皆さん、こんにちは。カナダ留学を担当しているカウンセラーです。

私は留学カウンセラーになる前は、カナダ・バンクーバーで1年間留学していました。皆さん、留学中の滞在先、どういった選択肢があるかご存知ですか?

ホームステイ、シェアハウス、学生アパートメントなど。大体この3種類が主流ですね。

特にホームステイ、留学経験者のほとんんどが経験されたことあるのではないでしょうか。

今回はそんな留学先での滞在方法について、実際にホームステイを経験してみて思うことをお話します。

カナダ留学での滞在方法のひとつ、ホームステイ

私はカナダ留学担当として、カナダ留学での最初の滞在先としてホームステイをおすすめすることが多いです。

語学学校に通う場合は、基本的に語学学校がホームステイ先を手配してくれます。

留学エージェント(iae含む)では学校がお手配してくれたホームステイ情報を共有したり、学生さんのリクエストなどを伝える役割を担っています。

リクエスト?ある程度希望を出せるんですか?と思う方もいらっしゃるかもしれないですが、ここでいう"リクエスト"は、例えば「アレルギーがあるのでペットを飼っていないお家が良い」など、生活する上で身体に影響があるなどの理由で出せるリクエストです。

「ホームステイは合う・合わないがあると聞いたことがある」という話を耳にしたり、どこかで読んだりするのではないでしょうか。

正直なお話、ホストファミリーと合う・合わないあります。

家族ではない人と一緒に生活するわけですし、人と人、合う・合わないはどうしてもありますよね。実際にホームステイをしてみて感じたメリット・デメリットをお伝え致します。

カナダ留学で滞在方法にホームステイを選ぶメリット

私は実際にカナダでホームステイをしてみて、良かったと思います。

家に帰ると迎えてくれる人がいる

ホームステイ先にはブラジル人留学生と、ホストファミリーの8歳の女の子が居ました。

いつも学校から帰ると一緒にゲームしたりテレビを見たりして、英語を話す機会になっていたのはもちろん、ホームシックになることもなく毎日楽しく過ごせていたのは、ホームステイ先のおかげだと思います。

ホストファザーやホストマザーもとっても優しくて、家族のように接してくれたので、感謝しています。ホームステイ先での滞在は5週間と短かったですが、ホームステイを出た後も定期的に遊びに行っていました。

英語の勉強になる

やはり海外に渡航してすぐは特に、語学学校での授業以外で如何に英語を使うかが大事だと思います。その点では、ホームステイ先での会話は英語を使う場になりますね。

とは言っても、最初はなかなか自分の英語に自信がなかったり、勇気が出なかったりするものですよね。

私もホームステイファミリーと他の留学生が会話している中に入っていく勇気が出ず、部屋に籠ろうしかけました。しかしここで部屋に入ったら多分この先も勇気が出ないと思ったので、会話に入る勇気を出しました。

今振り返ると、あのとき勇気を出していなかったら、今の自分はいないと言っても過言ではないです。留学って、そういう小さな勇気の積み重ねなのだと痛感した経験の一つです。

カナダ留学で滞在方法にホームステイを選ぶデメリット

中心地ダウンタウンからやや遠い

基本的にホームステイは郊外であることが多いので、語学学校が多いダウンタウンからは少し離れていることが多いです。私のホームステイ先はダウンタウンまで約40分ほどだったので、少し遠く感じました。

食事の合う・合わないがある

私が滞在したファミリーはフィリピン系だったので、基本的に食事が合わないということは無かったです。同じアジア圏なので、比較的日本人の口に合いやすいのだと思います。

しかしホームステイ経験者からは、どうしてもステイ先の食事が合わなかったという声も聞きます。

カナダ留学のホームステイ費用っていくらくらいかかる?

ホームステイは基本的に語学学校がお手配の仲介をしてくれることが多いです。費用も語学学校によって様々ですが、参考までに人気語学学校「ILAC(アイラック)」のホームステイ費用を紹介致します。

【滞在費】個室、3食付き
1週間:CAD240(約19,000円)
1ヶ月(4週間):CAD960(約76,000円)
※日本円は2020年4月時点での海外送金レートで算出しています

ホームステイの食事についてですが、朝・昼は簡易的なものが多いです。
朝はお家にあるパンをトーストして食べてねとか、お昼も夕食の余りがパックされていたり、サンドイッチを持たせてくれたり。

日本のようなお弁当クオリティはないので、あまり期待しない方が良いのかなと思います。

ホームステイ先に紅芋がペースト状になったジャムがあり、それをよくトーストに付けて食べていました。

これがとっても美味しいんです。日本ではなかなか売っていないのですが、忘れられない味ですね。

知っておくべき豆知識を紹介します

お恥ずかしいことに留学前、カナダについてあまりよく調べていなかったこともあったので、カナダ=白人社会というイメージをもっていました。

当然、ホームステイ先も白人家族なのだと思っていたので、ホストファミリーに出会ってびっくり。

私のホストファミリーはフィリピンからの移民家族でした。あれれ?想像していたのと違うな、と思いましたが、後で知ったのがカナダって移民国家なのですよね。

カナダは各国からの移民で成り立っている国なので、ホストファミリーがカナダ以外の国出身であることは多いです。

たまに学生さんからも「カナダ人の家庭が良いです」、「英語の勉強もしたいのでネイティブが良いです」とご希望を頂くこともあり、その気持ちは分かるのですが、移民のご家庭でホームステイをした経験から説明させていただくと、移民の方の方が留学生の気持ちは理解して下さりやすいのかと思います。

母国を離れるという点では留学生と同じ経験をされていますからね。

移民で成り立つカナダの社会だからこそ、留学生の私たちも差別を受けることなく過ごせます。

みんな違ってみんな良い、そんな雰囲気をすごく感じる国です。相手と文化や価値観が違って当たり前だからこそ、「自分は自分で良いんだ」とカナダに行って体感する方も多いようですね。

カナダ留学の滞在方法でホームステイを選ぶなら

いかがでしたか?ホームステイは人それぞれ色んな意見や経験があると思います。

出発前にサポートしてもらっていた留学エージェントから、カナダのホームステイはビジネスでやっている方も多いから、あまり期待しないようにとも言われました。

結果的には想像以上にホームステイ先を楽しめたので良かったですが、お人によっては合わない方もいるのが現実ではあると思います。

もしホームステイが向いているかどうか不安という方は、最初の4週間など短期間でのお申込みをお勧めします。

それでファミリーと気が合う!ホームステイ楽しい!と思えば、滞在期間の延長も可能です。(ファミリーのご予定や状況によっては延長が出来ないこともあるので、お気をつけ下さい。)

反対にホームステイは向いていないと思えば、シェアハウスに切り替えることも方法の一つですね。

ぜひ滞在先の一つとしてホームステイを検討する際に参考になれば幸いです。