グローバルなビジネスシーンでの活躍を目指すなら、社会人としてビジネス英語のスキルは必須です。現在はオンライン英会話やAI英会話など、コストを抑えて日本でビジネス英語学習を進めることも可能な世の中になりました。
しかしながら、実際のビジネスシーンでは英語力だけでなく、国籍や文化、ビジネスバックグラウンドの異なる人々と協働することが求められており、ビジネス英語のための留学の価値が再認識されてきています。
国際的な経済都市での留学は、語学力だけでなく、グローバルな視点や人脈を築く絶好の機会です。
本記事では、ワンランク上のキャリアアップを目指す社会人の方のビジネス英語留学に最適な都市と特徴、おすすめ語学学校を併せてお届けします。
そもそも、ビジネス英語留学のメリットとは?
まずはビジネス英語留学のメリットを5つご紹介いたします。
1. 実践的な語学力の向上
英語を日常的に使うことはもちろん、様々なシーンを想定したケーススタディの中で実用的なビジネス英語スキルが習得できます。プレゼンテーションや交渉などのクラスもあり、多様なビジネスシーンの中で、特有の表現も自然に学ぶことができます。
2. グローバルな視点の獲得
ヒト・モノ・カネが集まる国際都市での留学生活を通じて、日本とは異なるビジネス文化や価値観を理解する能力が高まります。これにより、多国籍のチームでの働き方や異文化間の調整力が身につきます。
3. 人脈の拡大
留学先では、世界中から集まるビジネスバックグラウンドのある社会人や留学生と交流する機会があり、異業種のネットワークの構築はもちろん、帰国後にも繋がれる人脈を築くことができます。多種多様な人との出会いはキャリアにおける新たなチャンスに繋がる可能性を秘めています。
4. キャリアの差別化
国際経験を持つこと自体が履歴書における大きなアピールポイントとなります。特に、海外で得たスキルや視点は、グローバル企業や外資系企業にとって重要な資質となります。
5. 自己成長
新しい環境での生活は、適応力や問題解決力を大幅に向上させます。これらの能力は、社会人としての成長を促してくれるだけでなく、人生全般においても役立ちます。
ビジネス英語留学に相応しい都市とは?
下記のポイントを満たす都市に、非常に教育力の高いビジネス英語スクールがある傾向があります。
- 英語が第一言語であること
- ヒト・モノ・カネが集まる 経済やビジネスの中心地であること
- ビジネス英語を学びたい世界中の英語学習者にとって、利便性の高い場所であること
ビジネス英語を学ぶのにおすすめの都市
ここでは、ビジネスシーンで役立つ英語を効果的に学べる都市を紹介します。
1. ニューヨーク(アメリカ)
ニューヨークは「世界の金融の中心地」として知られ、多様な業界のプロフェッショナルが集まる都市です。ウォール街をはじめとする金融機関や国際企業が集中しており、グローバルビジネスの最前線を体感できます。
シリコンバレーに次ぐテクノロジー拠点として成長している都市でもあり、スタートアップ企業やテクノロジー関連のイベントが多く開催されており、最先端の技術やビジネスモデルに触れるチャンスも豊富です。
また、世界有数のエンターテインメントの街でもあり、それを支えるメディア・広告、ファッション・アート業界で働くビジネスパーソンにとって、非常に刺激的で感性を磨くのにも理想的です。
多文化が共存する環境で、異文化理解力を養うことができるのも魅力です。
2. ロンドン(イギリス)
ヨーロッパの金融・経済の中心地であるロンドンは、世界中からビジネスマンが集まる国際都市です。
ヨーロッパ各国とのアクセスに優れ、非英語圏のヨーロッパの国々からビジネスパーソンが集まります。
教育レベルが非常に高くビジネス英語を学ぶのに適した語学学校に優れ、学校による特色も様々なので、ニーズに合わせた選択肢が見つかります。
フィンテック(金融テクノロジー)分野では世界をリードする都市のひとつであるため、金融業界やテクノロジー業界からも注目されています。
また、ロンドンはグローバルに活躍する法律事務所やコンサルティングファームの本拠地が多いため、世界で名高い企業が優秀なコンサルタント育成のための企業研修として英語研修を実施するケースも多く見られます。
3. トロント(カナダ)
トロントはカナダ最大の都市でありながら、治安が良く住みやすい環境が整っています。生活費や学費が他の英語圏都市に比べて比較的リーズナブルであるため、ビジネス英語留学が初めての留学になる社会人の方にも適しています。
多文化主義が根付いており、アメリカやヨーロッパからのビジネスマンも多く、国際的な人脈を築くのに最適な都市です。
特にトロントは北米で急成長しているテクノロジー拠点のひとつで、人工知能やフィンテック分野で世界的に注目されています。
また、医療研究やバイオテクノロジーの分野でも注目される都市としても知られています。
各国のビザ取得について
ビジネス英語を学ぶために各都市へ留学や滞在を考える際、ビザの取得条件や手続きは重要なポイントとなります。ここでは、各国のビザについてご紹介いたします。
※2025年2月時点のレートで算出しております
ニューヨーク(アメリカ)
語学学校でのフルタイムプログラム(通常週18時間以上)に参加する学生
ビザ | F-1学生ビザ |
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申請費用 | US$185(約28,100円) |
必要条件 |
