みなさんこんにちは、iae留学ネット、オーストラリア留学担当です。
私はオーストラリアの大学に通うために現地大学付属の語学学校に半年間通いました。
語学学校といっても様々な種類があり、私が行っていた大学へ進学のための語学学校や、IELTS・TOEICなどの試験対策コースを提供する学校、日常レベルの会話を獲得するための学校などあります。
今回は私が通っていた大学進学のための語学学校での体験ついてご紹介いたします。
オーストラリア留学、大学進学のための語学学校体験談
グループディスカッションが多い
私のクラスは生徒が15人~20人位で、国籍は韓国、韓国、シンガポール、サウジアラビア、インドと様々でした。
いつも4~5人の小グループに分かれて座り、授業を行います。
日本の授業スタイルのように先生が一方的に授業を進める形とは異なり、常に生徒に問いかけながら授業が進んでいきます。
常に「どう思う?」「なんで?」といった形で質問を投げかけ、生徒が授業中に話す機会を多く設けます。
時に、グループワークを求められ、クラスメイトとある問題に対してディスカッションをして意見をまとめ、グループごとに発表をします。
はじめの内はこの授業スタイルに慣れていなかったため、自分の意見を1ついうのに大変でしたが、慣れてくると授業も楽しく感じることができました。
私がこの時に心がけていたのが、とにかく「会話に積極的に入ること」です。
他の国の生徒達はとにかくよく喋ります。文法や発音などぐちゃぐちゃでもお構いなしに話し続けます。
それについていけないと会話の輪から取り残されてしまいます。
はじめの内は相槌でもいいから反応を示し、慣れてきたら意見をどんどん発信していきます。
つまり、「自分の意見を言う」「理解してもらえる説明をする」ことが求められていることに強く感じました。
学校以外で自分の勉強することがもちろん必要ですが、私は学校側が設けているスピーキングのアクティビティにも参加しました。
夕方の時間に先生1人と生徒5~6人希望者が集まりいろいろなテーマについて話をします。
先生が話し合いをうまくオーガナイズしてくれるので回を重ねるごとに話すこと自信をもつことができました。
また、このアクティビティを通して友達も作ることができました。
学校側が提供しているアクティビティに積極的に参加することも留学生活をより充実させるために必要かと思います。
たくさんのエッセイ
語学学校では課題や宿題としてエッセイが非常に多く出されます。
国や場所によってエッセイの量は変わると思いますが、私の学校では毎週1~2個のエッセイ(約1000~1500文字)の提出が求められました。
エッセイの書き方はなかなか日本の義務教育では習いませんが、書き方がわかると比較的やりやすいと思います。
エッセイで一番大事なことは「構成」です。
大きく分けて「Introduction」「Body」「Conclusion」の3つに分解して作成していきます。
一度自分が興味のある分野の英語論文を読んでみるとイメージが付きやすいと思います。
どの論文もほとんどこの3つに分けて構成されています。
Introduction(導入部分)はエッセイの導入であり、質問に対しての背景や質問に対して自分がどのように述べるかを簡単に説明してきます。
Body(本文)は自分の意見を裏付ける根拠やデータを組み合わせて述べていきます。
Conclusion(まとめ)は締めにあたる部分です。
エッセイの数をこなしていくと、IntroductionとConclusionだけでそのエッセイが何を伝えたいのか、何がメインテーマなのかをスマートにまとめることができます。
日本にいる間に勉強することはなかなか難しいですが、「IELTS」のWriting Essay Sampleを見ておくと良い準備ができるかとお思います。
また、「大学進学のための語学学校」で特徴的なのが「academic word」です。
英語では「spoken language」と 「written language」があり、エッセイではこのwritten languageを使うことが求められ、さらにより学問的に適した単語を使用することが求められます。
これは「AWL(Academic Words List)」と検索すればインターネットからリストを得ることができます。
エッセイではボキャブラリー力も問われるため、同じ単語を何度も使用することはイメージがあまりよくありません。
類義語や派生語をうまく使い分けることでハイレベルな単語力の印象付けることができますし、実際エッセイの完成度も高くなると思います。
ドキドキのプレゼンテーション
クラスの最終課題でspeakingの試験としてプレゼンテーションが多くあります。
1人もしくはパートナーと一緒に行い、時間は30分くらいのプレゼンテーションを構成してクラスメートの前で発表します。
プレゼンテーションの構成もエッセイの構成とほぼ同じように「Introduction」「Body」「Conclusion」に大きく分けて作成していきます。
しかし、エッセイと違う点は「Spoken language」を使うことです。
相手が内容を聞きやすい言い回し方などを考慮する必要があります。
つまり、「接続語」「つなぎ言葉」が大事になってきます。
「First of all」「However」「Therefore」「As a result」などをしっかりと使うことで利き手側は今何を話しているのか、次に何を話すのかをイメージすることができ、結果注意を引きつけることができます。
実際に語学学校の先生も行っていましたが、注腸に話そうとすることばかり考えずに、相手が聞きやすい話し方をすることが一番大事と言っています。
大事なポイントではあえてゆっくり話をしたり感覚を開けたり、話し方に緩急をつけるのも1つのコツです。
これは日本語でも同じですね。
日々の勉強の中で、相手が聞きやすい話し方を練習することが大事だと思います。
オーストラリア留学、大学進学のための語学学校体験まとめ
以上がオーストラリアで経験した語学学校の内容です。
思い返すとやはりspeakingとwritingといった「アウトプットスキル」に難しさを感じました。
独学だと「インプット」のlisteningやreadingに偏ってしまいますが、留学するまでにこのインプットした内容をアウトプットできるように準備しておくとより良い留学生活が送れると思います。