私は今、とあるカフェベーカリーで働いています。
カナダにワーキングホリデービザで入国して、海外で働くということを初めて体験しました。
これまでの経緯、カナダへのワーキングホリデーで仕事探しするにはどうしたらいいか、何に注意すべきかを実体験をもとに紹介していきます。
カナダ・ワーキングホリデーを選んだ理由
カナダでワーキングホリデーをするにあたり、目標を設定しました。それは、英語環境の現地企業で働くということ。
カナダ・ワーホリ中、予想外の展開でローカルジョブをゲット
現地での仕事さがしは、主に下記の3つの方法があります。
- 仕事求人サイトから
- 履歴書/レジュメをお店に持ち込む
- 知り合いの紹介
多くの人がやっているように、私も履歴書をお店に直接配りに行こうと考えていたので、履歴書の準備を進めていました。
履歴書の準備と同時進行で、現地の知り合いに片っ端から「今わたし仕事探してるの!こういう環境で働きたいと思ってるんだ」というアピールも行っていました。
すると、友人が「友達が働いてるカフェベーカリーで求人してるから、メールで履歴書送ってみたらいいよ」と教えてくれました。
すぐにメールで履歴書を送ってみると面接に行けることになり、面接をなんとかクリアし、無事に働けることになりました。
現地の友人や現地で知り合った人に、仕事を探しているとアピールするのは仕事を探すうえでかなり有効な手段です。
というのも、カナダでは知人や友人の紹介で仕事が決まることが少なくないからです。ワーキングホリデーで来ている人だけでなく、多くの現地人がそのようにしています。
カナダでの実際の仕事内容について
わたしが働いているお店はカフェベーカリーで、従業員にアジア人は数人いますが、ほとんどカナダ人やイタリア人なのでコミュニケーションは英語で取ります。
わたしの仕事のポジションは、お店で作ったお菓子などをパッキングしていくという内容です。
パッキングと聞くと英語力はあまり必要ないかと思うかもしれませんが、毎回違った内容なので常にマネージャーとコミュニケーションを取り、キッチンのスタッフと連携を取りながら作業をしないといけないので、英語力は必須でした。
英語を上達させたいならレストランなどでサーバーとして働くのがいいと思っていましたが、今のポジションは私に合っていると感じています。
なぜなら、もしサーバーとしてお客さんと会話するとなると、自身の性格では毎回とても緊張してしまいそうなのでストレスが大きいと思ったからです。
しかし、今のポジションではお客さんと会話することよりスタッフ同士で会話することが多いので、緊張することなくリラックスして話すことができます。
さらに、スタッフ同士の会話なら分からない言い回しなどがあれば率直に聞くことができるので、毎回勉強になっています。
職場環境の違い
初めて海外で働いてみて、一番驚いた日本とカナダでの職場環境の違い。
海外では悪いことをしてないのに「Sorry」と言わない
カナダでは、日本人にありがちな「すいません=Sorry」は禁句です。
日本では、上司に何かを尋ねるときに「すいません、この件なのですが…」というように、「すいません」という言葉を頻繁に口にすると思います。
しかし、この感覚のまま外国人と一緒に働いて上司や同僚に何かを尋ねるときに「Sorry,…」と言ってしまうと、「なんで謝るの?」と不思議がられます。
たいてい、英語では何かを尋ねるときや声をかけるときには「Excuse me」を使います。
実際に体験した出来事で、3日間のトレーニングシフトが終了し、4日目からサポートなしで一人で勤務を始めたときのこと。
初めての一人勤務であまりにも分からないことが多すぎて、頻繁にマネージャーに質問をしていましたが、彼女は顔色一つ変えることなく優しく根気強く教えてくれていました。
しかし、自分の英語力の低さや物覚えの悪さに嫌気がさし、間違ったことをしたわけではないのに、つい口からぽろっと「Sorry」が出てしまいました。
すると、マネージャーは「あなたは何も悪いことはしていないよ。だからSorryとは言わないこと。みんなでサポートするから大丈夫。緊張する必要もないし、むやみに謝る必要もないの。」と私に向かって言いました。
これを聞いたとき、完全に文化の違いだと思いました。
そして、上司や同僚も悪いことをしたときや間違ったことを教えてしまったときには、きちんと謝ってくれます。
「ごめんね、これは私の指示が間違ってた。あなたの言ってることが正しかった。」
「ごめん、これは私のせいだった!あなたは悪くないよ。」
悪いことをしたら謝る、悪いことをしていないのに謝る必要はない、というのは基本的なことです。
でも、日本の社会では悪いことをしていないのに謝ったりすることが頻繁にあるな、と思わずにはいられない出来事でした。
カナダのワーキングホリデー留学体験談まとめ
海外で働いてみたいという憧れは昔からあったので、実際に海外就労経験のある方のお話を聞いたり、たくさんの経験談をブログを読んだりしていました。
しかし、いくら経験談を聞いたとしても、実際に自分で経験してみないと分からないことがほとんどです。
もしワーキングホリデーや海外就労に興味があるのであれば、実際に体験してみてることをおすすめします。
きっと自分にしかできない素敵な経験になるはずです。