円安の中、留学を躊躇しているというご相談を多くいただきます。
今回は、カナダ留学で費用を抑える方法として、現地で就労するという観点からおすすめの留学プランをご紹介いたします！
1. 現地就労ができる主な留学プランと就労条件
現地で就労が可能なビザは、主に４つあります。
1. 卒業ビザ（Post Graduation Work Permit）
卒業ビザ、通称ポスグラビザとは、カナダ政府認定のカレッジ・大学にて8か月以上のプログラムを卒業した場合に申請すると、卒業後の就労が可能となるビザです。
| 主な条件 |
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2. ワーキングホリデービザ
ワーキングホリデービザとは、カナダに1年間滞在し、その間に就学、旅行、就労と生活することが認められているビザです。ワーキングホリデービザの取得は抽選制となっており、2023年の発給予定数は6,500名で、2023年1月9日時点で初回の抽選が終わり残りの枠は5,677名と発表されています。
| 主な条件 |
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3. 学生ビザ（Study Permit）
カナダでは、6ヶ月以上の語学留学や、大学・大学院留学などの場合、学生ビザが必要となります。
カナダの学生ビザではオンキャンパスでの就労が認められていますが、一定の条件を満たせばオフキャンパスでの就労も可能です。オフキャンパスでの就労は、通学期間は週20時間まで、春休み、夏休み、冬休みなどの休暇期間はフルタイムで就労が可能です。
| 主な条件 |
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4. コープビザ（Co-op Work Permit）
コープビザとは、インターンシップやプラクティカム、コープが学校のプログラム含まれている場合に必要な就労ビザです。
| 主な条件 |
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2. 現地就労でどれくらいの収入が見込める？
留学先として人気の2都市、BC州バンクーバーとオンタリオ州トロントの最低時給は、日本の平均的な時給と比べると約1.5倍です。
※円換算金額は、カナダドル＝109.55円の場合で計算しております。目安としてお考えください。
※2022年12月現在
| BC州バンクーバー | CA$15.65（約1,710円） |
|---|---|
| オンタリオ州トロント | CA$15.50（約1,700円） |
バンクーバー
フルタイム週40時間の場合
| 1週間の収入 | CA$15.65×40時間＝CA$626（約68,000円） |
|---|---|
| 1ヶ月あたりの収入 | CA$626×4週間=CA$2,504（約274,000円） |
※チップがもらえるサービス業では＋CA$1,000以上稼げるチャンスがあるため、合計約CA$3,500（約383,000円）以上の収入が見込めます。
パートタイム週20時間の場合
| 1週間の収入 | CA$15.65×20時間＝CA$313（約34,000円） |
|---|---|
| 1ヶ月あたりの収入 | CA$313×4週間=CA$1252（約137,000円） |
※チップがもらえるサービス業では＋CA$500稼げるチャンスがあるため、合計約CA$1,700（約186,000円）以上の収入が見込めます。
トロント
フルタイム週40時間の場合
| 1週間の収入 | CA$15.50×40時間＝CA$608（約66,000円） |
|---|---|
| 1ヶ月あたりの収入 | CA$608×4週間=CA$2,432（約266,000円） |
※チップがもらえるサービス業では＋CA$1,000以上稼げるチャンスがあるため、合計約CA$3,400（約372,000円）以上の収入が見込めます。
パートタイム週20時間の場合
| 1週間の収入 | CA$15.50×20時間＝CA$310（約34,000円） |
|---|---|
| 1ヶ月あたりの収入 | CA$310×4週間=CA$1,240（約136,000円） |
※チップがもらえるサービス業では＋CA$500以上稼げるチャンスがあるため、合計約CA$1,700（約186,000円）以上の収入が見込めます。
