カナダ留学体験談、8年目を迎えた私の就学・就労について

みなさんこんにちは、私は2008年から2016年までカナダに住んでいました。

最初は18歳でカナダのカレッジに学生ビザで入国し、卒業後にそのまま現地で職探しをして就労しました。

カナダの学校について、また職探し・カナダで働くことについて私の経験を含めながらご紹介します。

カナダ留学で選んだカレッジについて

カナダのカレッジでは、英語が第二言語である生徒は初めに学力テストを受けます。

そしてそのあと自分のレベルにあったESL(English As a Second Language)のクラスに振り分けられます。

私の通っていた学校は3レベルのESLクラスがあり、1学期ごとに1レベルが終了します。

私のように渡航前に英語力の自信がなくてもESLのクラスがあるので安心です。

ESLのクラスでは自分と同じような他国からの留学生が勉強しているので、留学生活での不安などを話したり、情報交換ができたりして、すぐに沢山の友達ができました。

アカデミッククラスで必要になる論文の書き方や、プレゼンテーションのやり方を1からしっかりと教えてもらえたので、アカデミックのコースに上がった時に困りませんでした。

アカデミックのコースでは自分の専攻のクラスを取っていきます。

一番大変だったのが、学期が始まる前に自分でクラスを選択することでした。

クラス選択ができる日程が決まっていて、定員になるとクラスが受講できなかったりします。

どれくらい単位が必要か、どのクラスを取らなければいけないかなどきちんと自分で把握していないといけないので、カレッジで「全て自分でやる」というクセがついたことは今後の海外生活にとても役立ちました。

カナダのカレッジにいて気づいたことは、色々な国からの留学生がいて、様々な年齢層の人が勉強していたということです。

いくつになっても勉強したい時にいつでも勉強できる環境があるというのはとてもすばらしいことだと思いました。

私は当初、カレッジを卒業後は大学に編入しようと思っていましたが、勉強していくうちに本当に自分がやりたいことがわからなくなって、大学まで行って勉強したいのか悩みました。

それだったら一度仕事をして、自分で稼いだお金で、自分が本当にやりたいことがわかったときに大学へ進もうと思いました。

そういう考えになれたのも、カナダのカレッジに行っていたから得られたものだと思います。

現地での就労、仕事について

カナダのカレッジ・大学を卒業すると、Post-Graduate Work Permitと呼ばれる就労ビザを取得することができ、私は3年間のビザを取得しました。

カレッジ卒業後は日本に帰国しようと思っていたのですが、3年間働けるビザが手元にあるということは大きなチャンスだと言われたことから、日本に帰らずにカナダでチャレンジしてみることにしました。

初めは日本企業で働いていましたが、次第に「せっかくカナダにいてこのままでいいのだろうか?」と思うようになってきました。

その時ちょうど私の好きなVictoria’s Secretという店がカナダに上陸したので、せっかくなら自分の好きな店で働けるかどうかチャレンジしてみようと思いました。

もちろん無謀だと思っていましたが、やらないで後悔するよりやったほうがいいと思いました。

普通はネットなどで求人を探し応募しますが、Victoria’s Secretのサイトを見ても求人が載っていなかったので、自分でお店に直接履歴書を持って行きました。

すると、後日面接の連絡が来ました。

面接はグループ面接で現地の人たちとも一緒だったのでとても緊張しました。

絶対に落ちるだろうと思っていましたが、面接に受かり、自分が憧れていた店で働くことになりました。

その経験はとても自信になり、何事も挑戦してみなければわからない、ということを学びました。

その後、ニューヨークに本社を持つ語学学校でマーケター兼カウンセラーとして働くことになりました。

小さい学校でしたが、そのおかげで良い意味で責任感を持ち仕事をすることができ、ニューヨークの上司や同僚と毎日のようにスカイプで話したり、世界中からの生徒さんや取引先と接することができ、とても貴重な経験となりました。

カナダ留学体験談、現地生活で得られたこと

日本は空港などにある「動く歩道」のような感じで、その歩道にうまく乗れれば自動に事が進んでいきますが、それから外れると大変だというイメージです。

しかしカナダでは学校でも自分でクラスや単位を管理したり、仕事面でも、自分から出向いたり、連絡をしたりして仕事を得たり、働いている時も自分から上司に質問したり意見して問題を解決したりと、「自分の力で掴み取る」ということが大切でした。

それができるようになったおかげで、日本に帰国してから動く歩道の外から物事を見る方法を知り、暮らしの中で得をすることが多くなりました。

それは海外に行かなければ気づけなかったことなので、今、日本での暮らしに疑問を感じている人、ストレスを抱えて暮らしている人は一度海外に出てみることをおすすめします!