皆さん、こんにちは。iae留学ネットのカナダ担当カウンセラーです。
カナダは教育水準が高く、治安も良いことから、高校卒業後の進学先として人気のある国です。
そんなカナダで進学するにはどんな進学ルートがあるか、またそれぞれどんな特徴があるかをご紹介致します。
ぜひ今後の進路を検討するにあたって参考になれば嬉しいです。
また皆さま個人の英語力や高校の成績によっても合う進学ルートが異なります為、ぜひ個別でもご相談下さいませ。
カナダでの主な進学ルートは4つ
カナダでの大学進学には、大きく分けて4つのルートがあります。
4年制の総合大学(ユニバーシティー)、2年制のカレッジ、専門学校などがありますが、今回はユニバーシティーで学士号取得を目指す進学ルートに関してご紹介します。
1.ユニバーシティーへの直接入学
1つ目は、日本の高校を卒業後、ユニバーシティーへの直接入学を目指す方法です。
カナダの大学進学には、高校のGPA(成績評価値)・英語力(IELTSやTOEFLの公式スコア)・エッセイ(*志望動機所:出願先の大学により異なる)が必要です。
すなわちユニバーシティーへの出願時にこれら全てが揃っている必要があります。
求められるGPAは大学により異なりますが、多くの大学でIELTS 6.5やTOEFL 80~90程度のスコアが求められます。
カナダは他国の進学に比べて、求められる英語力がやや高めと言えるかもしれませんね。
ユニバーシティーへ直接入学を目指すメリット
- 学生寮を含む整った学習環境下で学ぶことが出来る
- 数多くの専攻の中から履修することが出来るため、まだ興味のある分野が定まっていない場合でも、受講する中で特化して学びたい分野を見つけられる
ユニバーシティーへ直接入学を目指すデメリット
- 高校の成績によって、目指せる大学とそうでない大学がある
- 大学によっては学費が高額であることも
十分な高校の成績と英語力をお持ちで、進学したい大学を決められる方にはこちらの進学ルートをお勧めします。
2.カレッジからユニバーシティーへ編入
カナダでは、ユニバーシティー以外に2年制のカレッジと呼ばれる高等教育機関があります。
カレッジには二つの側面があり、「カレッジ経由で大学編入を目指す学び」と「カレッジで専門分野の知識・経験を身に着け就職に繋げる学び」です。
今回は前者の「カレッジ経由で大学編入を目指す学び」についてお話します。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、カナダではカレッジで2年間学んだ後に、ユニバーシティーの3年次に編入することが可能です。
ただしこれは、カナダ国内どこでも適用されるわけではなく、バンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州がカレッジからユニバーシティーへの編入制度が一番整っています。
カレッジに入学するには、ユニバーシティーへ直接入学とは異なり、高校のGPAやエッセイは評価の対象ではありません。
すなわち英語力さえ入学基準を満たせば、カレッジに入学することが出来ます。(※プログラムによっては、数学など特定の科目の成績を見ることもあります。)
カレッジで取得したGPAを使ってユニバーシティーへ出願することが出来るため、高校のGPAでは合格が難しい名門大学への進学を目指すことが可能です。
例えば、カナダの名門大学ブリティッシュコロンビア大学に進学したいものの、高校卒業時のGPAでは入学条件を満たさない場合、カレッジでブリティッシュコロンビア大学の入学基準であるGPAを修められれば、進学も可能という夢のある進学ルートです。
実際にカレッジ経由でブリティッシュコロンビア大学に進学した人も多くいます。
しかしながら、カレッジから大学に編入出来る保証は無いため、カレッジ2年間の成績で将来の進路が左右されるため、カレッジでの2年間の過ごし方が非常に重要です。
カレッジからユニバーシティーへ編入を目指すメリット
- 高校の成績に少し自信がなくとも、英語力があればカレッジへ入学が出来る
