留学と言うと、一番心配になるのが「言葉」の問題ですよね。

海外留学に行く方はほとんどが英語圏になるので、自分の英語力が不安という方も多いことでしょう。しかし、心配はいりません。高校時代に英語の成績が悪かった人でも、努力次第でちゃんと留学先の授業についていけるようになります。

現在筆者はノルウェーのオスロ大学院に在籍中ですが、もちろん今回までに留学した経験はなく最初は不安で仕方がなかったです。しかし、今は周りの友人に助けられながら何とか留学生活を送れています。

この記事では、そんな筆者の体験を交えながら、英語が苦手でも留学生活を乗り切るための3つのポイントをお伝えします。これから留学に行く方や、現在留学中だけど行き詰っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

留学生活を乗り切るための3つのポイント

留学生活を乗り切るための3つのポイント

辞書と友達に!とにかく知らない単語は調べる&ストック

筆者も留学に来て実感したのですが、とにかく日本人は圧倒的にボキャブラリーが少ないです。中学・高校、そして大学受験のためにそれなりに勉強した人でも、海外の学生と比べると圧倒的に劣ります。

特に授業中によく使われるフレーズや、教科書・文献に出てくるアカデミックな専門用語は難しく、聞いたことのないものばかりです。

しかし、そこで怖気づいてしまってはダメ。知らないものは仕方がない、と割り切ってまた1から覚えていけばいいのです。

筆者おすすめの方法は、自分で単語帳を作成できるアプリをダウンロードし、授業中や予習・復習で調べた単語を全てストックしていくことです。自分の専攻の分野でよく出てくる単語はある程度決まってくるので、最初は大変でも徐々に授業がラクになっていきます。

また日常会話でも、自分が言いたかったのに言えなかった単語や外国人の友達が使う知らなかった単語などを全てストックしていきましょう。コツコツと積み重ねることで語彙力は飛躍的にアップします。

分からないことはとにかく聞く!ネイティブ&教授を利用!

授業を聞いていて、「あれ今なんて言ったんだっけ?」「次の授業までの課題は何だろう?」というふうに聞き逃すことは日常茶飯事です。日本人は受動的な学習に慣れてきている人種ですから、「聞き取れなかった」ことを恥ずかしく思う傾向があり、なかなか聞き返せないでいる人も多いです。

しかし、留学先ではそんなことは一切気にする必要はありません!他国からの留学生は、自分が分からないと思ったらどんなに些細なことでも質問をしています。それぐらいの積極性がないと、逆に留学生活なんてやってけません。まさに「聞かぬは一生の恥」なのです。

授業担当の教授でもいいですし、一番英語を分かっているネイティブのクラスメイトに「今のはどういう意味?」と遠慮しないで尋ねてみましょう。きっと快く教えてくれるはずです。

面と向かって聞くのがどうしても恥ずかしい人は、後からメールなどで聞いてもいいですね。外国人の方は、むしろ分からないで黙っていられることを嫌がります。

素直に「言っていることがわからない」「聞き逃した」「自分はこういう風に聞こえたんだけど、合ってる?」など思いをストレートにぶつけてみましょう。それが会話の材料にもなり、仲を深めるきっかけにもなりますよ。

「英語が苦手である」ということを公言してしまう!

これは何を隠そう、この私が実践した手法です。

私がまず一番最初にぶち当たった壁が、ネイティブの英語なのです。なんせ、速いし聞き取れないんですね。授業中でも、休み時間の会話でも本当に理解できなくて苦しみました。そしていつの間にか、外国人の輪に入れない自分、になっていました。

しかし、いつまでもごまかすわけにはいきませんから、思い切ってある1人のクラスメイトに「君の英語が聞き取れない」「ネイティブの英語は速すぎてわからない」と言ってみました。

すると彼は「母国語ではない言葉で留学をするのはいかに大変かよくわかる。理解できなくても構わないから一緒にランチを食べたりしよう。」と励ましてくれたのです。

それ以来、私は彼を含めたネイティブと過ごす機会が多くなり、徐々にですが彼らの流暢な英語やスラングを理解できるようになっていきました。彼の優しさに触れると同時に、何でも言ってみるもんだな、と実感しました。

まとめ

英語ができないことをついつい恥だと思ってしまいがちですが、実は海外の学生(特にネイティブ)は少しもそんなふうに思っていない、というのが私にとって大きな発見でした。決して受け身にならず、少し図太いくらいの精神で留学生活を乗り切ってほしいと思います。