海外インターンシップ留学は、知識ゼロだと失敗する 第1回

語学力と適応力を向上させ、就職活動にダイレクトに効いてくる「実践の中での国際感覚」を身につける留学として、語学＋インターンシップ留学が根強い人気です。実際の現場で戦うビジネスマンに混ざって、より実践的・国際的な語学力とビジネス感覚を磨くプログラムです。

学生・留学生に限らず、就職活動はどんどん前倒しになり、どんどん激化しています。海外でのインターンは、そんな中での「人材の差別化」のひとつとして、企業からも高い評価につながりやすい背景もあります。

インターンシップとは

インターンシップとは、学生が企業・団体などに就労経験を目的に一定期間在籍し、働くことのできる制度です。企業研修生として就労体験をする「無給インターンシップ」と、従業員の一員として一緒に働き、人材育成としての要素が強い「有給インターンシップ」の2つに大きく分けることができます。

海外インターンシップ留学

インターンシップ留学は、基本的には学校が提供する「インターンシッププログラム」を利用して参加します。中には日本の単位を取得できる単位認定インターンシッププログラムもあります。

語学学校が提供するプログラムとしては、基本的には英語コースの後にインターンシップを行うプランが多いのですが、インターンシップに進むためには、学校の定める英語レベル条件をクリアする必要があります。まずはビジネスで必要とされる英語力をしっかりと向上させ、そのあと短期間の研修に入ります。

語学学校の提供のプログラムでは通常、無給インターンシップとなります。職歴が問われないため、未経験や専門外の学生でも幅広く受け入れている企業もあります。

一方、有給インターンシップは企業が直接募集しているものが圧倒的に多く、英語力などの採用条件も厳しいものになっています。企業側からしてみれば「即戦力になる人材」の選定として制度を利用しているため、職歴や保有スキルも必然的に求められます。

海外インターンシップ留学に必要な英語力

業種や企業によってもさまざまなので、一言で表すことはできませんが、中高生レベルの能力でいい職業もあれば、接客、電話対応、ビジネスレターなどの総合的な「ビジネス英語」を要求されるものもあります。

しかしご安心下さい。このようなプログラムを提供する語学学校ではビジネス英語コースを扱っているところが多く、インターンシップに必要な英語スキルを磨くことができます。または、それ以前に英語力に不安があるようでしたら、インターンシップ前の語学コース期間を長く設定することもできます。

有給インターンシップの場合は、企業の一員として戦力である必要がありますので、一般コミュニケーション英語もビジネス英語も高い能力が必要です。一般的にはTOEIC700以上ほど必要とも言われているようです。

海外インターンシップ留学のメリット

留学生インターンでも分け隔てなく受け入れをしている企業は国際色も、経済力も、業務の幅も豊かなところが多いようです。そのような最前線を経験することは就職活動や中途採用で評価される「経験」と繋がるはずです。

もう一つのメリットは「柔軟な英語力」です。世界に垣根のないグローバルな企業では、いろいろな国から集まった人々が働いています。もちろん英語圏以外の国の出身者と同僚になる可能性もあり、人種や文化が異なる様々な人々が使う英語にも難なく対応できるようになるでしょう。

言葉はツールでもあり文化でもあります。英語圏の国でも非英語圏の地域でも、たくさんの新しい英語表現が使われています。そういった生の文化は、実際のコミュニケーション以外では学ぶことはできません。国ごとのスラング、業界ごとのスラングはなかなか学校では教わることはできません。

海外インターンシップ留学ができる国

インターンシップができる国は数えきれませんが、日本からの留学生が安心して参加できるプログラムを持つ語学学校がある英語圏の国としては主にアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、マルタが挙げられます。これらの国はiae留学ネットも取り扱っています。

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