治安が良く、英語も綺麗なことから人気のカナダ。
その中で2番目に大きなモントリオールという都市について、私の留学体験談を紹介させてください。
実際にモントリオールに留学してみて分かったことは、カナダの地域と比較して言えることは日本人が少ないということです。
今回は、約1カ月間に私がモントリオールで体験したことを、モントリオールの街と語学学校の様子の2つに分けてお話していきますね。
カナダ・ケベック州モントリオールの文化
カナダ・モントリオールは英語よりもフランス語
モントリオールはカナダの東部ケベック州に属する地域です。
フランス・パリの次にフランス語話者が多い為、「北米のパリ」と呼ばれています。
私がモントリオールの空港からタクシーに乗ったとき、「Bonjour!~~?」と運転手さんがフランス語で話しかけてくれました。
「あぁ、モントリオールに来たんだなぁ」と最初に感じた瞬間です。
私が英語で返事をすると、彼も英語に切り替えてくれました。
そしてタクシーを降りて2つのキャリーバッグを運んでいると、通りがかった女性が1つを持ってくれました。
ここでも「~~?」とフランス語で何かを聞かれたのですが、フランス語は話せないと伝えるとやはり英語に切り替えて話してくれました。
そう、モントリオールではまず第一声がフランス語です。
彼らは英語も話せるのですが、最初はフランス語で話しかけられます。
これはレストランなどの店員さんも同じ、ちなみに英語メニューが無いことも多々あります。
バスや地下鉄のアナウンスも全てフランス語で、以前、地下鉄が人身事故で運行停止になっていたにも関わらず、何も知らずに電車を待ち続けていたことがありました。
はっきり言って、このフランス語環境は慣れるまでは結構ストレスになりました。
ですが慣れてくると、バスの運転手にも「Merci!」と挨拶して降りるのも習慣になりましたし、今ではこのフランス語環境がとても楽しいです。
モントリオールはまるでヨーロッパのような街並み
ダウンタウンの辺りを歩いていても、洗礼されたヨーロッパのような街並みが広がっています。
オールドモントリオールという地域は特にその雰囲気が強く、馬車が走っているのを見たときにはとても感動しました。
もちろん、日常的な移動手段ではなく、日本でいう人力車のような感覚でお客さんを乗せているようです。
この地域にはノートルダム聖堂もあり、鐘の音がよく響いていてとてもロマンチックです。
いかにも「外国に来た」という雰囲気を、モントリオールに来て味わいました。
語学学校の様子
フランス語クラスの友達
私は語学学校で、フランス語のクラスを受講しています。
クラスに日本人は私1人です。
同じ学校内に英語のクラスもあり、そちらには少し日本人がいるようなのですが、フランス語を受講する私には日本人の友達は1人もいません。
また、フランス語クラスならではの特徴としては、カナダ人がクラス内に数人いるので、語学学校にいながらカナダ人の友達を作ることができます。
彼らはフランス語圏以外のカナダから、勉強や仕事のためにモントリオールに来ています。
クラスに日本人がいないということは、休み時間や授業後のおしゃべりやメッセージのやりとりは英語かフランス語です。
(授業以外ではほとんど英語です)
最初は「日本語で話せる友達が欲しい…」と思っていたのですが、やはりこれも慣れます。
英語のクラスを受講していなくても、こちらに来てから明らかに英語が上達しているのを感じるので、まさに日本人にとって語学を学ぶには最高の場所かも知れません。
フランス語の授業
私は挨拶以外にフランス語でコミュニケーションをとることは全くできなかったので、一番下のクラスからスタートになりました。
「初心者クラスだし、やっていけるよね」と余裕を感じていたのですが、他のクラスメイトは私なんかよりずっとフランス語を知っていて、とても初心者とは思えませんでした。
もちろん先生は、ゆっくりですが最初からフランス語しか喋ってくれません。
(たまに英語で補足してくれることはありました)
これ、私には無理かも…。最初の1週間は授業についていくのが精一杯で、本当に苦労したことを覚えています。
ですが先生のジェスチャーや英語に似ているフレーズなどを頼りになんとか授業を受けていると、だんだんと使える単語やフレーズが身に付いてゆき、授業も楽しくなってきました。
授業の復習や課題を必ずして、諦めずに根気よくしがみつくことが大切なのだと学びました。
カナダ・モントリオール留学体験談のまとめ
最初は慣れずにストレスを感じることが多かったのが正直なところ。
ですが日に日に楽しさを感じるようになり、今ではモントリオールがとても好きです。
日本人が少ない環境でしっかり語学を学びたい人にはもってこいの場所、是非おすすめしたい都市です。