先日、オーストラリアのホテル名門スクールである、ブルーマウンテンズ・インターナショナル・ホテル・スクールの在校生にインタビューを行いました。
こちらの生徒様は2022年9月卒業予定で、現在有給インターンシップを行っている外資系ホテル、フォーシーズンズホテル東京へのご就職が決まっていらっしゃいます。
またブルーマウンテンズ1年時、オーストラリアのフォーシーズンズホテル・シドニーでの有給インターンシップをご経験されています。
今後ホスピタリティー業界に進みたい方、そしてブルーマウンテンズへの進学をご検討の方は、ぜひご参考になさってください。
ブルーマウンテンズとは?
ブルーマウンテンズは、アジア&オーストラリア地区でNo.1(世界ランク7位)に選ばれた名門ホテルスクールです。
ホスピタリティ業界との繋がりが強く、就職率は昨年度95%(進学・その他5%)また卒業生の70%が5年以内に管理職に昇格と高い実績があります。
なお、キャンパスはシドニー中心部から南へバスで約20分、ウォータールーという地域にあります。グリーンスクエア駅から徒歩数分のロケーションです。
また、学士号コースは2年半の在学中の間、2回の有給インターンシップ(半年×2回)が授業に組み込まれているのが特徴です。
対象 | 大学生または大学院生 |
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学力 | 高校卒業以上 |
英語力 | IELTS 6.0以上 |
入学時期 | 年4回(1月、4月、7月、10月) |
授業料(1学期あたり) ※2022年3月現在 |
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フォーシーズンズホテルズとは?
フォーシーズンズ・ホテルズ(Four Seasons Hotels)は、世界各国に展開している国際的なホテルチェーンです。
現在世界36カ国100以上のホテルを、「中規模でラグジュアリーなホテル」というポリシーをもとに運営しています。
なお、日本では「フォーシーズンズ・ホテル椿山荘東京(現:ホテル椿山荘東京)」を皮切りに、東京・京都にホテルがあり、2024年以降に大阪・沖縄でも開業予定です。
学士号コース2年生時(2回目)の有給ホテルインターンシップについて
2019年4月にブルーマウンテンズに入学し、1年生のときはオーストラリア・シドニーにあるフォーシーズンズ・ホテルズ(Four Seasons Hotels)で半年間インターンシップを行いました。その時には、フード&ビバレッジやバンケット(結婚式会場での仕事)などの経験を積みました。
なお、コロナ禍以降現在は日本に帰国してオンライン授業を受けていますが、2年生の2回目のインターンシップは日本で受けようと決めていました。
まずは1回目のインターンシップの経験をもとに、東京にあるフォーシーズンズ・ホテルズ(Four Seasons Hotels)の人事宛てに連絡をし、インターンシップができるかどうか問合せてみていました。
ただ、ホテルの企業採用活動のページをみても募集がなかったので、LinkedInで大手町の人事部長宛てに「募集してませんか?」と連絡してみました。
僕が連絡した時期は2021年8月頃。
丁度東京オリンピック開催時期でもあり、コロナの状況が厳しかった時だったのでその際には募集がなかったのですが、その後「枠が出たのでどうですか?」と人事部長からご連絡を頂き、インタビューに進むことができました。
実際、フォーシーズンズのホテルの面接は通常4回あります。他の外資系ホテルよりも多い印象です。ただ、僕の場合はSkypeで以下の様にオンライン面接を計3回受けました。
1. 人事部長
↓
2. ホテルマネージャー
↓
3. 支配人(GM)
無事採用され、インターンシップが始まって最初の1か月間はB&M、フロントのロビーアテンダントを体験しました。
なお、フロントのロビーアテンダントの業務は、ホテル全体の状況を把握することができます。実際にお客様と最初に触れ合うことになるのが、ロビーの受付スタッフなので、例えばお客様からのクレームなどのご意見が直接入ってきます。
特にチェックアウト時間は受付が大変込み合うのですが、その込み合っている時間帯に、いかにお客様をお待たせせず、ご満足いただける対応ができるかという点を
意識しながら業務することに大変やりがいを感じました。
また、準備の大切さを改めて感じました。モーニングレポートが毎朝配信されるのですが、今日の現場内容が書かれているのをみて、頭の中に入れておくと良かった感じです。
なお、仕事現場は外国人スタッフが多く、フランス、韓国の同僚が多いです。同じフォーシーズンズ繋がりの方、そしておそらくフランスの方はシェフ繋がりで働いている方が多い印象です。
