「海外渡航前にみっちり英会話教室に通ったからこれで安心!」「日本で外国人と英語で話したら何となく通じたし、アメリカでもきっと問題ないはず!」そう信じて留学したら、実際には話しが全く通じない、おまけに相手の言ってることを聞き取ることさえできない、私のアメリカ留学現地到着時はそんな状態でした。

カフェで水を頼んだら理解してもらえない、道を尋ねたら道順が聞き取れない、周りの日本人は英語で会話しているのに私にはできない。

アメリカ留学生活5日目、悔しさともどかしさ、そして焦りからくる不安に押しつぶされそうになり、涙が止まらなくなりました。

読み書きと文法はまあ得意でしたが、これら3つと話す・聞くのは違うと言うことに気が付きました。「英語でスムーズに会話できるようになりたい!絶対になるんだ!」この強い思いを胸に、私の7年間の海外留学生活がスタートしました。

アメリカに留学したのになかなか上達しない英語

アメリカ留学当初の1年間は、大学に併設の英語学校に通いました。

大学に正式入学するために、英語の上達を目指して積極的に授業に参加したのです。

他の留学生たちとつたない英語で会話をし、宿題も毎日欠かさずやりました。

読み書きと文法はみるみるうちにレベルが上がり、1学期目が終わった時には英語学校を終了することができました。

ところが、リスニングとスピーキングのレベルはあまり変わらず、引き続き英語学校のクラスを履修しなければなりませんでした。

アメリカに住んで英語学校に通っているのに、なぜ自分の英会話に大きな進歩が見られないのか。

その理由を考えてみて、とあることに気が付きました。それは「英語のネイティブスピーカーとではなく、他国からの留学生や日本人と一緒にいる時間が長い」ということでした。

このままではいけないと思っていた矢先、アメリカ人の友人から英語に関して助言をもらいました。

そして彼女の助言を元に、英会話を上達させるために以下の3つのことを実践したのです。

英会話・基礎英語力を上達させるために実践した3つのこと

英会話を上達させるために実践した3つのこと

ここからは、英会話を上達させるために私が実践した3つのことをご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

アメリカ留学中に日本人と付き合うのをやめる・時間を減らす

友人の助言は「英語を上達させたいなら、まずは日本人と距離を置くべき」ということでした。

正直とても辛かったのですが、日本人留学生との接触をほぼ完全に絶ち、代わりにアメリカ人と過ごす時間を増やしました。

初めはみんなが笑っていてもその理由がわからない状態でしたが、日が経つにつれて会話の輪に入れるようになりました。

ネイティブが話す英語を頻繁に聞くようになったので、2ヶ月ほど経った頃、リスニング力がいきなりグッと上がったのを実感しました。

私のように、関わりをほぼなくすという極端なことはしなくてもいいですが、英語をしっかりと身に付けたいのであれば、日本人と一緒に過ごす時間を減らすことをおすすめします。

アメリカの大学(学部)の授業を履修する

英語学校に頼み込んで、大学(学部)の授業を履修させてもらいました。

普通の講義にはついていけないと思い、私の専攻の必修科目であった合唱を選びました。

先生もクラスメイトもみんなアメリカ人、私一人だけが留学生だったので、週3日のこの時間は完全にネイティブの英語のみとなりました。

大学の授業の履修は、ネイティブスピーカーの人数が多く、読み書きの量や発言、発表する場面が多いので、英語の上達には最適です。

それなりに英語力があるのでしたら、思いきって大学の授業を取らせてくれるように頼んでみるといいでしょう。

アメリカ留学中の発音や英語の間違えを徹底的に直してもらう

3つ目に行ったことは、アメリカ留学中に自分の発音を徹底的に直してもらうことでした。

日本では英語を話す上であまり重要視されていないように思えますが、相手に不快な思いをさせたり、気を遣わせたりしないためにも、正しい発音で話すことは大切です。

私の場合、アメリカ人の友人や知人、クラスメイトに発音が間違っていたら指摘して直してくれるようにお願いしました。

もちろん、文法や英語自体が変な場合も正してもらいました。

これら3つの他にも、頭の中で考えるときや独り言を言うときも英語にしたり、テレビや映画を観たり、英語で日記を付けたりと、なるべく英語脳でいる時間を長くするように心がけました。

ネイティブの英語に触れて本物の英会話を身に付ける

ネイティブの英語に触れて本物の英会話を身に付ける

日本人を含め、さまざまな国の人々と交流することは、異なる価値観や文化、習慣・慣習に触れるためにも大切なことであり、経験して欲しいことであり、また留学の醍醐味の一つでもあります。

しかし、留学をしたからといって英会話を含め、英語が上達するかと言えば、そうとも限りません。

ネイティブに通じる英語を話せるようになるためには、ネイティブが話す英語に触れている時間をできるだけ増やすことが肝心です。

私も7年間英語漬けの生活をしてようやく、ネイティブスピーカーに英語が母国語かと間違われるレベルにまで到達できました。

英語ネイティブの友達や彼氏・彼女を作ったり、大学の授業を取ったり、テレビや映画、ラジオを利用したりと、英語を話す時間、聞く時間、使う時間をとにかく作ってみることです。

そして留学生活を思いきり楽しみながら、どこへ行っても、誰と話しても通じる、本物の英語を身に付けちゃいましょう。

アメリカ留学体験談、まとめ

いかがでしたでしょうか、私のアメリカ留学で感じた英語を学ぶために大切な3つのポイントを是非、活用していただければと思います。

私が選んだ長期、アメリカの大学付属英語コースへの留学は事前に準備すべき書類が多かったことを覚えています。

出来る限りお早目に準備を進め、学生ビザの申請を早々に済ませてスムーズにアメリカへ旅立つようにしましょう。

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