海外留学の危機管理ガイドライン
2017年4月16日、文部科学省が直々に、留学生の危機管理を促すチェックリストを発表しました。
ここ数年で突如「グローバル人材」というフレーズが出現し、日本政府もその育成に力を入れだしているわけですが、その結果、JASSOが言うには、留学生数は徐々に、確実に、伸びてきているようです。
しかしながら、みなさんご存知の通りの世界情勢が、せっかく学生の気持ちが外向きになっている現状を邪魔しまくっています。
やれISや、やれトランプや、やれBrexitや(まだまだある)…
暴動やデモは突然始まることは少ないので、まあなんとか構えられますが、突発的な無差別テロはさすがに防げません。そして今や、日本も含め全世界がその標的です。
テロまで行かないまでも、過去にもたびたび、日本人留学生が事件や事故に巻き込まれることもありました。
「ノープランのフルテンションで留学行くと死ぬかもよ」
日本政府が直々にこう言ったわけです。
今回のガイドラインは、
「大学関係者の皆さん、それぞれの学校で留学を紹介してるとは思いますが、留学に行きたいといっている学生には最低限度のリストを叩き込んでおいてください!」
のような感じで、大学に向けて発信された留学・渡航ガイドラインであり、普通に過ごしていて自動的にに入ってくるような情報ではないので、ここで少し噛み砕いて解説していきます。
そのガイドラインはどこにあるの?
ここにあります。
文部科学省 大学における海外留学に関する危機管理ガイドラインについて
ガイドラインのだいたいの内容は?
大学や大学関係者に向けた文章になっています。私達のような留学エージェントも厳守すべき「当たり前すぎてみんなが疎かにしがち」な内容でした。
大まかな内容はこんな感じです。
- 「自分の身は自分で守る」を徹底させて!
- 行き先の情報をしっかり叩き込んで「日本とは違うんだぞ!」って言っといて!
- 結構リアルタイムで海外情報出してるからしっかり教えておいて!
- 留学中に何があってもすぐ連絡がつくようにさせといて!
- 事件や事故に巻き込まれた時の対処法をちゃんと伝えといて!
- とりあえず絶対、保険に加入させて!
- 上の全部が迅速に機能するように体制をガッチガチに整えといて!!!
うん。そりゃそうです。国がわざわざ言わなくても、大学がわざわざ体制整えなくても、学生自身がやっておくべきことしか書いていません。ですので、しっかり読んでみてください。
4つのポイント
上のこと、あるいは今回のガイドラインをもっとまとめると
- 意識
- 情報収集
- 連絡経路
- 保険
の4つのことを言っていました。
これらは正直、国や学校によって知っておくべきことバラバラですので、以下に共通項(最小限知っておくべきこと)を紹介しておきます。
情報収集
連絡経路
- 各学校の窓口
- 各国の日本大使館・日本領事館
- 加入している保険会社
まとめ
今回の「海外留学に関する危機管理ガイドライン」は、関係者以外が読んでも非常にわかりやすく、ボリュームもコンパクトです。
留学に行くまでは色々とフォローもできますが、基本的に行ってからはなんでも自分でやっていかないといけません。あなた自身の危機管理能力にかかっています。
留学に行きたい!と思ったら、まずはガチガチに留学準備をすべきです。何があっても大丈夫なように情報武装してください。
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