また、外資系ホテルの就職というのはかなり特殊で、コネクションで決まることが多いです。全員が同じスタートラインから一般入社、というよりは、ほとんどが決まっている印象です。
今はファイナンス部門の、売上監査業務に従事しています。どういうプランがあってどういう手続きが踏まれているのか、裏のバックグラウンドの手続きがわかりので面白いです。
ブルーマウンテンズが他の専門学校と違うのは、将来的にマネージメント業に携わるために勉強しているという点なので、どちらかというとレストランのサービススタッフというよりも、マネージメント職を目指すにあたり数字が分かるのがよいと改めて感じました。
卒業後の就職について
半年間の有給インターンシップの期間が終わってからも、現在大学の授業をオンラインで取りながらフォーシーズンズでのお仕事を続けています。
現在卒業後のポジションもフォーシーズンズのほうで確保して頂いているのですが、大学を卒業してから正社員として働くにあたり、どの部門で働くことにするか本当に悩みました。先生や職場の方など、沢山周りの方々にも相談しました。
将来マネージメントを目指すのであればフロントのゲストエクスペリエンスも大事なのですが、数字をみれないといけないとアドバイスを頂くことが多かったので、そこが僕がファイナンス(経理部門)を選んだ大きな理由となります。
ファイナンスにいると、損益計算の業務にも携わります。本来であればそうった業務関連のデータは部長クラスの方しかみれないのですが、ファイナンスにいると早い段階からホテル決済の経営に関して、マネージャー達と交渉できたりするので、それが僕にとっては大変魅力的でした。
また、インターンシップ中は最初フロントやスパなどの業務にも携わっていたのですが、面接のときに僕がレベニューマネージメントにも興味があると言っていたことを人事の方が覚えていてくださって、「ファイナンスのポジションが空いたからどう?」と声をかけてくださったこともあり、最初はファイナンスのお手伝いみたいな感じてお仕事に携わっていました。
そして、だんだんいろんなことを任せていただけるようになり、今はファイナンスでどっぷり仕事をしている感じです。
ブルーマウンテンズの就職サポートについて
ブルーマウンテンズにはサクセスコーチという講師がいて、その方々がカバーレターや英文履歴書の書き方を教えてくださったり、採用情報を持ってきてくれたりします。
またGPP EXPOと言って、ブルーマウンテンズの卒業生を中心にしている団体がいろんなホテルにあり、そういった人達が集まって採用会みたいなものを開いてくれます。これが一番大きく、そこで採用があります。
僕もその採用会でフォーシーズンズからインターンシップをもらい、シドニーで1年生のときにインターンをしたのですが、そのつながりで今大手町のフォーシーズンズでインターンシップを行い、そして正社員採用が決まっている感じです。
本当に誰もが知っているような大手ブランドの外資系ホテルが採用してくれるので、かなり強いですね。
外資系ホテルの採用プロセスとしては、一番最初は内部採用、次にホテルスクールからの採用、最後に一般応募、という流れがあります。その早い段階で採用の枠がもらえるというのは大きいと感じました。
また、実際に僕が活動をしてみてブルーマウンテンズのブランドもかなり大きいと感じました。
だいたい、「どこ(のホテルスクール)出身なの?」と聞かれて、ブルーマウンテンズと答えると、ホテルの現場スタッフの中でも知らない人がいませんでした。
また、マネージャークラスの人達はホテルスクール卒業生の方が多いので、すぐにブルーマウンテンズと分かってくださる感じでした。
今から進学を考えている皆さんへのメッセージ
大学に入ってからすぐは、「友達作り」がめちゃめちゃ大事です。
外資系ホテルは採用が特殊というお話もしたのですが、仲が良い先輩が働いているホテルに行きたい(インターンシップ・就職したい)と思ったら、その先輩に直接レジュメ(英文履歴書)を人事の方に渡してもらうのがブルーマウンテンズでは一般的です。直接渡してもらえるので、かなり採用される確率も高くなるんですよね。
そういうのもあるので、いろいろな人とコミュニケーションをとるためには、かなりリスニングとスピーキングは準備して(勉強して)おくとよいと思います。
ブルーマウンテンズ主催のキャリアフェア/卒業生紹介動画はこちら
ブルーマウンテンズへの進学に関するご相談はiae留学ネットまで
いかがでしたでしょうか?
今まだ在籍されている生徒様の生の声は本当に参考になりますね。説得力が違います。
なお、iae留学ネットは日本唯一のブルーマウンテンズ・インターナショナル・ホテル・マネージメント・スクールの公式代理店になっています。
ご進学のご相談やお手続きまで全て無料で承っておりますので、ご興味がおありの方はぜひお気軽にご相談くださいませ。