日本人の多くが「食べ方が汚い国」と聞いて、まず中国を思い浮かべるかもしれません。
中国人の食べ方に対して、口を開けてクチャクチャと音を立てる、食事後の片付けをしない、おかずを散らかすなど、日本人から見ると「汚い」と感じることがあるでしょう。
しかし、海外留学を通じて、私たち日本人こそが「食べ方が汚い」と思われていることを知るかもしれません。
日本人のラーメンの食べ方が問題?
「ヌーハラ」という言葉が浸透してきたように、日本で普通に行われているラーメンの食べ方が、海外では非常識と見なされることがあります。
テレビでは、フードコメンテーターが美味しそうにラーメンをすすりながら紹介する場面がよく見られますが、実はこれが外国人には理解しがたい行為なのです。
もし留学中に友人と日本食レストランに行き、音を立ててラーメンをすすれば、相手を不快にさせる可能性が高いです。
「これが日本では普通だから」と思ってしまうかもしれませんが、海外ではその行為は受け入れられません。中国人がクチャクチャと食べる音が不快に感じるように、日本人のラーメンのすすり方も外国人には嫌がられるのです。
納豆の食べ方も不評?
2つ目は納豆です。
納豆は日本では誰もが知っている国民食ですが、その独特の匂いや粘り気、そして食べる際の音が、海外では「汚い」と見なされることがあります。
日本では当たり前の納豆も、外国人には理解しがたい食品であり、特にその食べ方は不評です。
その結果、日本人は「変なものを食べている」「食べ方が汚い」と思われてしまうことがあるのです。
日本食紹介映像の影響
2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、日本食の紹介が海外で増え、それに伴い、日本人の食べ方も紹介されるようになりました。
前述のラーメンのすすり方が映像で流れると、これが日本人が汚いと思われる一因となることもあります。
鼻をすする文化の違い
また、食事と直接関係はありませんが、日本人が鼻をすすりがちなことも、西洋人には不快に感じられることが多いです。
西洋では公衆の場で鼻をかむ方が礼儀正しいとされていますが、日本では逆に鼻をすすることが一般的です。この文化の違いが、日本人が不快に思われる原因となることも少なくありません。
まとめ
いかがでしたか?
日本人は中国人の食べ方が汚いと考えがちですが、実は日本人自身が「食べ方が汚い国」として見られていることもあります。
留学などで海外に出る際は、この点に注意して、音を立てずに食事をするなど、小さな工夫を心掛けることで、日本人のイメージを少しずつ変えていければと思います。