私にとってはカナダのワーホリが初めての留学先ではありませんでした。19歳の時にアメリカに語学留学をしたことが人生の大きな転機で、そこで英語を学ぶ楽しさ・海外生活の自由さを知りました。今回はそんな私のカナダのバンクーバーのワーホリ体験談をお伝えします。
留学への強い思いと現実
帰国後もう一度海外に行きたいと思い続けながらも、仕事があるし、もうちょっとお金貯めたいし、彼氏いるし(笑)などと、なんだかんだ言い訳をつけながらも気がつけば6年が経っていました。
しかし次の留学先はカナダと決めていました。理由はシンプルで、ワーホリ協定があるアメリカ英語を学べる唯一の国だったからです。今思えば、飽き性な私が6年も思い続けたほど留学への思いは強かったのです。
完璧なタイミング時期なんてない
ちょうどその頃、久々に会ったある友達が、半年後にはワーホリVISAでカナダに行くと言いました。私も行きたいけどお金とか仕事とか色んな理由で迷っていることを相談すると、彼女は言いました。
「お金貯まるまで待って何かをするって無理やと思うねん。とりあえずチケット買ってしまって足りないお金はそこから働けばいい。全てにとって最高のタイミングなんてないんやで」と。彼女の言葉で、数ヶ月後の次のワーホリ応募期間に応募する決意をしました。
夢を叶えるには行動あるのみ
その年はあの応募方法が先着順から抽選形式になり世間をざわつかせた第一回目の年でした。私はなぜ早く取らなかったのかと自分を責めました。海外の政府の外国人労働者や留学に対しての対応が年々厳しくなっています。先延ばしにして、どんどん枠が狭まって行きたいタイミングで行けないなんて事態になる前に、まずは行動をすることを強くお勧めします。
ワーホリのVISAを取ってからその国に行くまで、最長1年もの猶予期間があるのでそれから住む都市や語学学校を決めることができます。私の場合は、まず寒いのが大嫌いなので西海岸に絞り、仕事探しを見据えてバンクーバーに決めました。
あっという間だった2か月の語学学校生活
英語力はすでに多少あったので、主に現地の生活に慣れるのと友達を作る目的で2か月だけ語学学校に行きました。学校はVGCというダウンタウンにある比較的小さめの学校にしました。
8つのコースに分かれていて、1クラスに最大15人程度までと先生との距離も近く良い学校だったと思います。同じ国籍同士でも英語で喋ろうとするモチベーションの高い生徒が多かった印象です。
日本人ってやっぱり避けた方が良いのかな…
日本人が多くない学校が良いという人多いですが、残念ながらどこの学校にもいます。ただ自分のレベルが上がれば上がるほどヨーロピアンやブラジリアンなど多国籍なクラスメイトが増え、日本人は確実に減ります。
でも日本人を完全に避ける必要はなくて、同じ目標(英語上達など)を持った友達は後々財産になると学びました。私の経験上困った時に助けてくれるのは、やはり同じ悩みを持ちがちな日本人です。帰国後長く付き合える友達になることだってあります。
貴重な経験になったワーホリ中に得た2つの仕事
初めて応募して受かった仕事は日本人生徒相手の現地留学エージェントのカウンセリング職でした。まさかワーホリで、自分と同じようなワーホリで来た人たちを助けるような仕事につけるとは思っていなかったです。
私の日本でのオフィス職経験と、過去のアメリカ・カナダでの留学経験・そしてワークVISAの残りが1年まるまるあったことが主な採用理由かと思います。
過去の私の海外生活での経験が生かせて、人に喜んでもらえる、とてもやりがいがあるお仕事でした。ホームステイ先にインタビューして生徒に適した家庭環境かなどを調べるのも仕事の一つで、カナディアンの家を知る貴重な機会にもなりました。
家庭の事情で一時帰国せざるをえなくなったのがきっかけで、このお仕事を半年ほどで辞めました。そしてカナダに帰国後、見つけた仕事は海辺にあるFish&chips バーでのキッチンの仕事でした。もともと料理が好きだったのと、夏の間海辺で働くのって楽しそうという安易な思いだけで働き始めました。
カナディアンは夏海に来るのが大好きなので、毎日かなり忙しかったですが、いいTIPにもなりましたし、何より完全に英語環境での毎日はカナダで働いている感があり楽しかったです。カナダにある日系の会社とカナディアンの会社2つで働けた日々は、私が日本を発つ前に思い描いていたよりもはるかに素敵な1年でした。
カナダでのワーホリまとめ
ワーホリを遊学だと言う人がいます。それは本人次第です。1年間カナダに滞在できれるVISAなので、1年間カナダ中を飛び回ったっていいのです。でも語学学校に行って英語力を上げたい、その英語力を使って現地で働く経験がしたいという方にはワーホリはそれを叶えてくれる魔法のチケットだと思います。
人生で1度しか取ることができないので、無駄にしないように計画は立てることをお勧めします。バンクーバーは移民でできた都市なので、日本人にも優しい住みやすい場所です。