【留学体験談】カナダワーホリ、留学保険とか銀行口座とか食事とかアルバイトとか…頑張った話

こんにちは。kyonntraです。今回は私の18歳の頃のカナダワーキングホリデー及び留学の体験記を紹介します。カナダでの生活のことや、留学(学校)の他に、アルバイトなどの様子を紹介できればと思います。

どうして18歳でカナダでワーキングホリデーをしたの?

当初はアメリカへの留学を志していました。当時大学1年生と同じ年齢だった私にとって留学費用の都合から、どうしても現地で働かなければならず、一番に思いついたのはワーキングホリデー。驚いたのはワーキングホリデービザでもカナダでは語学学校などの留学が可能な点です。

18歳だった私にとって、海外留学もできて、ワーキングホリデーもできるなんて夢のような話でした。目的は英語圏で通用する英語の習得でしたので、現地で働くことさえできれば正直ワーキングホリデーじゃなくてもよかったのが実情です。アメリカは当然ワーキングホリデービザはないので、隣国のカナダでのワーキングホリデービザを使っての留学をすることになりました。

カナダ渡航準備編

カナダでのワーキングホリデーを決意して、毎日情報収集をたくさんしました。中でもブログやいろんな留学エージェントの紹介する語学学校検索などはものすごくモチベーションが上がりましたし、準備期間も楽しかったです。

事前に前もって準備したことは、語学学校選び、滞在先、語学学校卒業後の計画などです。その上でたくさんの留学エージェントや語学学校を検討し、満足いくまでしっかり調べていたのは覚えています。また留学やワーキングホリデーに関する無料説明会や、無料サポートも積極的に受けました。

家族や友人に同じように留学やワーキングホリデーを利用している人がいればよかったのでしょうが、当時19歳にもなっていない18歳だった私の周りにはもちろんいるわけでもなかったので、留学期間や留学エージェントは大きな助けとなりました。

留学保険について

滞在期間が明確に決まっていなかったのですが、一旦は半年間での海外留学保険に加入していました。しかし現地でアルバイト先も順調に見つかったこともあり、実際にはそれよりも長く滞在できたのですが、海外留学保険は延長せずにいました。滞在中に海外保険の期限が切れてしまったのですが、帰国間際にパソコンが壊れてしまったのです。

もし海外保険を延長していれば、パソコンの修理にも対応できたので、何かあった時のための保険なので、しっかり入ることをおすすめします。幸運にも怪我や病気もなかったのですが、何かあってからでは遅いので、入っていた方がいいなと思ってます。

カナダでの学校選びについて

カナダの滞在中の日々の生活でも英語はもちろん身につけられますが、現地での友人づくりや、長く住むにあたっての情報収集にも語学学校への通学もおすすめです。多くのカナダワーキングホリデー者は語学学校に一定期間通い、卒業後就労体験の場として、働くことを目標としています。

私の場合は、ノバスコシア州のハリファックスにあるダルハウジー大学と提携している語学学校を選びました。カナダまで留学にきて日本人やアジア人に囲まれるのが嫌だったので、とにかく日本人やアジア人のいない場所を探しました。

結果としては、アラブ系の留学生に囲まれ、カナダにいながら学校ではアラブの文化を味わえ、私としては一石二鳥で刺激的な日々を送れました。後に私は航空業界で働くことになるのですが、この時の経験からか、癖の少々強いアラブ訛りの英語でもスムーズに聞き取りができ、さらには意思疎通も苦労なくできます。

英語だからといって、必ずしも英語圏に限らず、他の国の訛りも聞き取るということを学べました。あえて日本人やアジアの留学生がいない学校や地域を選ぶのも人と違ったワーキングホリデーとなるはずです。

カナダでのホームステイについて

カナダワーキングホリデーに向かうと言っても、日本と同じように住む場所を探し引っ越すとなれば大変なことです。やはりはじめには語学学校などを探し、そこで紹介されるホームステイ先や学生寮に住むのが手っ取り早いなと思いました。

私は10ヶ月ほどの滞在の中で、2度のホストファミリーと現地でのシェアハウスでした。一番はじめのホームステイ先は日本人のお母さんとカナダ人のお父さん、2人のお子さんを持つ家庭だったのは、すごく心強かったです。

文化の違う異国のことを在住歴の長い日本人のホストマザーにたくさん教わることができたのは、のちの滞在でも大きな手助けとなりました。その後カナダ人の夫婦の家にホームステイし、今でもホストファザートは時々メールをする仲です。

ワーキングホリデー中のホストファミリーへの滞在は、現地の事細かなルール(バスの乗り方など)地域情報をたくさん教えてくれます。アルバイト先の見つけ方や、レジュメ(履歴書)の作成も一緒に手伝ってもらいました。カナダワーキングホリデー中に、カナダの文化を味わうのなら断然ホームステイですね。

カナダで人生初のシェアハウス

2箇所のホームステイを終え、語学学校の卒業とともに私を待ち受けているのは、カナダでの自立です。滞在者によっては、留学先の学校を延長したり、別途契約をしてホームステイを延長する方もいます。私は現地の大学生や留学生とともに暮らすシェアハウスを選びました。

18歳だった私は当然シェアハウスの経験もないですし、海外での初めての経験となりました。なぜシェアハウスになったかというと、日本とは違いワンルームマンションが多くない海外では、これが主流だからです。

そして一番は経済的に安く滞在できる理由でもあったので、卒業1ヶ月前から必死に家を探しました。地域の交流サイトなどで幸運にもすぐに見つけることができ、問題なくカナダワーキングホリデーの終わる間際までそこに住むことに。

