日本の真逆に位置するブラジルは、日本ではあまり馴染みのない国かもしれません。でも最近、ワールドカップやオリンピックが開催され、知名度が少し上がってきました。
私はブラジル、リオデジャネイロがオリンピック開催都市に決定したとき、ここだ!と思い、留学を決意しました。
リオデジャネイロ留学情報
ポルトガル語を学ぶメリット
ブラジルの公用語はポルトガル語ですが、実はブラジルには日系移民がとても多く、日本語を話す人も多くいます。
そのおかげで、日本に出稼ぎに来るブラジル人も多く、日本に住む外国人の数では、中国、韓国、フィリピン、ベトナムに次いで第5位なんです!
ブラジル人日系4世のビザを緩和する法案も進んでおり、これからますます日本でポルトガル語の需要は増えると思われます。
飽きない町、リオデジャネイロ
サンパウロ、リオデジャネイロ、ブラジリア、サルバドールなど主要都市の中で、楽しみながら語学留学するなら、おススメはやっぱりリオデジャネイロです。
リオデジャネイロは、文化とスポーツの巨大都市です。2014年にワールドカップ、2016年にオリンピックが開催され、都市インフラは10年前と比べて様変わりし、とても住みやすくなりました。
元々ボサノバやサンバなど、音楽で有名な都市です。週末にもなると至る所で無料のショーや文化イベントが行われており、時間がいくらあっても足りません。
サンパウロと違い、暑い日はビーチに行ってのんびり日光浴を楽しむこともができますし、夜はバーやクラブが数えきれないほど立ち並びます。
娯楽が多くて飽きない町、それがリオデジャネイロです!
早口で陽気で親切な住民
ブラジルは大きな国ですから、都市によって方言もだいぶ違います。ブラジル最大の都市、サンパウロは柔らかい方言、灼熱の古都、サルバドールはのんびりした歌うような方言、そしてリオデジャネイロは早口でまくしたてるような方言です。
リオデジャネイロに来ると、人の話す言葉が早くてなかなか聞き取れず、最初は苦労しますが、最初リオに慣れてしまえば他の都市の方言がとてもゆっくり聞こえて、怖いものがなくなります。逆に、サンパウロ等からリオにやってくる留学生は、リオの言葉が早くて聞き取れない、とショックを受けていました。
そしてリオの人たちはとても親切です。初日に道に迷って、近くを歩いていた女の人に拙いポルトガル語とジェスチャーで道を聞くと、手を引いて1キロくらいの道を案内してくれました。
さらに、リオの人は陽気で話し好きなので、こっちがちょっとでもポルトガル語が分かると知ると、まくしたてるように会話してきます。会話に途切れることは絶対ありませんし、その結果ポルトガル語も早く上達します。
のんびりゆったり流れる時間
リオの人たちは、なんだか気だるそうに毎日仕事に行きます。そして週末になると、待ってましたとばかりハッピーになり、ビーチに繰り出すのです。
めったに降りませんが、雨の日はショッピングセンターへ行き、カフェでお茶したりしてだらだらと時間を潰します。私も現地の人とビーチなどへ出かけると、だらだらとおしゃべりしたりして、時間も忘れてくつろいでいました。
あそこに住むと、時間の感覚が麻痺してくるのです。待ち合わせには基本1,2時間遅れて到着しますし、帰る時も、別れの挨拶を言ってからも2,30分話し続けます。これはきっと国民性なのでしょうね。時計を見るのはやめて、広い心で留学生活を楽しむことができました。
壮大な観光スポットの数々
リオデジャネイロの最大の魅力は、観光スポットの多さです。有名なコルコバードのキリスト像、シュガールーフ、コパカバーナビーチやイパネマビーチ、マラカナン競技場など、数日の観光では回り切れない名所がたくさんあります。
ポルトガル語が上達してくるにつれ、観光スポットにあるガイドや説明書きも理解できるようになっていき、その度に新しい発見があり、何度も何度も足を運びました。
また、ブラジルは飛行機インフラがとても便利で、ちょっと時間が空けば、すぐ他の都市に小旅行に行けました。アマゾンやイグアスの滝など、有名どころを飛行機でささっと観光に行けるところも、リオ留学の良いところです。
最もささっと行けるのは、お隣の都市サンパウロで、飛行機で約50分です。この町は日系人移民が一番多い町で、世界最大の日本人街があります。ちょっと日本が恋しくなったときは、サンパウロへ行ってラーメンや寿司を食べて復活していました。
リオデジャネイロ留学まとめ
治安も悪かったり、マイナス面ばかりが取り沙汰されるリオデジャネイロですが、ちょっと日本の生活に疲れたり、見たことのない新しい世界を覗いてみたい人にはお勧めです!
怖がらずに、ぜひ最初の一歩を踏み出してみてください。