アメリカ中西部のジュニアカレッジ。アメリカのど真ん中、カンザス州にある私立のジュニアカレッジ、Hesston Collegeをご紹介します。
コミカレとジュニアカレッジの違い
アメリカにはコミカレと呼ばれる公立の2年制大学もありますね。ジュニアカレッジとはどう違うのでしょうか。コミカレは公立、ジュニアカレッジは私立ですが、プログラムの内容が違います。
コミュニティカレッジ
コミュニティのためのカレッジですから、学生はそのほとんどが地元の学生です。4年制大学への編入を目指すTransfer Courseとカレッジ修了後は就職を目指すVocational Courseの大きな2つのコースがあります。
ジュニアカレッジ
在学生のほとんどが4大への編入を目指しているリベラルアーツ系のカレッジです。学生の90%が同じ目的に向かって勉強しているわけですから、学習環境は良いと言えます。また、少人数制も特徴です。
Hesston College
カンザス州最大の都市ウィチタから車で30分の田舎町ヘストンにあるカレッジです。
ヘストンは人口5000人程度の小さな町で病院や銀行など、生活に必要な施設以外は特に何もない田舎だそうです。買い物は車でウィチタまで出ます。アメリカ人学生は100%が車を持っているそうですが、車を持たない留学生にはウィチタまでのツアーを組むこともあるそうです。
勉強とスポーツ以外は何もないという2年間の留学生活は学習環境としては抜群かもしれません。教師対学生の比率も1:9と少人数制を敷いていますので、学生の進捗状況も把握できます。全寮制のカレッジで教育の質も高いので、4年制大学の最初の2年間分をしっかりと学ぶことができます。
また、入学条件としての英語もTOEFLやIELTS以外にTOEICや英検での出願も可能ですので、日本人には嬉しい条件です。
9月入学の場合の条件(中級レベルのESL+アカデミックコース)
TOEFL iBT | 32 |
IELTS | 3.0 |
TOEIC | 300 |
英検 | 準2級 |
1月入学の場合の条件(上級レベルのESL+アカデミックス)
TOEFL iBT | 41 |
IELTS | 4.0 |
TOEIC | 475 |
英検 | 2級 |
上記条件は英語コース(ESL)を履修しながら学部授業に参加する場合になります。
ESL履修なしの無条件入学の場合
TOEFL iBT | 61 |
IELTS | 6.0 |
TOEIC | 640 |
英検 | 2級A |
ESLコースからのスタートの場合でも2年間で準学士が取得できるようにしっかりとしたサポート体制が整っています。
私立のカレッジのため、コミカレに比べると授業料は高めの設定ですが、英語コースのサポートも充実しているので2年間トータル費用として考えると1年間の語学コース+2年間のコミカレとあまり変わらないかもしれません。
さらに、留学生にも奨学金のチャンスがあります。サッカー、野球、テニスなどスポーツ選手向けとその他の2種類の奨学金が用意されています。授業料は1年間で$26,650ですが、奨学金として$8,000~$10,000が授与されます。
まとめ
ヘストンカレッジはキリスト教系の大学のため、学生の多くが積極的にボランティア活動に参加しています。この経験は4大へ編入する際には大きなポイントとなります。田舎町にはなりますが、普段は安全な寮生活をし、週末は大都市を満喫するなど、メリハリの利いた留学生活を過ごすことができます。
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