- 大学と比較すると学費がリーズナブルである(日本の私立大学の学費とあまり差がない)
カレッジからユニバーシティーへ編入を目指すデメリット
- 高校の成績によって、目指せる大学とそうでない大学がある
- 大学によっては学費が高額であることも
十分な高校の成績と英語力をお持ちで、進学したい大学を決められる方にはこちらの進学ルートをお勧めします。
3.留学生向けのカリキュラム「パスウェイコース」から進級
3つ目にご紹介するのは「パスウェイコース」です。
実はあまり知られていない進学ルートですが、留学生にはお勧めの進学ルートです。
大学1年次に受講するコースですが、直接入学で大学に入学するよりも入学条件が低めに設定されています。
例えば、ブリティッシュコロンビア大学に直接入学で目指す場合は、TOEFL 90やIELTS 6.5の英語力が必要です。しかしパスウェイから入学すると、TOEFL 70やIELTS 5.5で入学が可能です。
同じブリティッシュコロンビア大学の1年次ではあるものの、入学ルートが違うだけで必要な入学条件が大きく違います。
その理由はパスウェイのカリキュラムに大きく影響しています。パスウェイから入学すると、アカデミック科目の他に1年次は「アカデミック英語」の授業や「スタディスキル」を補う授業が多く含まれています。
すなわち留学生が海外の大学を卒業する為に必要なスキルを身に着けられるカリキュラムとなっています。カリキュラムで英語力などを補える分、入学条件がやや易しめに設定されているわけですね。
これまでインターナショナルスクールや海外の高校に通ったことがなく、日本式の教育にしか慣れていないという学生には、パスウェイから入学するのがお勧めです。
パスウェイの1年次に必要な成績をおさめられれば、2年次に進級することが出来ます。
パスウェイから入学するメリット
- 直接入学よりも入学条件が易しい
- 海外の大学を卒業するために必要なスキルを培うことが出来る
パスウェイから入学するデメリット
- 専攻によってはパスウェイからの入学ルートが用意されていないこともある
- 進学先のカレッジをパスウェイ出願前に決める必要がある
4.英語に自信が無い方でも大丈夫、事前語学準備コース
今までご紹介した全ての進学ルートでTOEFLスコアやIELTSスコアなど入学にあたって一定の英語力を求められます。
でも皆さんが必要スコアの準備が出来ているわけでは無いですよね。英語スコアが無いとカナダで進学出来ないのか。
ご安心下さい、現時点で必要なスコアが無くてもカナダのカレッジや大学を目指せます。英語の準備が完了していない方は、まず語学学校や大学・カレッジの付属英語コースからスタートすることをお勧めします。
そこで一般英語の力を身に着けて、英語力が伸びてきたら今度は進学に必要なアカデミック英語力を身に着けます。語学学校内で一定のレベルを修了すると、語学学校と提携している教育機関にTOEFLやIELTSのスコア無しで入学することも可能ですよ!
まだ進学先を迷っている方は、カナダで語学コースを学んでいる間に、キャンパス見学に行ったり、現地で情報収集をしながら決めるのも良いですね。
英語の準備が出来ていなくても、まずは安心して下さい。必要レベルを取得するための就学期間を経て、進学を目指しましょう。
語学コースから始めるメリット
- TOEFLやIELTSのスコア無しで、カレッジや大学へ進学することも可能
- 現地に行ってから進学先を決めることも出来る
語学コースから始めるデメリット
- 語学コースに費やす時間とお金が発生してしまう
- IELTSやTOEFLのスコアが必須な教育機関は、語学学校の修了書を認めていないケースもある
カナダ進学をご検討中ならiaeまでお気軽にご相談ください
いかがでしたか?
今回はカナダで進学するための主な4つのルートをご紹介しました。
意外と色んな方法で大学やカレッジへの進学が可能です。皆さんの英語力や成績、今後のビジョンによってお勧めの進学ルートが異なりますので、まずは気軽に個別でご相談下さいませ。
オンライン(Zoom)でも個別相談を承っています。ぜひiae留学ネットまで気軽にお問い合わせ下さいませ。