにはなりました。しかし、相変わらず前置詞などの接続部分は全くと言っていいほど聞こえませんでした。

友人に聞いたところ、スペイン語は英語ほどではないにしろ前の単語とくっついて発音されるのでとても聞き取りづらいとのことでした。

きれいなメキシコ

練習も語学学校も土日は休みでしたので、チームメイトやルームメイトに近くにある山や町に連れて行ってもらいました。

先述した通り、私の住んでいるところは栄えてはいませんでしたが、近くにいくつも山がありました。日本の山とは違い、気が生い茂っているわけではなく、申し訳程度に乾燥している草が何とか生えているような山でした。

しかし、その分あまり登らなくても景色はよく、朝や夕方に上ると朝日や夕日、それに照らされている街並みがきれいに見ることができました。少し足を延ばしてほかの山に車で連れて行ってもらうと、とても大きなサボテンが生えていたりもして、メキシコに来たことを実感させてくれました。

住んでいるところから、車で30分ほどのところに町があり、そこにはいろいろなお店がありました。そこにも一緒に行ってもらって買い物や、建物を見たりして楽しんでいます。

まとめ

メキシコの環境や友達のおかげで、だんだんとスペイン語を覚えてきています。今もメキシコで毎日必死にスペイン語の勉強中です。

この記事を読んで、スペイン語と英語の語学留学を考えている方は、危険だという先入観にとらわれず、メキシコも候補に入れていただければ幸いです。良き友人やきれいな街名もなどに囲まれながら、楽しく学習してみませんか?