このように、バンクーバーやトロントでフルタイムで働いた場合、1か月約CA$2,400以上の収入が見込めるため、家賃や食費などの生活費を賄うことができます。
パートタイムの場合、1ヶ月約CA$1,200以上の収入が見込めるため、生活費の一部を賄うことができるというイメージを持っていただくとよいかと思います。
3. 現地就労を実現する各種留学プログラムとお勧めの学校
次に、上記に挙げた各ビザでの留学プログラムとおすすめの学校をご紹介いたします。
1. 卒業ビザ：カナダ政府認定のカレッジ・大学での8か月以上のプログラム
おすすめの学校１：Capillano University（キャピラノ大学）
キャピラノ大学はバンクーバー北部に位置する大学で、留学生が受講出来るプログラムが100種類ほどあります。
もともとカレッジだったこともあり、平均25名の少人数制のクラスや、就職に繋がりやすい実践的なプログラムの豊富さが特徴です。
中でも人気なプログラムは、映画作成、VFX、幼児教育、観光学などです。
おすすめの学校２：Seneca College（セネカカレッジ）
セネカカレッジは、カナダ最大都市トロントの周辺に10つのキャンパスを持っており、カナダでの就労を目指している方向けのキャリアプログラムから、カレッジから大学への編入を目指している方向けの大学編入プログラムまで、約300の様々なプログラムが開講されています。
客室乗務員を目指すプログラムや、航空管制官を目指すプログラムなど、他のカレッジでは開講されていないようなプログラムもありますので、専門分野を学び就職を目指したい方におすすめのカレッジです。
2. ワーキングホリデービザ
通学をしなくても就労は可能ですが、通学を希望する場合は、語学学校またはカレッジ・大学の6か月以内のプログラムが対象となります。
おすすめの学校：ILSC（アイエルエスシー）
ILSCはカナダ発祥の語学学校で、バンクーバー、トロント、モントリオールにキャンパスがあります。
その他、オーストラリア、インドにも展開し、数々の賞を受賞している質の高い語学学校です。
ILSCの最大の特徴は、English Onlyポリシーと選択科目の豊富さです。選択科目の種類は他の語学学校に比べて圧倒的に多く、自分の興味や弱点強化に合わせて選択することができるので中長期の留学にもおすすめです。
3. 学生ビザ：カレッジの6か月以上のフルタイムプログラム（※本科プログラムに限り、ESLは不可）
おすすめの学校：UBC（ブリティッシュコロンビア大学）
ブリティッシュコロンビア大学は、カナダ国内でトップ３、世界の公立大学でトップ20位を誇る名門大学です。
カナダ西部の玄関口と呼ばれるバンクーバーにキャンパスを持ち、約160ヶ国から17,000人以上の留学生がUBCで学んでいることから、北米で一番国際的な大学としても知られています。
専攻分野の幅も広く、人文学、建築学、工学、商学、経営学、歯学、教育学、林学、法学、薬学、音楽、農学、応用科学など様々な学部が提供されています。
4. コープビザ：カレッジのコープ付きプログラム
おすすめの学校：ILAC International College（アイラックインターナショナルカレッジ）
カナダのバンクーバー・トロントにあるILAC International Collegeは、カナダ最大規模の語学学校ILAC（アイラック）が運営するキャリアカレッジです。
ILAC ICでは、ビジネスの基礎も学ぶことができる「カスタマーサービスコース」と、セールスやマーケティング、オフィスワーク、経理、マネージメントが学べる「ビジネスコース」の2つに分かれています。
プログラムによって英語要件が異なりますが、例え英語要件を満たしていない場合でも、姉妹校である語学学校ILACの英語コースからスタートすることができます。
履歴書講座や面接指導など、コープ先を探す上での手厚いキャリアサポートも付いているので留学初心者の方でも安心です。
他のコーププログラムに比べてリーズナブルな料金設定になっているため、なるべく費用を抑えたいという方にもおすすめです。
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今後さらに移民の受け入れを拡大することを予定しているため、永住権申請を目指している方にとっても要チェックの国です。
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