一緒にはカナダ人2人、アメリカ人1人、中国人1人、ジャマイカ人1人と日本人1人で、計7人と生活をしました。家賃などに関しては、私の部屋は極端に狭かったというのもあり、月で割るとなんと2万円と少し程度の破格の値段。

6畳ほどある部屋で日本人である私たちにとっては全然アリな広さでしたが、他のルームメイトの部屋は日本のリビングくらいの広さでしたので、むしろ広すぎるくらい。もちろんそういった部屋は月に5万以上はします。

カナダでの食事について

カナダワーキングホリデー中(留学中)の食事は、とにかく節約に心がけました。あえて食事を食べさせてくれるアルバイト先を見つけたり、余った食材なども積極的にもらってました。優しいカナダ人でしたので、いつもたくさん食べさせてくれていたのは感謝です。

日本のようにコンビニ文化もあまりないカナダですので、基本的にはスーパーでまとめ買いです。意外にも冷凍ピザの安さとバリエーションの多さには驚くはずですよ。日本で食べているような惣菜やお弁当が一切ない覚悟が一番イメージがつくのかなと思います。

私がよく食べていたのは、ハムやベーコンとパンと野菜です。ものすごく質素にも思いますが、住むと意外と慣れていきます。そして日本にないような種類のハムやベーコンがありますのでご安心ください。一緒にポテトサラダなども食べていました。アルバイト先でおいしいジューシーなカナディアンなハンバーガーなども食べさせてもらっていたのが思い出です。

アルバイト探しの前に必要となる銀行口座開設について

もしワーキングホリデー滞在でアルバイトをする場合は、銀行口座の開設が必要になります。日本では手渡しで可能なこともありますが、カード社会のカナダでは生活するにあたっても、この現地の銀行口座があったにこしたことはありません。

現地で働く際にも必ずと言っていいほど求めれることが多いので、事前に早めに口座開設をすることをおすすめします。カナダのバンクーバーではカナダトラストという大手銀行に日本人の職員が常駐していました。

多くの日本人留学生や移住者も多い都市ほどこういった体制は整っていますし、現地の日本人向け掲示板などで情報収集しましょう。必要情報はそれぞれの銀行によって異なりますが、都市ごとに長く住んでいる日本人などに聞くのも手です。

カナダでのアルバイトで驚いた日本との違い

私は日本人がなるだけいない、カナダ人のお店で働きたく、見つけたのが香港系カナダ人のハンバーガー店。英語をたいして喋れない私は一生懸命働き、毎日スタッフと交流できたことも有意義な経験になりました。ある日、日本ではあり得ないような出来事がありました。

オーナーが私に「これで今から自転車でも買ってこいよ!」おそらく当時で日本円で2万円くらいの金額をいきなり手渡してきました。一瞬給料の不足分なのかも考えましたが、給料も少し多いくらいに感じる額を毎回もらってたので、私はすごく困惑したことを覚えています。

英語を聞き取るのが精一杯だった私はオーナーのカナディアンジョークも受け入れられず、本気で自転車を買いに行こうと。オーナーが大笑いしながら、「給料だよ」って。これが実は「チップ」というものなんです。

毎日30分前に出勤して店の外に出て落ち葉をはわいていたり、準備をしたり日本での当たり前をしていただけです。長年油ギッシュになっていた壁を空いている時間なんかでちょこちょこ掃除していたら1ヶ月でピカピカに。オーナーはそれが本当に気に入ってくれたようでした。

日本の当たり前を、カナダでも当たり前にやっていたらオーナーからたくさんのチップをもらえたのは事実です。本来多くのチップをもらえる職業ではないはずですが、このチップはその後2回ももらえました。後に学費やニューヨークでの旅費に充てることができ、今でもカナダ人のオーナーには感謝しています。

住んで分かったアメリカとカナダの違い

実際に両国での留学及び滞在を経験している私から言わせてもらうと、隣同士の国であっても全く違います。カナダの良い点をあげると、自然や動物に恵まれている点です。

逆に独自の文化やまさにアメリカナイズと言った言葉が根付いているのはアメリカ。こういったカルチャーが好きな人はアメリカに行くべきなのかなって思います。

私はどちらの国も違って、どちらも大好きです。カナダが僕をアウトドア好きにも変えてくれたとも思ってます。今も自然やキャンプ、ハイキングが大好きなのもきっとカナダのワーキングホリデーをきっかけにだと強く思います。

カナダワーキングホリデー中の旅行について

カナダ大陸横断鉄道に乗って、大陸横断したり、ロッキー山脈のジャスパーという町にも行きました。大陸横断鉄道から見た、テレビで見ていたような世界の車窓から風の景色は今も忘れません。

ロッキー山脈に電車で登ると言った経験も、語学留学とアルバイトをともにできた長期滞在のワーキングホリデーならではでした。またカナダの東海岸にいたのもあり、滞在中2度もニューヨークへ訪れることもできました。

まとめ、カナダへワーキングホリデーに行ってよかった?

結論としては本当に行って良かったです。きっとワーキングホリデーは18歳から30歳まで年齢様々でしょうが、私は最年少の年齢でカナダに向かいましたが、18歳から海外での貴重な経験をできて良かったなと思います。

今の年齢になってもなんでも行動は早く行動してよかったという考えは変わってません。「今行きたい。今なら行ける。」そんな瞬間にこそ行くべきなんだなって思ってます。

行かなくてもいい理由なんてたくさん見つかりますが、人生一度きりですから、やらなかった後悔よりやっての後悔をとるような生き方をしたいなとこれからも思います。