英語力が足りない場合のスタディアブロード留学プランは?
留学生向けの英語コースを設けている大学なら、1学期目(英語コース)+2学期目(スタディアブロード)というプランを組むことも可能です。
日本の大学成績(GPA)が良くないのですが...
スタディアブロードの出願要件では、一定基準以上のGPAが求められることがほとんどです。日本の大学での成績状況によっては、ほとんどのスタディアブロードに申し込めないかもしれないので、その場合は「語学研修」や「アメリカの大学エクステンション」をご検討ください。
好成績のGPAがスタディアブロードの出願に必要な理由は?
スタディアブロードでは、1~2学期の科目履修が可能な留学生用プログラムで、現地学生と一緒に同じ条件で授業を参加し単位取得を目指すことができます。海外大学側のメリットとしては、留学生を受け入れることで学内での国際化・多様化を推し進めることができる、ということがあります。
しかし、一方で懸念されるのは授業環境の質が落ちること。そのため海外大学としては、留学生に対して現地学生と同じ水準の「学力」「英語力」「モチベーション」を持っていることを証明するよう求めているわけです。GPAが低いということは自身の「学力の低さ」と「就学への意欲の低さ」を不本意ながらもアピールしてしまうことになるのですね。
スタディアブロードでは希望する専攻科目を必ず受講できますか?
どの科目を履修するかは基本的に現地学生(学位取得を目的の学生)が優先となり、最終的に空席のある科目クラスをお取り頂くことができます。
なお、スタディアブロードの学生には特定の学部学科には属していないので、比較的幅広い専攻から履修する科目を選ぶことができる反面、逆に専攻を限定して科目履修することが難しいかもしれません。
また、科目クラスによっては事前に基礎的知識を有している、別の科目クラスを修了しているなど「Pre-Requisite」(必要要件)が設けられている場合があります。
1週間当たりの受講時間は?
スタディアブロードでは履修できる科目数(単位数)に制限があります。1学期あたりに履修できるのは大体3~4科目程度で、1週間当たりの授業時間は15~18時間程度と思われます。
こう聞くと少ないと思われるかもしれませんが、留学生にとっては海外大学の学業についていくには十分ではないでしょうか。
実は欧米圏での大学授業はその前後に予習・復習をこなすことを前提に提供されている場合が多く、一説によると授業時間の約2倍の自己学習(Self-Study)が求められるそう。例えば週15時間の授業であれば、約30時間/週の自己学習が必要ということになります。