幼い頃から海外ドラマを見て育ち、海外に強い憧れを抱いていた私は2017 年バックパッカーとして日本を飛び出しました。

アジア、ヨーロッパと旅をしていく中で、節約を心がけてはいたものの、外食を続けているとお金は泡のように消えて行きました。意気揚々と日本を飛び立ったものの「資金が尽きたので日本に帰国しました。」何て恥ずかしいこと言えない!

まだまだ旅行足りないと感じた私は、ヨーロッパで働く方法を考えます。そこで思いついたのが、ドイツでのワーキングホリデーでした!

ビザの申請に大苦戦

ドイツ

ドイツではワーキングホリデービザの申請が条件を満たしている限り、ドイツ国内でする事が可能です。旅の途中でワーホリする事に決めた私は、 ドイツ国内で申請を試みました。家を借り、住所登録をし、役所へ行き、いざ申請!しかし、私の担当職員は書類を受け付けてくれません。また別の日ドイツ語の書類を持っていざ申請。しかしまたしても認めてもらえず…。

ドイツでは、自分の名前の頭文字によって市役所の担当者が決まっています。つまり、私がこの街でワーキングホリデービザを申請する事が無理と言うこと。しかしこれで諦めきれなかった私は、色々考えた結果スペインのドイツ大使館でビザを申請することに決めました。

いざスペイン・マドリードに行き、ドイツ大使館でビザの申請!

ここで職員の人に言われた一言
「あなたは旅行者だからビザの申請はできません。」

しかし、ビザを求めてスペインまで来た以上ここで食い下がるわけにはいきません!

「事前にメールで問い合わせした時 旅行者でもビザの申請ができると言われました。だから私はここに来たのに…。」
「じゃぁ、そのメールを私のメールアドレスに転送して。」

宿泊先に戻り、彼女のアドレスにメールを送り、 再び大使館へ!

待つこと30分。名前が呼ばれ部屋に入ると
「あなたの申請が受理されたわ。3日後に取り来てね」

4度目の正直でした。本当に嬉しく、大使館の方も一緒になって喜んでくれました。諦めずに頑張ってよかった!そんな苦い経験から始まったドイツでのワーホリですが、生活していくうちにドイツにとっても魅了されました。ここではドイツの魅力を2点ご紹介したいと思います。

ドイツの魅力

様々な国に格安で旅行ができる

ドイツはヨーロッパの中でも中央に位置し、フランス・チェコ・ポーランド・オーストリアなどの国と隣接しています。

また、ヨーロッパは交通網が発達しており、各国の主要都市を結んだバスが運行しています。そのため、格安で各国を訪れることが可能です!

私もドイツ滞在中は、日帰りでハウルの動く城の舞台ともなったコルマールに行ったり、プラハに行ったり、ドイツを起点に多くの国を巡りました。貧乏生活を送っている身としては、格安で旅行できるバスが本当に魅力的でした。

スイーツが安い

ドイツのスイーツ

甘いものに目がない私にとって、ドイツは最高のスイーツ天国でした!ドイツで販売されているケーキは、日本のケーキの2倍の大きさがありながら3ユーロと安く美味しいです。

バターケーキが支流で、ケーキ生地とクリームの多さに一見重たいケーキのように見えますが、ふわっとした軽い食感でペロリと食べられます。

また、アイスクリームのお店が数多く立ち並び、ヨーロッパの熱い日差しの中でも困りません。散歩して歩き疲れたら、美味しいアイスを食べて休憩して、また散歩して…。最高のひと時です。

ドイツでのワーホリを経て

ドイツ2

役所での苦い経験から、ドイツ人の堅苦しさに当初は苦手意識を感じていましたが、それは間違いでした。ドイツ人は異国の地で不慣れな私に、声をかけ優しく教えてくれる優しい人ばかりでした。私の日に日にうまくなるドイツ語を褒めてくれたり、私がいつも注文する品を覚え話しかけてくれたり…。

しかし、もっとドイツ語が話せたら私のワーホリはもっと良いものになっていたでしょう。ドイツ人は優しいので、ドイツ語が話せないと分かると、すぐに英語に切り替えて会話をしてくれましたが、中にはドイツ語しかわからない人もいます。

郷に入ったら郷に従えの言葉があるように、英語ではなくドイツ語で生活することで、よりドイツという国への理解を深め、よりドイツ人の信頼を得ることができたのではないかなと思います。

なので、今後ドイツでの留学やワーホリをお考えの方は是非ドイツ語を勉強して行ってください!拙いドイツ語でも、ドイツ語を話すとドイツ人は喜んでくれますよ!

思いつきで始めたドイツでのワーホリで苦労もありましたが、出来るのであればまたドイツでワーホリをしたいと思うぐらいドイツが好きです。私の体験談より、ドイツに興味を持ってくれる人が少しでもいてもらえれば幸いです。Bis bald!!