オーストラリア首都キャンベラは首都と知られていても、実際にはどんな街なのかなかなかイメージが湧きにくい方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、2024年11月にキャンベラを訪問した際の印象や最新情報をお届けします。
キャンベラ(Canberra)について
キャンベラは人口40万人。日本で例えると、東京都町田市と同じくらいの人口数の都市となります。
オーストラリアの首都ということもあり、政府機関や世界各国の領事館、そして戦争関連のモニュメントが沢山あります。
そのため、実際に足を踏み入れてみると、他の都市とは確実に異なるキャンベラならではのクールさ、気品が街全体に漂っています。
州 | ニューサウスウェールズ州 |
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人口 | 約40万人 |
日本との時差 | 日本+1時間(サマータイムである10月~3月:+2時間) |
主な交通機関 | 電車、路面電車(トラム)、バス |
交通機関用カード | MyWay+ (マイウェイプラス) |
最寄りの国際空港 | キャンベラ国際空港 |
ロケーション
キャンベラ空港
キャンベラに行くための手段として、シドニーから「飛行機」「長距離バス」「レンタカーを借りて車移動」などの手段があります。
シドニー~キャンベラ間の航空券は、片道AU$300程度(2024年11月時点)。日本では珍しいプロペラ機で、約40分程の飛行となります。
キャンベラ空港自体は大変新しくて綺麗でモダンな感じでした。ただ、シドニー空港が人混みでごった返していたのに対し、キャンベラ空港に到着してからは人の少なさにびっくり!
後で大学スタッフに聞いた話によると、シドニー~キャンベラ間は片道3時間くらいでバス・車移動される方が多いそうです。
なお、キャンベラ空港から街の中心地まではバスで約20分程度、1時間に1本の間隔で運行しています。
交通機関用カード(MyWay+ マイウェイプラス)
MyWay+Card(マイウェイプラス・カード)とは日本のSuicaやICOCAのような電子マネーカードで、バスや路面電車(ライトレール)で利用が可能です。
料金は一度乗車すると、その後90分までは乗り換えを含みどこまで行っても同料金となります。なお、カードはキャンベラ空港の自販機,または市内のリチャージ・エージェントで購入できます。
今回キャンベラ訪問をした際には、2024年9月20日よりMyWay CardからMyWay+へのシステム切り替え作業中だったため、なんと無料でバスやライトレールが乗り放題でした!こういったところがオーストラリアっぽいですね。
ただし、2024年11月27日をもって切替作業が完了しましたので、現在正しいICカードとしてMyWay+が運用開始となっております。
路面電車(ライトレール)について
キャンベラでは2019年4月10日から、路面電車(ライトレール)の運行が開始されました。現在は、キャンベラ北部のGungahlinからシティまで利用することができます。
キャンベラの街並み
キャンベラは人工の完全計画都市で、ほかのオーストラリアの主要都市とは違った趣の街になっています。1901年、オーストラリア連邦が誕生した際に、シドニーとメルボルンは首都争いで激しく対立しあいました。その打開案として両都市の中間に作られた街がキャンベラです。
都市を作りあげるため、アメリカの建築家ウォーター・バーリー・グリフィンが選ばれ、何もない場所に首都を建都しました。
北のシティ・ヒルと南のキャピタル・ヒル、そして北と南の間には彼の名前を取った人造湖バーリー・グリフィン湖が横たわっています。
中心地の街並み
オーストラリア連邦議会
各国大使館
なんと、野生のカンガルーの大群が!
キャンベラをドライブしていると、普通に野生のうさぎやカンガルーに遭遇するのが衝撃的でした。他の都市では、動物園や本当に人里離れた田舎の一本道などでみかけたことがありましたが、キャンベラでは街中の公園などで普通に出没します。
可愛い動物たちもキャンベラでは、芝生を食べて枯らしてしまうため害獣扱いされていました。
キャンベラを(Canberra)動画で知ろう!
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今回、キャンベラを訪問して最初に感じたのは、他の都市とは一線を画す、都市としての高尚感や気品でした。
政府機関や世界各国の領事館、そして戦争関連のモニュメントが多数あるのはもちろんですが、人工の完全計画都市のため、デザイン性が高く、大変整った都市の雰囲気でした。
なお、各大学のスタッフ曰く、キャンベラは全体的に中流階級以上の方がお住まいだとのことで、治安面も落ち着いており安心して生活ができるとのことでした。また、シドニーやメルボルンに比べると誘惑が少ないため、落ち着いた環境で集中して学業に専念したい方にもお薦めです。
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