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注意点 |
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一部の短期プログラム(週18時間未満)に参加する学生
ビザ | ESTAまたはB-1/B-2ビザ(観光ビザ/ビジネスビザ) |
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申請費用 | ESTA:US$21(約3,200円) B-1/B-2ビザ:US$185(約28,100円) |
適用条件 | 週18時間未満の短期プログラムの場合、ESTAまたはB-1/B-2ビザでの参加が可能 |
注意点 | これらのビザではフルタイムプログラムを受講することはできない |
ロンドン(イギリス)
6か月未満の語学コースを受講する場合
ビザ | Standard Visitor Visa(標準訪問ビザ) |
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申請費用 | £10(約1,920円) |
適用条件 |
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6ヶ月以上11ヶ月以内の語学コースを受講する場合
ビザ | Short-term Study Visa(短期学生ビザ) |
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申請費用 | ビザ申請費:£200(約38,400円) 国民健康サービス加入費:776GBP(約149,000円) |
適用条件 |
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カナダ(トロント)
6か月未満の語学コースを受講する場合
ビザ | eTA(電子渡航認証) |
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申請費用 | CA$7(約750円) |
適用条件 |
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6ヶ月以上の語学コースを受講する場合
ビザ | 学生ビザ(Study Permit) |
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申請費用 | CA$150(約16,100円) |
適用条件 | 語学学校からの入学許可証(Letter of Acceptance, LOA)が必要 |
注意点 |
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ビジネス英語留学におすすめの語学学校
次に、ビジネス英語を学ぶのにおすすめの語学学校をご紹介いたします。
一般英語とビジネス英語コースの両方受けたい社会人におすすめ
EC English(イーシーイングリッシュ)
プログラム名 | English for Work |
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キャンパス |
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コース内容 |
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入学日 | 毎週月曜日 |
推奨英語レベル | Intermediate(初中級~中級) |
1クラスあたりの 生徒数 | 11~15名 |
特徴
- 一般英会話クラスとビジネスクラスを両方受けられる
- 8校の+30キャンパス(30歳以上限定キャンパス)
- ニューヨーク、トロント、バンクーバー、ロンドン、ブライトン、ダブリン、マルタ、ケープタウン
Kaplan International Languages(カプランインターナショナルランゲージ)
プログラム名 |
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キャンパス |
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コース内容 | 集中:ビジネス英語20レッスン+選択科目8レッスン 両コース上記内容に加え、
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入学日 | 毎週月曜日(祝日の場合は火曜日) |
推奨英語レベル |
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1クラスあたりの 生徒数 | 12~15名 |
特徴
- ビジネス集中英語コースでは、語学学習を超えたビジネスの内容にも焦点を当てた、プロフェッショナル・ビジネス英語を学ぶことができます
- ビジネス選択英語コースでは、総合英語とビジネス英語をバランスよく学習し、ビジネスシーンで役立つ英語を習得することができます
短期集中・少人数制で英語力を磨きたいエグゼクティブ層の社会人におすすめ
St Giles International(セントジャイルズインターナショナル)
プログラム名 | Platinum Courses : English for Exective |
