この度、マッコーリー大学で翻訳通訳を専攻している在校生に、シドニーで対面インタビューを行いました。こちらの生徒様は2024年7月にマッコーリー大学のMaster(修士号)コースに入学されたばかりで、現在1学期目の授業を受講中です。

言語学分野の世界大学ランキングでは常に上位を占めるマッコーリー大学。オーストラリアで使用されている辞書を初めて作った大学としても知られています。

言語学、通訳・翻訳系の学部進学を目指している方は、是非参考にしてください。

マッコーリー大学(Macquarie University)とは?

Macquarie大学

教育水準が高く国際色豊かなオーストラリアの大学の中でも、経営・会計、心理学、言語関連の学部に定評があるのがマッコーリー大学。

2025年QS世界大学ランキングでは133位にランクインしている優秀校です。(日本では早稲田大学が181位、慶應義塾大学が188位です)

正式名称Macquarie University
創立1964年
学生総数約4万人(うち約20%が留学生)
ランキング2025年QS世界大学ランキング 133位(世界のTOP1%の大学)
雇用率ランキング2022年QS世界大学雇用率ランキング98位、国内10位
ロケーションメインキャンパスはシドニー中心部セントラルステーションから地下鉄で約25分程度

マッコーリー大学の翻訳通訳コースについて

マッコーリー大学の通訳翻訳コースでは、プロフェッショナルとしての翻訳通訳業務に関連する、理論と実践スキルの習得にフォーカスをした授業を実施しています。

入学前に翻訳通訳適正試験がないことがマッコーリー大学のコースの特徴です。

コース名Master of Translation and Interpreting Studies (Advanced)
期間2年間
入学2月、7月
学費AU$39,200/年(2024年度)

カリキュラム内容

必須科目
  • Applied Translation Practice(応用翻訳実務)
  • Introduction to Interpreting Practice(通訳実務入門)
  • Intermediate Interpreting Practice(中級通訳実習)
  • Introduction to Translation and Interpreting(翻訳と通訳入門)
  • Technology for Translating and Interpreting(翻訳と通訳のためのテクノロジー)
  • Professional Practice in Translating and Interpreting(翻訳と通訳の専門実務)
  • General Translation Practice(一般的な翻訳実務)
  • Research Project in Translation and Interpreting Studies(翻訳・通訳研究プロジェクト)
  • Approaches to Translation and Interpreting(翻訳と通訳へのアプローチ)
  • Audiovisual Translation and Accessibility(オーディオビジュアル翻訳とアクセシビリティ)
  • Research Methods in Language Study(言語研究における研究方法)
  • Advanced Translation Practice(上級翻訳実習)
  • Specialised Translation Practice(専門翻訳実務)
  • Specialised Interpreting Practice(専門通訳実務)
  • Cultural and Literary Translation/Transcreation(文化・文学翻訳/トランスクリエーション)
選択科目

以下のいずれかを選択:

  • Advanced Interpreting Practice(上級通訳実習)
  • Pragmatics and Intercultural Communication(語用論と異文化コミュニケーション)

ここからは、ブルーマウンテンズに在学中の体験談をご紹介いたします!

大学院入学前について

Macquarie University(マッコーリー大学)に進学する前は、シドニーにある語学学校 Navitas English(ナビタス・イングリッシュ)に1年間通学していました。

最初は一般英語コースからスタートしましたが、IELTS試験対策コースを経て、大学進学準備コース(EAP)にて勉強しました。

EAPコースでは、クリティカルシンキングやリサーチテクニックに加え、グループでプレゼンテーションを作って発表したり、論文やレポート作成のポイントについてのレクチャーがありました。

大学に入学した後に、そういった大学院入学のための土台作りを行っていた事が本当にためになったなと思いました。

なお、Navitas EnglishのAcademic English 4を修了すると、IELTSスコア免除でマッコーリー大学のMasterに入学できたのも良かったです。

修士号1学期目の授業について

私のクラスは1クラス13人の少人数制クラスですが、同じタイミングで入学された日本人留学生が2名いました。1学年上には日本人の方は1人しかいらっしゃらないので、たまたま日本人が多い学期だったようです。

クラスでは2~3人のグループに分かれて、翻訳のプロジェクトを行ったりします。英語-日本語に訳す科目では、他の日本人留学生とグループになって作業を行っています。

なお、大学院2年生になったらより専門的な通訳・翻訳技術を学んでいくのですが、先生からは「医療系」「弁護士系」のどちらの業界の専門スキルを学んでいきたいか考えておくように言われています。

本当は文学系作品などの翻訳に昔から携わりたいと思っていましたが、オーストラリア国内での通訳・翻訳の需要を考えると、上記の専門性を付けていく必要があるとのことでした。

あと半年かけて、どっちの方向性に進むかを考えていきたいと思っています。

シドニーでの生活・アルバイトについて

大学院に通学しながら、現在シドニーにあるや「よい軒」でアルバイトをしています。

できる限り、自分の力で留学中の生活費を工面したいので、バイト先の店長には2週間で48時間めいいっぱいシフトに入れていただけるようにお願いしています。

時給はA$30。賄いがもらえるのが、食費のやりくりに大変助かっています。

また現在はシティー内でルームシェアをしていますが、週AU$350くらいの物件に住んでいます。

マッコーリー大学のキャンパス風景

マッコーリー大学でのキャンパスライフ動画

マッコーリー大学(Macquarie University)進学に関するご相談はiae留学ネットまで

いかがでしたでしょうか?

今回インタビューをした生徒様は、日本の大学を卒業後、数年お勤めになられたのちに一念発起して、オーストラリアで第二のキャンパスライフをお過ごし中です。

丁度大学を訪問した際には学期末の試験期間中だったのですが、すべてのテストを終えられた後にお会いでき、清々しいやりきった表情をされていたのが印象的でした。

なお、iae留学ネットはマッコーリー大学の日本公式代理店になっています。ご進学のご相談やお手続きまで全て無料で承っておりますので、ご興味がおありの方はぜひお気軽にご相談ください。