ワーキングホリデーのビザで行ける国は限られていますが、ドイツはワーキングホリデーで行ける国のひとつです。

イギリスやカナダ、オーストラリアなどの英語圏はワーキングホリデーを考えている方の中でも人気が高いのですが、ドイツも暮らしやすく、海外がはじめてという方でも安心して暮らせる国のひとつです。

ドイツの治安

ドイツは比較的治安のよい国です。もちろん日本と比べてしまうと犯罪やスリなどは少なくはありませんが、一人ひとり気をつけて行動していれば、スリや犯罪に巻き込まれる可能性は低いです。

ミュンヘンやフランクフルト、ベルリンなどの大きな都市では、その分人口も多く、海外からの旅行者、移民も多いため、犯罪率は高くなりますが、それでも比較的安心して安全に暮らせる国と言えます。

ビールで有名なミュンヘンも、東京と比べてしまうと小さな街ですが、山や湖も多く、年間通して楽しめる街です。外国人の多い街ではありますが、警察や警備もしっかりしていて、治安も悪くなく、日本人も比較的多いので、海外慣れしていない方でも暮らしやすいです。

観光地も多い

ノイシュヴァンシュタイン城

ドイツの観光地というと、シンデレラ城のモデルとも言われるノイシュヴァンシュタイン城くらいしか思い浮かばないかもしれません。

しかし、意外と暮らしてみると、身近なところに楽しめる小さな観光地、レジャーがあるのです。まず、街中を散策するだけでも楽しいです。例えば、市庁舎です。どこの街も市庁舎はおしゃれで美しい建物のところが多いです。

ミュンヘンの市庁舎もお城のような建物で、観光地として多くの観光客が訪れるスポットのひとつです。また、アウトドアとしても、アルプスが近いので、山へハイキングなど、気軽に楽しめるレジャーのひとつです。ドイツは海水浴は基本できないのですが、湖で泳げます。波もあまりなく、塩水ではないところで、泳ぐのも意外に楽しいのです。

暮らしにより早く慣れるには…

ドイツの暮らしにより早く慣れる

ワーキングホリデーに行かれる方の多くは、まず語学学校などに通い、現地での暮らしに慣れることからはじめる方が多いです。大きな都市でなくても、ドイツ国内には本当に多くの語学学校があり、比較的小さな国でも、ドイツ語を学ぶための学校を見つけることができます。

慣れない国で知人や友人も少ない中での生活なので、早く現地での生活に慣れるためにも、語学学校に通い、クラスメイトと仲良くなることからはじめるのもひとつです。

ドイツの物価…

ドイツの物価は日本とあまり変わりません。しかし、スーパーマーケットで購入できるフルーツや野菜などは日本よりも安いです。もちろん、種類にもよりますが、総合して日本よりは割安と言えます。

ピーチやマンゴーなど、日本では特別なフルーツなので、手が出ないと思っていましたが、ドイツでは普通にスーパーマーケットで、普通のフルーツとして購入できてしまいます。

野菜の値段はあまり日本とは変わらないですが、少しだけ日本よりも割安と言えます。パスタやお米なども、購入して自炊していれば、生活費はかなり節約できると思います。

注意すべきは外食です。外食してしまうと、どんなにファーストフードで済まそうとしてもやはり購入するより高いですし、もちろん日本よりも高いです。

まず、ドイツではお水もタダではありません。頼まない限り飲み物が無いままの食事になってしまいます。そのため、お水を頼んでも2〜3ユーロはしてしまいます。また食事もそう安くはないため、普通のレストランで、ちゃちゃっと済ませるランチであっても、10ユーロ以上はしてしまうと思っておいてください。

私は、友人などとのランチやディーナー以外は自炊するように心がけています。それだけでもかなり節約できます。

また自炊する理由はもうひとつあり、こちらの食事はかなり量が多いです。日本と同じ感覚で、出されたものをそのまま食べてしまうと、おそらく毎回日本の量で二人前くらい食べていることになります。そのくらい量が多いのです。

実は慣れてしまうと食べられるようになってしまうのですが、そうすると、もちろん太ってしまいますし、健康にも悪いので、外食時に気をつけなければならないポイントのひとつです。

まとめ

ドイツは海外初心者、またワーキングホリデーに行きたいけれど、どこの国に行くか、何がしたいか漠然と決まっていないという方にも、安心して住むことができる国です。ドイツ語という難しい言語を話す国ですが、住んでしまえば、自然と話す機会も増え、語学の向上も期待できます。

ワーキングホリデーで新しいことに挑戦したいと思っている方には、ぜひドイツでの新生活を始めてみることをおすすめします。最初は手続き等大変なこともありますが、きっと楽しい1年になること間違い無しです。