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キャンパス | ロンドン、ブライトン |
コース内容 | 下記3つのコースから選択可能
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入学日 | 毎週月曜日(祝日の場合は火曜日) |
推奨英語レベル | 21歳以上のA1(初級)レベル以上の方 ※初級者の場合は1to1レッスンから |
1クラスあたりの 生徒数 | 5名 |
特徴
- 社会人、特にビジネスパーソン向けの短期集中型プログラム
- ミーティング、交渉、プレゼンテーション、ビジネスライティングなど、ビジネスシチュエーションに沿った英語を少人数クラスで集中的に学ぶことができる
- マッキンゼー、マイクロソフト、三菱、JPモルガン、ファイザー、日立など、世界的な企業からの信頼も厚い
- 仕事をしながら学ぶ人が多いため、Plutinum Coursesの生徒はフリーWi-Fiの使えるプラチナムクラブハウスを使用できる
Language Studies International, LSI(ランゲージスタディーズインターナショナル)
プログラム名 | Premium Courses |
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キャンパス |
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コース内容 |
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入学日 | 毎週月曜日 9日間集中コースの毎週土曜日 |
推奨英語レベル | 個人レッスン:初級 ミニグループ:中級~上級 ※初中級レベルの方も受け入れ可能、要問合せ |
1クラスあたりの 生徒数 | ミニグループ:最大5名 |
特徴
- 講師の質が高く、多岐にわたる業界に合わせた授業展開が可能
- ビジネス英語学校の中でも、エグゼクティブ層が求めるレベルの授業を数多くのキャンパスで提供できるのが強み
- 企業の短期集中英語研修等でも使われ、多くの企業が参加
ゴールドマンサックス、JPモルガン、メリルリンチ、ウォルトディズニー、メルセデスベンツ、トヨタ他
キャリアアップ・キャリアチェンジを視野に入れ英語でビジネスを学びたい社会人におすすめ
Bayswater Education(ベイズウォーターエデュケーション)
プログラム名 | Professional Course |
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キャンパス |
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コース内容 | 下記5つのコースがあり、各4週間
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入学日 | 指定日あり |
推奨英語レベル | B1+(レベル5)以上 |
1クラスあたりの 生徒数 | 10名程度 |
特徴
- 転職の合間やキャリアブレイクがとれる方で、英語でビジネスを学びたい方におすすめ
- グループワークを中心に授業が行われ、ゲストスピーカーの講義や企業訪問があり、最新の生の情報を英語で学ぶことができる
- 一般英語コースも含め、いくつかのコースを組み合わせて受講することも可能
- 一般英語コースもビジネス英語の要素を含んでいるため、単純にビジネスで使う英語を強化したい場合には、一般英語コースもおすすめ
Kings Education(キングスエデュケーション)
プログラム名 | キャリアアップコース |
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キャンパス |
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コース内容 | コースにより、受講期間が4週間・12週間が選択できる
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入学日 | 指定あり |
推奨英語レベル | 初中級レベル(Kingsレベル4) |
1クラスあたりの 生徒数 | 14~15名程度 |
特徴
- 一般的なビジネス英語に加え、法律やエンターテイメント、アートなどを学べるのはKings Educationだけ
- 映画コースはロサンゼルス(ハリウッド)校、ファッションはニューヨーク校、アートはロンドン港など、業界が盛り上がってきた本場で文化や歴史も同時に学ぶことができます。
ビジネス英語留学に関するご相談はiae留学ネットまで
ワンランク上へのキャリアアップを目指したいと考えた際、留学はただの英語学習ではなく、グローバルな視点の獲得、人脈作り、キャリアの差別化など、自己成長につながる様々な要素が加わります。
そこにはオンライン英会話やAI英会話では決して得られない体験が待っています。
転職などでのキャリアアップのために、しっかりビジネス英語を磨きたいと思っている方は、今回ご紹介した都市、語学学校をぜひご検討ください!
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